プラモデル工場を再エネ電力に 年間130tのCO2を削減
BANDAI SPIRITSがafterFITとPPA締結 工場に太陽光発電設備を導入
グリーン電力会社の株式会社afterFIT(東京都港区、代表取締役:谷本貫造、以下afterFIT)は、株式会社BANDAI SPIRITS(東京都港区、代表取締役社長:宇田川南欧、以下BANDAI SPIRITS)と協業し、静岡県にあるプラモデル生産工場の屋上に太陽光発電システムを設置、電力需給契約を締結しました。
■取組みの概要
太陽光発電設備を導入したのはBANDAI SPIRITSのプラモデル生産拠点である「バンダイホビーセンター」の屋上部分。年間のエネルギー削減量は26万kWhで、製造過程で排出するCO2を、年間130t削減※1する計画です。設備投資に伴う費用はafterFITが負担し、電気料金を20年間固定できる上、再生可能エネルギーの中でも最も環境価値の高い「生グリーン電力」を敷地内にて発電・供給します。また、バンダイナムコグループでは「サステナビリティ方針」を制定するとともに、脱炭素化に向けた取り組みとして、2050年までに自社拠点におけるエネルギー由来のCO2排出量を、実質ゼロとする中長期目標を掲げています。
■市場背景
IPCCの第6次評価報告書では、残されたカーボンバジェットは決して多くはないとの厳しい見解が発表されました。その上で今ある取組みを最大限進めることが求められているとして、再生可能エネルギーなどの積極的な導入を推奨しています。その最たる取組みとして、PPAモデル※2による太陽光発電システムの導入は、初期投資なくグリーン電力を調達できるとして事業規模や業種を問わず需要が拡大しています。工場や商業施設などでも太陽光パネルを見かける機会が増え、一般的にも認知されつつある一方で、新規参入企業が増加し、事業者の選別が難しくなっています。
■afterFITのPPAとは
「しろくま電力(ぱわー)」ブランドで展開するafterFITのPPA事業は、工場や店舗などの敷地に太陽光発電システムを設置し、CO2排出量ゼロの電力を供給する自家消費型電力サービスです。顧客企業側は初期負担ゼロで導入・設置でき、独自開発のソーラーカーポートタイプや屋根置きタイプなど、ニーズに合わせた施工が可能です。また電力需要場所の敷地外に発電設備を設置する「オフサイトPPA」にも対応しています。導入後の保守管理においてもafterFITのO&Mチームによるモニタリング監視、定期点検、緊急駆け付け対応などが費用負担なく付随しており、メガソーラーの開発・運営にて培った技術を提供しています。
また、afterFITでは2021年10月より脱炭素コンサルティング事業を新たに立ち上げました。気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に沿った情報開示や、コーポレートガバナンス・コード改定に伴うCO2排出量の算出システム構築など、目標設定から具体策まで多面的なサポートを行っています。
※1 JIS8907に基づく太陽電池の発電量計算方法により算出。
※2「Power Purchase Agreement (電力購入契約)の略。需要家が提供する屋根や土地に、事業者が発電設備の設置や保守管理を無償で実施。発電した電力は需要家が買い取る仕組み。
【株式会社BANDAI SPIRITS】
設立 :2018年2月
代表取締役社長:宇田川 南欧
資本金 :3億円
本社所在地 :東京都港区芝五丁目29-11 G-BASE田町
事業内容 : ハイターゲット向けの玩具、プラモデル、景品、雑貨などの企画・開発・製造・販売
URL :https://www.bandaispirits.co.jp
【株式会社afterFIT】
設立 :2016年10月
代表取締役: 谷本貫造
資本金 :5億2,400万円
本社所在地:東京都港区芝大門2-4-6豊国ビル
事業内容 :グリーンエネルギーに関する課題解決事業(電力事業、太陽光事業、風力事業、メディア事業)
■afterFIT コーポレートサイト
https://afterfit.co.jp/
■しろくま電力(ぱわー)
https://shirokumapower.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 電気・ガス・資源・エネルギー環境・エコ・リサイクル
- ダウンロード