FromプラネットVol.136<レジ袋とマイバッグに関する意識調査>

 国内1,300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は消費財や暮らしにまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第136号として、レジ袋とマイバッグに関する意識調査の結果をご紹介します。未掲載のデータもご提供できますのでお気軽にお問い合わせください。
 
  • マイバッグ利用率…スーパーで7割超、ドラッグで5割弱、コンビニでは2割
 2020年7月1日から、小売店でのレジ袋(プラスチック製買い物袋)有料化が必須となります。環境への意識から、日常的にマイバッグ(エコバッグ)を利用している人もいるでしょう。今回は「レジ袋とマイバッグ」をテーマにアンケートを実施。食料品や日用品の買い物時、持ち帰りに何を利用しているかやマイバッグを持ち始めたきっかけ、さらにレジ袋は何円までなら許容できるかなどについて調べました。
 まずは、レジ袋の有料化に賛成か反対かをずばり聞きました(表1)。すると、“賛成”計が7割を超え、有料化を肯定的に受け止めている人が大半です。男女別では女性のほうが高く、4人に1人に当たる76%が“賛成”。性年代別では、年代が高いほど“賛成”の人が多くなっていました。
 さて現状では、何を買い物袋にしている人が多いのでしょうか。食料品や日用品などのふだんの買い物で、持ち帰りに何を利用しているかを店種別に聞きました(表2)。すると【スーパー】では「マイバッグ・エコバッグ」が7割超と高く、1位。男性でも約6割近く、女性では8割を超え、マイバッグがかなり浸透しています。一方、まだレジ袋無料の店が多い【ドラッグストア】と【コンビニ】では「無料配布のレジ袋」が1位。マイバッグの利用率は【ドラッグストア】で半数近く、【コンビニ】では2割程度に留まっています。レジ袋有料化の実施後は、変わりそうですね。
 さらに性年代別にも異なる傾向が。全体的に男性の若年層ほど無料配布のレジ袋を、女性の中高齢層ほどマイバッグを利用しています。たとえば、20代男性では【スーパー】でも「無料配布のレジ袋」が「マイバッグ・エコバッグ」を抑えて1位。一方、女性の50代以上では【ドラッグストア】でも「マイバッグ・エコバッグ」が1位と対照的です。
  • レジ袋有料化で特に女性が気にしている“エコポイント”
 次に、レジ袋有料化に「反対」の人にはその理由を、「マイバッグ・エコバッグ」を使っている人には使い始めた理由やきっかけを聞きました(表3、表4)。表3でレジ袋有料化に反対する理由の1位は、当然ながら「買い物のとき不便だから」。男女差に注目すると、女性が男性を大きく上回ったのが、2位の「自宅のくず入れなどに気軽に使えなくなるから」、次いで「弁当・飲料などの(容器ゴミの)後始末に困るから」。3位の「無料だったものにお金がかかるのがいやだから」も女性では半数近くが回答しています。タダだからこそ気軽に使えたものが有料になることへの抵抗感が、女性では特に大きくなっています。表4のマイバッグを使い始めた理由の1位が「レジ袋が有料になったから(すでに有料化した店など)」で、女性のほうが高いことも一致した傾向。レジ袋の有料化はマイバッグの利用促進に確かに効果があるようです。
 注目したいのが、レジ袋有料化に反対する理由(表3)の「エコ値引きやポイント付与などの特典がなくなるから」。順位こそ低いものの、女性では4人に1人程度が回答し、男性を大きく上回っています。マイバッグを使い始めた理由(表4)の3位にも「レジ袋を断ると特典が得られるから(値引きやポイント付与など)」が入り、女性が男性を15ptも上回り、女性では2位にランクアップ。レジ袋を断ることで得られる特典が、マイバッグ利用の大きな誘因であることがわかります。レジ袋の有料化でその特典がなくなることがどう影響するのか、気になるところです。

 

  • ほぼ毎日使うマイバッグ、大事なのは容量、丈夫さ、そして…?
 マイバッグを使っている人に、マイバッグ選びで重視するポイントを聞きました。すると1位は「容量の大きさ」、2位「丈夫さ・耐久性」、さらに4位に「持ち手の丈夫さ」が入り、たくさんの買い物に耐えられる容量と丈夫さが重視されています。女性では、3位の「トートバッグタイプ(形状)」を抑え、「持ち手の丈夫さ」が3位にランクアップ。野菜や生鮮食品は重く、日用品はかさばるものが多いため、容量と丈夫さは重要です。ほとんどの項目で女性が男性を上回っていますが、最も差が大きいのが「かわいい色やデザイン」。女性では「シンプルな色やデザイン」に続いています。女性にとっては、食料品や日用品の買い物はほぼ毎日のことなので、色やデザインは重要な要素というわけです。
 また、「かわいい色やデザイン」に次いで差が大きいのが5位の「汚れにくさ・洗いやすさ」でした。
  • 衛生面気になるも…3人に1人マイバッグは“洗濯しない”
 マイバッグ選びで重視することとして、特に女性で高く、3割が回答していたのが「汚れにくさ・洗いやすさ」(表5)。そこで今度は、マイバッグを洗濯する頻度や目安を聞いてみました。
 すると、最も高かったのは「(しばらく使って)汚れなどが目立ってきたら洗濯する」、次いで「基本的に洗濯はしない(洗濯したことはない)」が高く、3割超。ほぼ3人に1人はマイバッグを洗濯していないとわかりました。素材によって洗濯が不可の場合もありますが、使用頻度の多さや食品を持ち運ぶ用途から考えると、衛生面にはもう少し配慮したいもの。製品の洗濯表示にも注意して、洗剤を含ませた紙や布でふくだけでも清潔に使えそうです。また、新型コロナウイルスの流行から、マイバッグによる感染リスクを気にする人もいるようです。今後マイバッグの利用機会が増えていけば、使い方やお手入れにいっそう関心が集まりそうです。

