"お高い"冷凍食品を買っているのはどんな人?"高付加価値"冷食市場を解き明かすユーザー調査を実施、独自サマリー公開【高付加価値冷凍食品ユーザー調査2024】
冷凍食品の新規事業検討者必見。従来の冷凍食品市場との違い、"高付加価値"ならではのユーザー層・ニーズ・チャネルの実態把握・傾向分析が可能に。
本調査は冷凍食品に関する新規事業を検討する方(大企業の新規事業担当・スタートアップ・冷凍食品の販売を検討する飲食店や一次生産者など)が、事業機会を発見するための市場探索のヒントとなる情報提供を目的に設計されています。
調査結果の一部は無償公開しています。フルレポート・集計結果のエクセルなどは有償で提供しています。
※無償公開URL(有償提供のURLはリンク先にあります)
https://frozen-lab.eda-mame.jp/white-paper/added-value-frozen-food-survey-2024
■本調査の実施の背景
株式会社えだまめは冷凍技術・冷凍食品に特化した事業コンサルティング会社です。これまでも数百を超える冷凍新規事業の立ち上げを支援してきました。
冷凍食品市場の特にB2C市場は、「大手冷凍食品メーカーの製品」を「スーパーやコンビニなどの大手流通チャネル」で購入することが現在も主流です。一方で新規事業として冷凍食品に参入する企業は、製造力では大手に劣り、販売チャネルも大手流通を選べないことが大半です。結果、何かしらの点で差別化された「高付加価値な冷凍食品」を企画・製造し、「大手流通以外の販路」を選ぶことになります。
「高付加価値な冷凍食品」を事業企画するために必要な統計データには、総務省統計や一般社団法人日本冷凍食品協会の公開データなど有益なものが存在します。これらは「一般的な冷凍食品」市場の実態を理解するために重要なデータを提供していますが、新規事業を企画検討する際に知りたい「高付加価値な冷凍食品」を実際に食べているのはどういう人か、どこで買われているのか、何が求められているのか……こういった問いに十分な答えを提供してくれるものではありません。
そこで株式会社えだまめは、「高付加価値冷凍食品」市場を、「消費サイド」から理解することを目的に『高付加価値冷凍食品ユーザー調査2024』を実施しました。結果の一部は無償公開し、フルレポートを有償販売します。本調査は今後、年次の定点調査化することを予定しています。
コロナ禍をきっかけに「高付加価値冷凍食品」が数多く提供されるようになり、生活者が冷凍食品を活用するシーンも多様化しています。アントレプレナー・イントレプレナーにより冷凍食品に関する新規事業がたくさん生まれることで、消費者には多様な選択肢が提供され、日本の食産業・食文化が活性化する一助に本調査がなればと考えています。
※無償公開URL(有償提供のURLはリンク先にあります)
https://frozen-lab.eda-mame.jp/white-paper/added-value-frozen-food-survey-2024
調査概要
調査対象者
・20~79歳の男女(全国)
・本調査条件:1年以内の「高付加価値冷凍食品(食材、加工品、調理品)」購入者
サンプル数(有効票):
・ウエイトバック前
〈SC調査割付〉 8,610人 (性年代が偏らないように調整、信頼度の低い回答のカットなどデータクレンジングを実施)
〈本調査割付け〉 1,200人
・ウエイトバック後
〈SC調査割付〉 90,053千人
〈本調査割付け〉 7,448千人
・調査手法:WEB調査(実査:2023年11月10日〜12日)
高付加価値冷凍食品の定義
本調査における高付加価値冷凍食品は、以下の定義を採用しています。(調査内でも以下の文言をそのまま利用しています。)
調査対象のチャネル
高付加価値冷凍食品が販売されるチャネルとして、本調査では以下を選択肢として提示しています。新規事業を検討におけるチャネル戦略のヒントになるように、多くの設問に関してチャネル別でクロス集計を行っています。
