在庫分析クラウド『FULL KAITEN』にプロパー消化率向上、不要な値引き抑制をさらに強化する新機能リリース

品番単位でも在庫リスク評価が可能に

在庫の効率を向上させる在庫分析クラウドサービス『FULL KAITEN』を開発し小売企業等に提供するフルカイテン株式会社（本社・大阪市福島区、代表取締役・瀬川直寛）は、商品の在庫リスク（完売予測日）と売上・利益に対する貢献度を品番単位で評価し可視化する新機能を現行のFULL KAITENバージョン3.0に追加リリースしました。この機能により、プロパー消化率の向上や不要な値引きの抑制といった粗利改善への貢献度が高い施策を品番単位で効果的に実施できるようになります。なお、当機能は追加料金が不要な基本機能として提供します。

• SKU単位の在庫分析と併用が可能に

FULL KAITENは従来より、全ての在庫をSKUごとに在庫リスク（完売予測日）と売上・利益に対する貢献度の2軸で評価し可視化する「クオリティ分析」機能を提供してきました（下図参照）。
 

一方で、SKU単位の分析は施策を品番単位で行う企業にとっては不便でもありました。
今回リリースした新機能は、クオリティ分析機能をSKU単位ではなく品番単位でも利用することを可能にするという位置づけです。

これにより、販促施策を品番単位で実行する企業でもプロパー消化率向上と不要な値引き抑制を実現することができるようになりました。
 

品番単位クオリティ分析のトップ画面

• 品番配下の複数SKUの売れ筋・死に筋も可視化

また、同一品番の配下にある複数のSKUは、完売予測日と売上貢献度がそれぞれ異なるケースが大半ですが、今回の新機能によって品番としての完売予測日・売上貢献度と、SKU単位での完売予測日・売上貢献度の両方が可視化されます。

例えば、A品番の配下に3つのSKU（A-甲、A-乙、A-丙）がある場合、次のような事実が分かります。
　・品番Aとしては「Better」
　・A-甲というSKUは「Best」
　・A-乙というSKUは「Good」
　・A-丙というSKUは「Bad」
　
売れ残りリスクが大きくなってきた「A-丙」や、販促リソースを割くべきではない「A-乙」のような商品を絞り込む際はSKU単位でクオリティ分析を行うことで、プロパー消化率の向上や不要な値引きの抑制などに役立てることが可能になります。
　

• FULL KAITENは今後も進化を遂げる

FULL KAITENは小売企業の在庫効率を向上させる各種機能を提供しているクラウドサービスです。これまで提供してきた「プロパー消化率を向上させる、不要な値引きを抑制する、客単価を向上させる、売れ筋商品の追加発注数量を計算する」などの機能は、どれも在庫効率を向上させ売上・粗利・キャッシュフローを増加させるのに有効です（下図）。

品番単位のクオリティ分析機能の他にも、オプション機能を順次リリースしています。
追加発注機能は、最適な追加発注量を自動計算し小売の欠品・売れ残りを回避します。ディストリビュート分析機能は、在庫移動によって最適な在庫配置を実現し、売上・粗利・キャッシュフローを最大化するという全く新しい切り口の機能となります。

FULL KAITENを導入する企業が増えれば増えるほど、無駄な在庫が減り粗利が増え、必要な商品が必要な量だけ流通する経済に近づきます。

今後もさらに多くの企業にFULL KAITENを導入していただくことで、世界の大量廃棄問題は解決に向かい、私たちの世代は子供たち・孫たちの世代により良い地球を残すことができるはずです。弊社は2022年もテクノロジーの力で社会を変革し続けます。


【会社概要】
社名: フルカイテン株式会社
URL: https://full-kaiten.com
本社: 大阪市福島区福島1-4-4 セントラル70　2階B
設立: 2012年5月7日
代表者: 代表取締役 瀬川直寛

【本件の問い合わせ先】
フルカイテン株式会社
　戦略広報チーム　南
　電話：[phone]
　Eメール：[e-mail]