3キャンパス交流団体USSの活動の歩み【島根県立大学】
~出雲キャンパス大学祭に念願の合同カフェを出店~
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USSとは
島根県立大学には、浜田キャンパス、出雲キャンパス、松江キャンパスの3つのキャンパスがありますが、3キャンパスでの交流はあまり行われていませんでした。そこで、3キャンパスの交流の促進を目的とし、各キャンパスの学友会メンバーと寺田ラボの交流班で団体を立ち上げました。この団体をUniversity, students, shimane の頭文字をとって、「USS」と名付けました。
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浜田キャンパス教養ラボ(寺田ラボ)とは
教養ラボとは、昨年度から浜田キャンパスで新たに始まった授業です。教養ラボでは、学部やコース、学年の垣根を越えて、同じ目的や思いを持ったさまざまなメンバーが集まり、学生が主体となって活動を行う授業です。寺田ラボは教養ラボのなかのひとつで、大学の魅力化を目的として、以下の3つの班に分かれて活動をしています。
放送班…浜田キャンパスの情報をラジオ形式で伝えている。さまざまな情報をSpotifyやYouTubeにて配信中。
交流班…3キャンパスの交流のきっかけづくりを行っている。主にUSSのサポート、島根県立大学のオリジナルグッズを制作している。
フリーペーパー班…年に数回フリーペーパー「マホロバ」の発行を行っている。
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出雲キャンパス「つわぶき祭」での活動・USSカフェ詳細
USSカフェでは、メンバーが作ったパンケーキまたは、フレンチトーストとジュースのセットを先着200個で販売しました。ご購入いただいた方からは「ふわふわでおいしかった」との好評をいただきました。また、壁にはUSSの活動写真を掲載し、USSの活動を多くの方に知っていただく良い機会となりました。
当日は、浜田キャンパス10名、出雲キャンパス3名、松江キャンパス4名の計17名のUSSメンバーが運営を行いました。
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実施の目的
今回の活動はUSSの存在を知ってもらう、島根県立大学の学生に親しみを持ってもらうことを目的として行われました。
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実施の経緯
つわぶき祭でのUSSカフェの出店は2023年3月4日(土)に大田市大森町で行われた第5回USS会議にて企画されました。3キャンパスでの交流を促進するため、各キャンパスのUSSメンバーが大田市大森町にある「石見銀山まちを楽しくするライブラリー」に集い、各キャンパスの大学祭でのUSSカフェの出店を検討しました。今年10月には、浜田キャンパス、松江キャンパスの大学祭でもUSSカフェを出店する予定です。
石見銀山まちを楽しくするライブラリー HP:https://ginzan-books.com
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参加者の声
【人間文化学部(松江)3年生 那須泉希(USSメンバー)】
3キャンパスが立地的に離れているため、カフェの運営に関しての話し合いを進めるのにSNSを中心としていました。今だからこそ活用できる技術で行っていましたが、反省点として情報の伝達ミスが目立つということもありました。来年からはどうにか改善していきたいです。良かった点としては3キャンパス合同でカフェという一つの活動を成功させることができてよかったです。初めての活動としては大成功だったと思います。今は学友会がメインで活動していますが、将来的には一般の学生にも参加しやすいような活動にしていきたいです。キャンパス、学年を越えて活動できる良い機会でした。
【地域政策学部(浜田)3年生 村崎恵実(USSメンバー)】
初めてつわぶき祭を体験しました。多くの方が楽しめた大学祭だと思いました。特に印象に残ったのはつわぶき祭の装飾です。入場した瞬間に見える入場幕が風になびいてとてもかっこよかったです。さらに、タイダイ染めされたプログラムの幕に主催者さんのこだわりを感じました。主催者の方々は数年ぶりの対面での開催ということで苦労したことが多くあったと思いますが、私も含め学生の皆さんそして地域の方々が行って良かったと思える大学祭でした。また、私たちUSSが出店したUSSカフェは成果と課題どちらも残る結果となりました。今まで目標にしていた県立大学3キャンパスの学生がお互いの学園祭に出店し、交流を深めるということは達成することが出来ました。関わる機会がなかった他キャンパスの学生同士が大学祭を通して仲良くしている姿を見てこの活動を始めて良かったなと思いました。しかし、USS仕組み自体の課題も見つかりました。情報の共有不足などあまり会えないからこそ仕組みづくりを徹底する必要がありました。最後になりますが、やはりお互いの顔を見ながらできる交流はとても楽しいです。来年、再来年もずっとたのしみですね。
【浜田キャンパス 基礎教養部 寺田哲志教授】
島根県立大学の3キャンパスは、それぞれ遠く離れています。そして在学する学生は、他のキャンパスと交流したいと思っていました。いったいどんな場所なのだろう、どんな学生がいるのだろう、何を勉強しているのだろう。そんな気持ちだったと思います。今回のつわぶき祭では、初めて浜田・出雲・松江の在校生が協力してブースを出すことが出来ました。お互いが、どんな人たちなのか近い関係となって知ることが出来ました。この素晴らしい出来事は、3キャンパスで一つの大学として将来にわたって継続してくれることを切に願います。
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