2023年夏、箱根エリアの交通網に国際ブランドのタッチ決済・QR認証を導入
スムーズな移動により、観光地「箱根」での体験をさらに充実したものへ
富士山がよく見え人気の高い箱根ロープウェイと箱根海賊船が国際ブランドのタッチ決済に対応することで、訪日外国人旅行者は、ご自身のタッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォンなどでそのまま乗車(乗船)が可能となります。また、小田急グループが提供する、MaaSアプリ「EMot」やウェブサイト「EMotオンラインチケット」「箱根ナビ」にて販売している、「デジタル箱根フリーパス」をはじめ箱根エリアをお得に満喫いただける電子チケットのQRコード※を読み取って、便利でスムーズにご利用いただけると共に、従来目視で行っていた駅務の効率化が期待されます。
小田急箱根グループは、箱根周遊が楽しめる「箱根ゴールデンコース」をタッチ決済とQRチケット等でスムーズにお楽しみいただける環境整備を推進してまいります。
(※ QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標)
1.導入予定時期
2023年夏
2.導入目的
国際ブランドのタッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォン等1つで移動できる利便性の向上を通じ、ご利用されるみなさまに観光地「箱根」での滞在時間を充実したものにしていただくため
3.タッチ決済
【導入路線】箱根ロープウェイ、箱根海賊船
【対応ブランド】Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯
※ブランドごとに、対応時期が異なる可能性があります
4.QRチケット
【導入路線】箱根登山電車※、箱根登山ケーブルカー※、箱根ロープウェイ、箱根海賊船
※駅係員へのチケット画面提示による従来通りのご利用となる駅があります
【対応チケット】2023年4月12日現在
「EMot」「EMotオンラインチケット」「箱根ナビ」で販売する電子チケットのQRコードを読み込むことでご利用いただけます
デジタル箱根フリーパス
登山電車・ロープウェイ「デジタル大涌谷きっぷ」
登山バス・海賊船「デジタル芦ノ湖きっぷ」
箱根登山電車1日乗車券「デジタルのんびりきっぷ」
デジタル海賊船・ロープウェイ乗り放題パス
デジタル箱根のりものパス Lite
デジタル箱根海賊船 乗船券(片道/往復)
デジタル箱根ロープウェイ 乗車券(片道/往復)
箱根フリーパス『はこチケ』プラス
(参考)専用端末の設置場所
箱根登山電車…箱根湯本駅、強羅駅
箱根登山ケーブルカー…強羅駅、早雲山駅
箱根ロープウェイ・箱根海賊船…全駅(港)
※箱根湯本駅には、すでに設置済です
5.各社の役割
小田急電鉄株式会社:EMotサービスの運営、タッチ決済とQR認証の一体機器の導入進行
小田急箱根ホールディングス株式会社:小田急箱根グループの交通各社への専用端末の導入と、車両の運行、システム運用の管理
三井住友カード株式会社:プロジェクト総括、キャッシュレス導入支援、steraプラットフォーム提供(stera transit)
株式会社ジェーシービー:キャッシュレス決済導入支援、JCB、American Express、Diners Club、Discover のタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション
株式会社小田原機器:キャッシュレス決済システムの開発・提供
QUADRAC株式会社:交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム“Q-move”の提供
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社:QRチケット判定サービスプラットフォームおよびQR認証端末の提供
【参考1】タッチ決済について
国内外で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。専用の端末にタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)または、スマートフォン等をタッチするだけで、サインも暗証番号の入力も不要※で、スピーディーかつ安心・安全にお支払いが完了します。
ご利用いただける店舗は、コンビニエンスストア、ファストフードレストラン、スーパー、飲食店、ドラッグストア、書店、百貨店、商業施設など、日常生活における利用シーンがますます拡大しています。
※一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要
【参考2】stera transit について
決済プラットフォーム「stera」は、キャッシュレス導入に際した課題を解決するため、三井住友カードが、GMOペイメントゲートウェイ・GMOフィナンシャルゲートおよびVisaと共同で構築した事業者向け決済プラットフォームです。「stera transit」は、「stera」の決済プラットフォームと国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューションです。現金・事前チャージの必要がないという消費者の「利便性向上」に加え、「感染症予防対策」「インバウンド受け入れ環境の整備」「地域のキャッシュレス決済促進」など、交通分野にとどまらない幅広い効果も期待されます。また、「stera transit」の技術は、MaaSやスマートシティの認証基盤としても活用できます。今後も、全国各地で導入を予定しています。
【参考3】箱根エリア以外での小田急グループの取り組み
小田急グループの事業エリアにおける観光地「江の島・鎌倉エリア」では、2023年春に江ノ電全駅に同じ国際ブランドのタッチ決済とQRコード読み取り機能が一体化した専用端末を導入して、観光地でのよりスムーズな移動環境を整備する取り組みを推進しています。
MaaS導入を検討している事業者に向けたサイト:https://www.emot.jp/business/index.html
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