 
  • レジ袋何円なら払ってもいい? 1枚あたりの許容金額は…
 レジ袋有料化のねらいは、マイバッグ利用を促し、プラスチックごみの流出による環境汚染を抑制すること。レジ袋が高ければ高いほど、使い捨てを防止すると考えられ、これまでの調査結果からも効果が期待されます。そこで、レジ袋が1枚いくらなら買ってもいいと思うかを尋ね、レジ袋をやめてマイバッグを持ちたくなる境界線を探りました。
 すると、レジ袋1枚あたりに許容できる金額で最も回答が多かったのが「5円」、次いで「1円」。平均値は「5.3円」でしたが、回答は0円〜5円の間に集中していました。この傾向は男女ともに変わりません。
 このことから、レジ袋が1枚5円を超えれば、ほとんどの人がレジ袋を断り、マイバッグを持つようになると予測されます。
 気になるのは、「0円」という回答が全体の1割強に上ること。もとは無料だったレジ袋、「0円」が妥当と答えた人に共感する人も多いかもしれませんね。

 
  • マイバッグで買い物スタイルにも変化が…7月1からあなたはどうしますか?
 それでは、レジ袋有料化がスタートしたらどうする予定かを聞きました。すると、「(基本的に)マイバッグ・エコバッグを利用する」と答えたのが4人に3人で、1位。現在どうしているかを聞いた結果(表2)を振り返ると、男女ともに現在の利用率より高くなりました。
 最後に、マイバッグに関するエピソードやレジ袋有料化に関する意見を聞きました。マイバッグを何種類も使い分けたり、収納するとぬいぐるみになるユニークなものを使っていたり…それぞれの買い物シーンが目に浮かびます。新型コロナの感染リスクが心配で洗濯回数を増やした人もいました。有料化に賛成しつつ、環境のためには“リサイクル回収に応じたペイバック”など、別の対策をすべきとの意見も。バッグだけでなく、品物の買い方や選び方など、毎日の買い物スタイルにも変化が必要かもしれません。

 

  • 《 マイバッグ・エコバッグのエピソード〜レジ袋有料化に思うこと 》
【これ、便利です】
●一度に大量の買い物をするため、ハワイのディスカウントショップで購入したショルダー付きキャリーバッグを持参します。車までの移動がストレスフリーです。(女性・50代)
● 収納するとぬいぐるみになり、開くとエコバッグになるものを使っています。レジで店員さんに「レジ袋は有料ですが…」と尋ねられ、ぬいぐるみを開いて「ここにあります!」と答えるとびっくりされます。(女性・50代)

【買い物スタイルの工夫】
● マイバッグを持参すると、入る分だけしか購入できず、考えて買い物をしないといけない。レジかごサイズのマイバッグを持っていくが、お米などを買うと、結局別に袋が必要になる。(女性・30代)
● 外出自粛のためのまとめ買いで一回あたりの買い物量が増え、リュック・保冷トートバッグ・折りたたみ式エコバックに加えて、予備のためレジ袋を常備するようになった(レジ袋はかさばらないので)。(女性・50代)
● マイバッグを基本的に持参しているが、新型コロナの流行でウイルスの付着が心配なので、洗う頻度を週2回にしています。(女性・30代)

【環境のために、もっとすべきことが】
● レジ袋の有料化には賛成ですが、例えば企業が商品の包装材料などをプラスチックではなく自然分解する素材に変えていくなど、抜本的な対策に国が資本を投入すべきだと思います。(女性・40代)
● たった数円の有料化では大して効果ないと思う。袋を再利用する人は多いと思うので、環境面での効果は薄いと思う。(女性・20代)
● レジ袋の有料化で環境汚染を防止するのはいいけれど、購入した後のことも考えてほしい。再利用のために回収してその分をペイバックするとか…でないとゴミは増えるし、環境破壊は逃れられない。(男性・60代)


調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「レジ袋とマイバッグ」に関する意識調査を実施。
期間:2020年6月1日~3日、インターネットで4,000人から回答を得ています。

株式会社プラネットと https://www.planet-van.co.jp/ 
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。

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株式会社プラネット 広報部(河合、角田)
E-mail : koho-pr@planet-van.co.jp

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