OrcaRouter、新モデル「Claude Fable 5.1」のAIエージェント動作指示を発表当日に取得・公開
OSS「OrcaReplay」で“見えない指示書”を可視化。Claude Code/Codex CLI/OpenCodeの13件をGitHubで公開
FlashLabs株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:細井洋一、以下「FlashLabs」)は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、当社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」(AIモデルへのアクセスを1つにまとめる中継サービス)の開発チームによる、AIエージェント実行記録ツール「OrcaReplay」が、Anthropicの新モデル「Claude Fable 5.1」のAIエージェント動作指示(システムプロンプト)を発表当日に取得し、GitHubで公開したことをお知らせします。
取得した動作指示は、AIエージェントがユーザーの指示に加えて毎回モデルへ送っている「動作のルール」であり、通常はユーザーから直接見ることができません。OrcaReplayはモデルとの通信を記録するツールであるため、実際に送信された動作指示をそのまま取り出すことができます。今回の公開により、最新モデルのエージェントが「どのような指示のもとで動いているのか」を、誰でも確認・検証できるようになります。

主なポイント
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Anthropicが2026年9月1日(米国時間)に発表した新モデル「Claude Fable 5.1」※1について、発表当日(日本時間9月2日)に動作指示の取得に成功し、GitHubで全文を公開※2
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動作指示の取得は1コマンドで完了。エージェント側の改造や特別な設定は不要
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公開済みの動作指示は、Claude Code・Codex CLI・OpenCodeの3種類のエージェント、計13件(当社確認※3)
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取得した動作指示は、個人情報などを自動で伏せ字化してから公開。識別情報が残る生の実行記録は公開しない設計
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コードはApache-2.0で公開されたオープンソース。インストールはnpm i -g orcareplay(Node.js 20以降)
開発の背景
AIコーディングエージェント(Claude Code、Codex CLI、OpenCodeなど)は、ユーザーからの指示に加えて「あなたはソフトウェア開発を支援するエージェントです。作業を始める前に、これから行うことを一言で伝えてください」といった動作のルール(動作指示・システムプロンプト)を、やり取りのたびにモデルへ送信しています。この動作指示がエージェントのふるまい方、使えるツール、安全性への配慮を決めているため、エージェントを開発・検証・比較するうえで非常に重要です。
しかし、この動作指示は通常ユーザーからは見えません。「エージェントがなぜこの行動をとったのか」を調べるには、モデルが実際に受け取った指示を確認できることが不可欠です。また、新モデルが発表されるたびに、開発者コミュニティでは「新しいエージェントはどのような指示のもとで動くのか」への関心が高まります。
今回の取り組み
OrcaRouter開発チームは、OrcaReplayの「モデルとの通信を記録する」仕組みを応用し、エージェントが実際にモデルへ送信した動作指示を1コマンドで取得できるようにしました(node capture/capture.mjs claude --model claude-fable-5-1)。処理の流れは次のとおりです。
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OrcaReplayのローカルプロキシ(小さな中継プログラム)を起動
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対象のエージェントを起動し、動作指示を含む最初の通信を待つ
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実際に送信された動作指示を取り出し、個人情報などを自動で伏せ字化(例:ユーザー名やフォルダの場所を{{USER}}、{{CWD}}などのプレースホルダーに置換)
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閲覧・共有用のコレクション(prompt/フォルダ)と、取得の証跡一式(capture/フォルダ)に保存
伏せ字化で識別情報が残った場合は書き出しを中断する設計で、プライバシーに配慮しています。アカウントIDなどを含む生の実行記録は公開リポジトリにコミットせず、取得した本人の環境にのみ残ります。
Anthropicが「Claude Fable 5.1」を発表した当日(日本時間9月2日)、開発チームは本仕組みを使ってClaude Code(Fable 5.1)の動作指示の取得に成功。対話形式(ユーザーが画面で操作する通常の使い方)と、スクリプトなどから呼び出すprint形式の2種類を取得し、それぞれの違い(対話形式はツール一覧35件・約2.6万文字、print形式は同29件・約2.1万文字)も確認できる形で公開しました。同日、OrcaRouter公式Xアカウントでの発表は、公開後まもなく23万回以上表示されるなど、国内外の開発者から大きな反響を集めています※4。
