SmartViser社と協業し、スマートフォン/タブレット端末のEUエネルギーラベリング規則の試験を最適化

アンリツ株式会社（社長 濱田 宏一）とSmartViser社は、EUのエネルギーラベリング規則の対応に向けたモバイルデバイス試験を推進するために提携したことをお知らせします。この戦略的パートナーシップにより、SmartViser社が保有する試験自動化の技術力とアンリツの最先端テストソリューションが融合することで、進化し続けるモバイル・エコシステムに、包括的、効率的、革新的なテストソリューションを提供します。

SmartViser社の自動テストソリューションとアンリツのテストソリューションの統合による相乗効果で、EUのエネルギーラベリング規則に対応したスマートフォン/タブレット端末の試験を実施するメーカーおよびサービスプロバイダに、包括的なテストソリューションを提供していきます。この協業は、試験プロセスを効率化し、新しいモバイルデバイスの開発期間を短縮することで、ユーザー体験を向上させることを目指しています。

スマートフォンとタブレット端末のエネルギーラベリングに関するEU規則は、2023年9月20日に欧州連合官報（Official Journal of the European Union; OJ）で発効され、21ヶ月の移行期間を経て、2025年6月20日に施行される予定です。

アンリツ株式会社アドバンスドテクノロジーマーケティング部長のJonathan Borrillは、次のように述べています。「SmartViser社とパートナーシップを結び、脱炭素社会の実現に向けたスマートエネルギーの取り組みに貢献できることを誇りに思います。SmartViser社の画期的なソリューションとアンリツの通信技術を組み合わせることで、カーボンニュートラルの実現に向けた革新的で大きな一歩を踏み出せるでしょう。」

SmartViser社のCEOであるGilles Ricordel氏は、次のように述べています。「通信計測で有名なアンリツと協業できることを嬉しく思います。このパートナーシップは、急速に進化するモバイル環境に最先端のテストソリューションを提供するという当社の使命において、大きな飛躍を意味します。当社の自動化技術と業界をリードするアンリツの技術を組み合わせることで、消費者の期待を上回る製品とサービスを市場に提供していきます。」

SmartViser社は、スマートフォン/タブレット端末のエネルギークラスおよび消費電力試験用に AndroidとiOS向けのパイロットアプリケーションを作るメーカーとして、EUから選ばれました。このデモンストレーションは、2024年2月26日から2月29日、スペインのバルセロナで開催されるMWC 2024のアンリツブースで、ご覧いただけます。

展示場所：ホール 5、スタンド D41

SmartViser社について

フランスのレンヌに本社があるSmartViser社は、モバイルネットワーク事業者、規制当局、デバイスメーカー、ミッションクリティカルな組織、および試験の最適化、体感品質の向上、試験範囲の拡大、試験コスト削減を目指す企業向けに、革新的な試験自動化製品とソリューションを提供しています。SmartViser社は、100以上のKPIをサポートするデバイスのQoS/QoEを測定するスタンドアローンの試験自動化ソリューションを開発しました。ViserMarkラベルは、放電容量「mAh」を分かりやすいバッテリー寿命スコアに変換してバッテリー寿命性能を測定することで、スマートフォンメーカーはバッテリー寿命性能を向上させ、エンドユーザーに優れた体感品質を提供することができます。ViserMarkは、電力効率や消費電力を含むさまざまなラベルを提供しています。

SmartViser社とその革新的なソフトウェアに関する詳しい情報についてはhttps://www.smartviser.com、ViserMarkについてはhttps://www.visermark.comをご覧ください。

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