海の環境変化に対応し、地域の中で価値ある資源に。北海道白糠町で進む「極寒ぶり®プロジェクト」
2026年度・秋漁の「極寒ぶり®」、9月17日(木)より受付開始
株式会社イミュー(本社:東京都品川区、代表取締役:黒田康平、以下「イミュー」)は、北海道白糠町および白糠漁業協同組合と連携し、2022年より天然ブリの高付加価値化に取り組む「極寒ぶり®プロジェクト」を推進してきました。白糠町では近年、魚種の変化が進み、2019年に0.5トンだったブリの水揚げは2023年には100トンを超えました。このような海の変化を地域漁業の転換点と捉え、漁獲から鮮度管理、加工、販売までを地域で行い価値を高める取り組みを進めています。
2026年9月17日(木)より、2026年度秋漁で水揚げしたブリを使用した「極寒ぶり®ブリしゃぶセット」と「天然ぶり漬け丼の素」を、白糠町のふるさと納税返礼品として受付開始します。

■「極寒ぶり®」は、変わりゆく海から生まれたブランド
白糠町では近年、海洋環境の変化などを背景に魚種や漁獲量に変化が生じています。
従来の主要魚種であった秋鮭などの漁獲環境が変化する一方、これまで北海道ではなじみの薄かったブリの水揚げが増加しています。白糠町におけるブリの水揚げは、2019年の0.5トンから2023年には100トンを超えるまでに増加しました。

本州では高級魚として扱われるブリですが、北海道ではブリを食べる文化がないことから、浜では安値で取引されており、「やっかいもの」として扱われるケースもありました。
そこで2022年、白糠町と白糠漁業協同組合、イミューが連携し、白糠産天然ブリを地域の新たな資源として活用する「極寒ぶり®プロジェクト」を始動しました。
■白糠漁業の歴史の新たな節目に立ち会う
白糠の漁業の歴史をひも解くと、魚種の変更への対応は、これまでも成し遂げてきたことであると分かります。
今から約150年前、白糠町は昆布の名産地でした。その後、ニシン、鮭と主力の魚種は変化を続け、そして今、ブリがやって来ています。
私たちは今回のブリを「異変」として捉えるだけではなく、地域漁業が次の時代へ進むための転換点と捉えています。「増えた魚を売る」のではなく、漁師・漁協・行政・民間企業が連携し、漁獲から鮮度管理、加工、流通、販売までの仕組みを見直すことで、変化する海に対応できる地域漁業の新しい形をつくることを目指します。
「環境変化に対応し、この海で獲れる魚を、地域の中で価値ある資源として育てる。」
白糠町のこの「極寒ぶり®」の取組みは、国立環境研究所の気候変動適応情報プラットフォームにおいても、気候変動による漁業への影響に対する「適応策」の事例として紹介されています。※1
※1気候変動適応情報プラットフォーム
https://adaptation-platform.nies.go.jp/data/measures/db-249.html?utm_source=chatgpt.com
※プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000081865.html
■「たくさん獲る」のではなく、「価値を高める」漁業
本プロジェクトでは、ブリの水揚げ量を無制限に増やすことを目標としていません。
前浜で獲れた魚を、新鮮なうちに地域で適切に処理し、最高の状態で消費者へ届ける。
そのために、地域内での加工体制を整え、品質を優先した生産・販売を進めています。
2023年、白糠町内に水産加工場を整備し、「極寒ぶり®」の本格的な加工・販売を開始。
さらに2024年には、天然ブリの鮮度保持を目的とした水槽施設を白糠漁港内に整備しました。鮮度保持水槽では、漁獲後のブリを一定期間休ませたうえで、活締め(血抜き)・神経締めなどの処理を行い、魚体へのストレスを抑えながら品質を管理する実証を進めています。
2025年には、一部の漁師から始まったこの取組みが定置部会・全船へと拡大。漁師自身が魚の扱い方や活締め技術を学ぶ勉強会に、約40名の漁師が参加しました。
「獲る」だけではなく、「獲った魚をどう扱い、どう価値に変えるか」までを漁師自身が考える、この意識の変化こそ、プロジェクトが目指してきた大きな成果の一つです。
2026年秋からは5kg以上のブリを活締め(血抜き)で水揚げすることが白糠漁業協同組合の市場として一般化されました。
イミュー及びシラリカは、これまで定置部会との取り組みを行ってきましたが、町内の1水産加工業者として、自身の存在を置き直し、町の経済活動の活性化に協力していきます。