現在、GitHub上ではClaude Code向け4件(Fable 5.1の2形式を含む)、Codex CLI向け2件、OpenCode向け7件の計13件を公開しています※3。Anthropicをはじめ各社が動作指示を公式ドキュメントで公開する動きも進むなか、本取り組みは「エージェントが実際に何を送信しているのか」を実測データとして検証できる点に意義があります。
OrcaReplayについて
OrcaReplayは、AIエージェントの実行を「録画」し、あとから「再生」「分岐」「比較」できるオープンソースのコマンドラインツールです。AIモデルはそれまでの会話を覚えていないため、エージェントはやり取りのたびに会話全体をモデルへ送り返します。OrcaReplayはモデルとの通信経路に小さな中継プログラム(ローカルプロキシ)を挟み、モデルへの質問・返答・ツールの利用・その結果のすべてを記録します。エージェント自体の改造は不要で、設定を2つ追加するだけで記録を開始できます(例:orca record claude)。
記録した実行は、orca replayでネットワークを遮断したまま、内容を変えずに再現できます。AIモデルへの問い合わせも課金も発生しないため、何度でもやり直せます。また、実行の途中の任意の時点から別のモデルへ切り替え、同じファイル・同じ会話の前半で複数のモデルを比較するorca compareにも対応しています。実行記録はプロジェクト内の.orca/runs/フォルダにローカル保存され、パスワードやAPIキーなどの秘密情報は記録時に自動で除外されます。
インストールはnpm i -g orcareplay(Node.js 20以降)で、GitHubアカウントやAPIキーは不要です。コードはApache-2.0、実行記録の仕様はCC BY 4.0で公開されており、誰でも再実装・拡張できます。
今後の展望
OrcaReplayは現在v0(初期版)として公開されており、今後は新モデルが発表されるたびに動作指示の取得を継続し、コレクションを更新してまいります。あわせて、対応エージェントの拡充や実行記録形式の進化をコミュニティとともに進めます。OrcaRouterは引き続き、AIエージェント開発の生産性向上と透明性の向上に貢献するツール群の提供に取り組みます。
OrcaRouterについて
OrcaRouterは、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、FlashLabs株式会社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ(AIモデルへのアクセスを1つにまとめる中継サービス)です。OpenAI互換のAPIを備え、Anthropic、OpenAI、Google Gemini、DeepSeek、Grok、Qwenなど200以上のLLM・生成AIモデルを単一のゲートウェイから利用できます。直近では、GPT-5.6、Claude Opus 5、Gemini 3.6 Flash、Grok 4.6、Muse Spark 1.2など、各社の最新モデルが公開後まもなくカタログに追加されています。OrcaRouterのAIモデル一覧からすべてのモデルを確認できます。
会社概要
FlashLabs株式会社
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本社所在地:東京都千代田区一番町10番8号
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代表取締役:細井洋一
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設立:2023年7月
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事業内容:AI応用研究所(Human-AI Hybridで営業・CXの自動化・自律化。OSS音声モデルChromaの開発元)
Continuum AI
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「次の10年の知能システムを支える基盤インフラを開発する研究機関(米国)」
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OrcaRouterの開発・提供
本件に関するお問い合わせ
FlashLabs株式会社 マーケティング部 小林光喜
E-mail:koki.kobayashi@myflashcloud.com
※1 「Claude Fable 5.1」の発表日時・概要は、Anthropicの公式発表(リリースノート・ブログ記事「Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1」)に基づきます。
※2 動作指示の取得日時・内容は、OrcaRouter開発チームの公開リポジトリ(GitHub: Continuum-AI-Corp/OrcaReplay)の記録(2026年9月2日19時47分・日本時間)に基づきます。
※3 公開済み動作指示の一覧・実測値は、同リポジトリの「capture/README」に基づきます(2026年9月3日時点・当社確認)。
※4 OrcaRouter公式Xアカウント(@OrcaRouter)での発表投稿の表示回数(2026年9月3日午前時点・当社確認)。表示回数はその後も変動します。 ※5 動作指示の公開は、エージェントを利用するユーザー自身の環境で実際に送信された内容を記録・整理したものであり、特定の事業者の見解や許諾を示すものではありません。
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