東京都国分寺市が認知症普及啓発の促進に向けて実施する令和7年度 認知症予防普及啓発事業をミレニアが受託
50歳以上の市民を対象に「あたまの健康チェック会」を開催/9月には講演会も
セントケア・グループ<2374>傘下の株式会社ミレニア(本社:東京都港区)は、このたび、東京都国分寺市(市長 丸山 哲平)の令和7年度 認知症予防普及啓発事業(以下、本事業)を受託いたしましたので、お知らせいたします。

本事業は、市内在住の50歳以上の国分寺市民を対象とした認知症予防の普及啓発事業です。当社の認知機能スケール「あたまの健康チェック®」が機能評価法として採用され、あたまの健康チェック会を市内施設で年間6回開催し、もの忘れの訴えの無い時期からのあたまの健康状態を確認する機会の提供を通じて、認知機能低下の予防にかかる情報啓発や市内で提供されている健康づくりに資する事業の周知、参加促進をはかります。
東京都が認知症普及啓発ならびにもの忘れ検診の対象者について従来の70歳以上から原則50歳以上への拡充を推奨するなかで、都内自治体による50歳以上を対象とする本事業は、認知症の普及啓発ならびに早期発見・対応に向けた取り組みにおける先駆的な事例の一つとなります。
令和7年度の計画
認知症施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とした認知症基本法の施行後、「新しい認知症観」が示されました。認知症は、誰しもがなり得えるものであるとの観点から、中高年層から誰もが正しい情報に手が届き、将来に備え、認知症の人も尊厳を保持しつつ、希望を持って暮らすことができる地域社会の実現が基本理念とされています。
本事業は、50歳以上の市民を対象に認知症への意識醸成および普及啓発を図ることを目的として推進してまいります。
有識者を招いての市民公開講座の開催

石川県白山市の「あたまとからだの健康増進事業」
世界アルツハイマー月間である9月には、すでに認知症の普及啓発や早期発見・対応の取り組みを手掛けておられる石川県白山市から講師をお招きし、新しい認知症観や健康づくりの備え、元気な頃からの「あたまの健康状態」把握を通じた早期発見・対応の先駆事例の紹介と取り組みの必要性についてご講演をいただき ます。
講演会 開催概要:
日時: 2025年9月27日(土)14:00~15:00 (※ 開場は、13:30から)
会場: cocobinjiプラザリオンホールAB(JR国分寺駅直結 施設)
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/shikanren/hall/1017572.html
演題: 「認知症に備える: 石川県白山市における早期発見・対応の取り組み」
演者: 公立松任石川中央病院 放射線総合診療センター長 横山 邦彦 先生
定員: 200名(先着順)
備考: 講演終了後には、10月以降に市内各所で開催の「あたまの健康チェック」検査会の
参加予約受付をおこないます
申込: 国分寺市電子申請から、ご予約を受け付けています:
https://logoform.jp/form/vHtF/1033145

あたまの健康チェック会: 「あたまの健康状態」を把握する機会の提供
国分寺市内に在住の50歳以上の方であれば、どなたでも申込みいただけます。
令和7年9月2日(火)から随時、予約制にて受検希望者の受付を開始いたします。
年度内に先着600名を上限に6回程度(各回定員あり)の「あたまの健康チェック会」を
市内施設にて開催いたします。
申込: 国分寺市電子申請から、ご予約を受け付けています
https://logoform.jp/form/vHtF/1033145


65歳未満が手に取れる冊子の提供

東京都が、認知症普及啓発ならびに検診事業の対象を原則50歳以上への拡充する一方で、65歳以上を対応する区役所担当課では、65歳未満層を想定した普及啓発冊子の準備が課題となっていました。
国分寺市では、都内では初めて、65歳未満層が手に取れる普及啓発冊子を制作し、認知症基本法で示される「新しい認知症観」や日常から備えられる取り組みや万一の際の相談先情報中年期から手に届く情報となるよう、広報ツールの整備を進めます。
国分寺市 あたまの健康チェック会 専用サイト

https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/1011604/1008427/1034265/index.html
参加予約のための電子申請へアクセスいただけます。開催スケジュールや様々なチラシ、あたまの健康チェック会を解説したムービーも閲覧いただけます。
国分寺市 普及啓発ポスター、チラシ、ムービー



あたまの健康チェック会 オリエンテーション・ムービー
ミレニアの包括的普及啓発支援
当社は、全国の健診施設での運用支援に加え、自治体や医師会と共に認知症関連事業を協業し、それぞれの実情や課題に合わせて地域資源を有効活用した、「あたまの健康」の観察機会提供や、予防介入事業等への参加勧奨をはじめとする、その後の地域サポートや医療への連続性確保に向けた取り組みをおこなっています。
これまでの知識と経験を基に、今後も、一般生活者の皆様が健康な時期から「あたまの健康」を意識し、認知症の早期発見・対応・備えが実現し得るまちづくりに貢献し、認知症当事者が尊厳をもって自分らしく生活できる「共生社会」の実現に寄与してまいります。
<参考資料> 認知機能スケール「あたまの健康チェック®」 について

認知機能低下の訴えのない健康な方(対象年齢30歳~99歳)から受けられる、国内では初めての認知機能スケール。健常域における認知機能の定量的経時評価が可能。認知機能の状態を0~100の独自指標(MPI値)で分かりやすく経時評価。一般的な認知機能評価法とは異なり、短時間(約10分)に、検者の職能や経験を問わず、安定した客観評価が行える点が特徴。全国の健診施設、自治体、大学・研究機関、企業・団体などが広域に採用。
〇 2006年度から認知機能評価サービスの提供を開始した民間最古参
〇 2016年度、AMEDの認知症予防事業IROOP(アイループ)における公式認知機能評価法に採択
〇 2018年度から、神奈川県ME-BYO(未病)ブランド認定サービスとなる
〇 2020年度、本スケールを用いた自治体での社会実装事例が厚生労働省研究班による
「自治体における認知症の予防に資する取組事例集」で複数掲載
〇 2022年度、本スケールを用いた新分析法が、米ADNI研究Data Inventoryに収載
〇 2023年度、本スケールを用いた自治体と医師会との連携事業が、厚生労働省老健局長優良賞
(自治体部門)を受賞
〇 2024年度、全日本トラック協会発刊 「健康起因事故防止マニュアル」に掲載
<本事業に関するお問い合わせ>
国分寺市 福祉部 高齢福祉課 相談支援係
185-8501 東京都国分寺市泉町2-2-18
TEL:042-312-8641
<本件リリースに関するお問い合わせ>
セントケア・グループ<2374>
株式会社ミレニア あたまの健康チェック 担当
105-0021 東京都港区東新橋2-18-3
TEL:03-5408-7770
FAX:03-5408-7771
Mail: info@millennia-corporation.jp
URL: www.millennia-corporation.jp
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