■「極寒ぶり®」名称使用ルール
-
北海道白糠漁業協同組合で水揚げされること
-
魚体が5キログラム※を超えること
-
船上活締め・放血がされること
※2026年9月より魚体7キログラムから5キログラムにルール変更
■商品のご案内
〇天然ぶり漬け丼
漬け丼は、「Kai‘s Kitchen」(神奈川県二宮)のオーナーシェフ、甲斐氏を商品開発メンバーとして招き、幾度となく試作を重ね完成しました。旨味が強く脂のりが良い「極寒ぶり®」に合わせ、天然の旨味を更に引き出すレシピを開発しました。
今回新たに「ごまタレ」「こく旨醤油」の2種類を加え、「たんたか」「りゅうきゅう」「赤柚子胡椒」の計5種類をラインナップします。

〇ごまタレ(2026年秋・新商品)
濃厚なねりごまの甘さと、スッキリとした後味が飽きのこない味わい。
お子様にも食べやすく、家族みんなで楽しめます。

〇こく旨醤油(2026年秋・新商品)
特製醤油に、ごま油とニンニクのコクをプラス。
濃厚な旨味とガツンとしたスタミナ感が特長です。

〇たんたか
赤しその華やかな香りと、口に広がる爽やかな酸味が食欲をそそります。

〇りゅうきゅう
甘口醤油を使用し、ブリの上品な甘みと醤油の香りに生姜が爽やかなアクセントとなっています。

〇赤柚子胡椒
芳醇な柚子の香りに、ピリッとした完熟唐辛子の辛みがアクセント。爽やかな香りと辛さがクセになる味わいです。
▶漬け丼食べ比べセット:https://item.rakuten.co.jp/f016683-shiranuka/10000887/
〇極寒ぶり®ブリしゃぶセット
しゃぶしゃぶ用にスライスした天然ブリと共に、出汁や薬味、〆のラーメンをセットにしてお届けします。臭みがなく上品な脂のりの「極寒ぶり®」の味わいを堪能いただけるセットです。

▶極寒ぶり®ブリしゃぶセット:https://item.rakuten.co.jp/f016683-shiranuka/016683-0953/
イミューはこれからも、白糠町の漁業関係者・まちや町民の皆様と連携して、変化する海に対応できる地域漁業の新しい形を目指してまいります。
■株式会社イミュー概要
「地域に根を張り、日本を興す」をコンセプトに、地域資源のブランド化による産業創出を行っています。
2022年には、ふるさと納税の自治体向けに継続寄付可視化システム「ふるさとリピートマップ」(特許出願済 / 特願2022-144015)の提供を開始。また、北海道白糠町に拠点を構え、2023年に子会社「株式会社シラリカ」を設立。水産加工工場を建設し、「極寒ぶり®」や「本ししゃも」等の産品開発・加工製造を行う傍ら、ふるさと納税やまちのPRといった自治体支援を行い、一次産業の生産と販路、地域PRを掛け合わせたブランド化を推進。日本が誇る食ものづくり産業を世界に発信していくため、地域の社会課題に向き合いながら活動しています。2025年2月に、生産者や地域から選ぶふるさと納税を提言するインターローカルマガジン 『HERES』(https://heres-magazine.jp/)を創刊。
株式会社イミュー
所在地 :東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル 10階
代表者 :黒田 康平
設 立 :2021年4月
事業内容:パートナー事業 ( ふるさと納税などの自治体支援 ) 、地域ブランド開発事業、メディア事業
従業員数:63名(役員3名(子会社役員含む )、業務委託・パート 60名)
URL :https://immue.co.jp/
公式note:https://note.com/immue_inc
株式会社シラリカ(株式会社イミュー100%出資子会社)
所在地 :北海道白糠町庶路2丁目4-31
設 立 :2023年9月
事業内容:前浜の水産資源の加工製造及び販売 / 白糠町内の資源活用による商品開発
従業員数:13名(役員3名、社員・パート10名)
公式note:https://note.com/shirarika_inc
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