調査結果サマリー
①「高付加価値冷凍食品市場」と「一般的な冷凍食品市場」は連続している
「高付加価値冷凍食品」の1年以内購入者は人口の16.4%。 購入者は「一般的な冷凍食品(を含めた冷凍食品全体)」の購入頻度も満足度も高い傾向。一般的な冷凍食品で冷食に慣れ親しみ/満足した人が、高付加価値冷凍食品にもチャレンジしている構造となっており、市場の連続性が推定できる結果に。
②多様かつ比較的新しいチャネルで、高付加価値冷凍食品は購入されている
「高級スーパーの食品売り場」「ネット通販」など従来からある販路だけでなく、「冷凍食品自動販売機」「冷凍食品の無人店舗」といった接客を伴わないチャネルや、「外食店の店頭販売」「百貨店の食品売り場」などこれまで冷凍食品の販売に注力していなかった場所でも購買が発生している。
③高付加価値冷凍食品の現ユーザーは今後も購入意向は高く、非現ユーザーの中も含めた潜在市場が存在
1年以内に高付加価値冷凍食品を購入した「現ユーザー」の88.5%は今後も購入したいと回答、現在の商品/サービスに満足している可能性が高い。また、「非現ユーザー」の中にも高付加価値冷凍食品の購入意向を示すユーザーも一定数存在し、市場拡大(ユーザー数の拡大)の可能性が示唆された。
④購入カテゴリーは調理加工冷凍食品を筆頭に多様化
高付加価値冷凍食品の購入カテゴリーとして、約7割の生活者が『調理品系』を実購買。レストランやシェフが監修した冷凍中華」が最も高い。次いで「レストランやシェフが監修した冷凍洋食」「レストランやシェフが監修した冷凍和食」の順で高く、レストランやシェフの監修と銘打った食品の強さが見てとれる。
⑤高付加価値化した冷凍食品は「外食」市場から最もシェアを奪っている
高付加価値冷凍食品の代替品は、各売り場ともに「外食の替わり(レストランなど)」が概ね3-4割台で高い。次いで、「自分で消費:中食の替わり(飲食店からのデリバリー、テイクアウト、スーパーなどでの惣菜/弁当などの購入)」「自分で消費:内食の替わり(自炊)」が2-3割台と続く結果に。
⑥使用ニーズは「簡便性」だけでなく、「食事のリッチ化」「健康志向」なども上位に
高付加価値冷凍食品の購入理由は、各売り場ともに「手間や時間をかけずに、簡単にご飯を食べたいときのために」「夕食をリッチにしたいときに」「なるべく無添加・オーガニックなものを食べたいため」が上位に並ぶ。冷凍食品ならでは「簡便性」と同等かそれ以上に「食事のリッチ化」「健康志向」も高付加価値冷凍食品のメインの選択理由になっている。
⑦いくつかのチャネルは特異なイメージを形成、ブランドイメージとチャネルの整合性をとり選択を
ネット通販(ふるさと納税)→産地直送の/国産の、百貨店・高級スーパー→リッチな/高級な/美味しい/手がかかっている、外食店の店頭販売→健康的な/無添加の/晴れの日向きの/栄養バランスが良い/美味しい/手がかかっているなど。チャネルイメージは所与のものとして、ブランドが狙いたいイメージにあったチャネル選択が必要。
⑧食材別の購入回数:一次産品はリピート率が高い、調理品系は購入率が高いが平均購入回数は相対的に少ない
1年間の平均購入回数(不明を除いて集計)をみると、「オーガニック認証やASC/MSC認証などを取得した冷凍一次産品」が最も多く、「無添加にこだわった冷凍加工食品」などが続く。これら『一次産品』に比べると、『調理品系』は購入率が高いもの、平均購入回数は少ない傾向にある(=リピート率が低め)。事業計画時には、製品カテゴリーごとのLTVを意識することも重要。
※無償公開URL(有償提供のURLはリンク先にあります)
https://frozen-lab.eda-mame.jp/white-paper/added-value-frozen-food-survey-2024
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