狩猟後に廃棄されるシカ皮でつくった「山バッジタペストリー」
眠りがちな山バッジを飾って、思い出をもっと身近に。
この夏、YAMAPが贈る新商品は、思い出の山バッジをお気に入りの場所に飾る「山バッジタペストリー」です。
< 山バッジタペストリー >
商品URL: https://store.yamap.com/products/yamap-mountain-badge-tapestry-camel
百名山や日本アルプスなどを登頂した思い出を呼び起こしてくれる山バッジ。
でも、収集しているうちに数が増え、貯まっていき、しまわれる場合も多々…。なんとバッジ購入経験者(182名)を対象としたヤマップの実態調査では約2人に1人(50.5%)が「箱などに入れて保管」していることも明らかに。
「山バッジタペストリー」は、そんな“山バッジ眠りがち問題”をなんとか解決したい方のために作られました。
素材は、野生の鹿革。丈夫で軽く、一つ一つに野生ならではの個体差と風合いがあります。シンプルでありながら、あらゆるインテリアと調和し、主役のバッジが引き立つ仕上がりです。
シカ問題を考えるきっかけに
明治の産業革命以降、私たちは木材資源を得るために山を切り拓き、針葉樹の植林を続けてきました。
そして、手入れをせずに森を放置し、その姿をいびつに変えてしまいました。 本来、自然には均衡を保つ性質があり、揺らぎながらもあるべき姿を取り戻すはず。
しかし、私たちが与え続けてきたダメージは、その性質をも破壊しつつあるのです。
結果、森には鹿をはじめとした獣が急増し、生態系に深刻な影響を与えるようになりました。
悠久の自然をたった150年ほどで壊してしまった私たちの文明。
しかし、その力は豊かな自然を取り戻すためにも生かせるはず。 そのためのアプローチ、ひとつの実践として、森の生態系を守るために捕獲された鹿の革を製品化し、捕獲に関わる人々にも利益を循環させる取り組み「めぐるしか」をスタートしました。
鹿革は革のカシミヤと称されるほど、手触りがしっとりと滑らかで、通気・吸湿性に優れています。しかも軽くて手入れも容易。日本では1000年を超える昔から、人々の生活を支えてきました。
しかし今、野生の鹿革を回収し、保管・加工・販売する流通システムは整っておらず、その大半は廃棄されています。 私たちは想いを共にするパートナーとともに鹿革に新しい価値を見出し、自然が美しい姿を取り戻すための手助けをしたいと考えています。
そしてまず、このタペストリーが、山で起きている問題に、
ひとりでも多くの人が意識を向ける、小さなきっかけになればと考えています。
シカ問題は山問題 !? シカ革製品からはじめる、ひとつの実践
記事URL: https://yamap.com/magazine/27839
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