ASEANデザイン・セレクション受賞作品「竹の自転車」がグッドデザイン賞・金賞を受賞

グッドデザイン賞・金賞を受賞するCVピランティ・ワークス社(インドネシア)、 シンギー・カルトノ氏  (2018年10月31日実施、2018年度グッドデザイン賞授賞式)グッドデザイン賞・金賞を受賞するCVピランティ・ワークス社(インドネシア)、 シンギー・カルトノ氏 (2018年10月31日実施、2018年度グッドデザイン賞授賞式)

2018年10月31日、2018年度グッドデザイン賞授賞式が都内で開催され、国際機関日本アセアンセンター(所在地:東京都港区、事務総長:藤田正孝)と、公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)による共同プロジェクト、グッドデザイン:ASEANデザイン・セレクション受賞作品である、インドネシアのCVピランティ・ワークス社が考案した竹の自転車が、2018年度グッドデザイン賞[1]・金賞を受賞する快挙を成し遂げました。

グッドデザイン賞:ASEANデザイン・セレクションは、2017年から2018年の2年間にわたり、センターとJDPが取り組んできた事業です。経済成長の著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)[2]の国々と、グッドデザイン賞の考える「よいデザイン」の価値観を共有するとともに、ASEAN諸国の零細中小企業(MSMEs)におけるデザインスキルの向上を支援、新しい価値を創造、デザインによる社会課題の解決や伝統の継承、並びに産業の成長を提案することを目的としています。同時に、ASEAN諸国の企業にとって、日本のデザイン市場について学ぶ好機にもなっています。

センターは、2017年度、ASEAN全10か国に、デザインの専門家であるグッドデザイン賞審査委員またはグッドデザインフェローを派遣、セミナー並びにワークショップを開催し、ASEANデザイン・セレクション認定候補の予備選考を行いました。2018年度には、同候補製品/サービスに対し、「グッドデザイン賞」としての最終審査を東京で実施しました。その結果、応募総数261件の内、22件がグッドデザイン賞:ASEANデザイン・セレクションを受賞しました。さらに、CVピランティ・ワークス社(インドネシア)が考案した竹の自転車がグッドデザイン賞ベスト100に選出され、その中でも金賞を受賞するに至りました。[3]

金賞の受賞を受け、竹の自転車のデザイナーであるシンギー・カルトノ氏は、名誉ある賞を受賞し光栄であると言及するとともに、自身の地域・村社会と環境に対する思いが製品デザインの主な動機であり、それがJDPの考える「よいデザイン」の価値観と合致する点が評価されたのではないかとコメントしました。

センターでは、2015年9月の国連総会において持続可能な開発目標(SDG)が採択されて以来、世界的な開発の潮流となっている「持続可能な開発」の視点を、全ての事業に盛り込んでいます。本事業を通し、センターでは持続可能な開発目標達成に向けて、産業の発展、ライフスタイルの向上と社会問題を解決するツールとして、デザインを次世代に継承することを支援します。

グッドデザイン賞:ASEANデザイン・セレクション受賞作品/サービスに関する詳細は、以下ウェブサイトをご覧ください。
https://www.asean.or.jp/ja/trade/introduce/creativeind2017_summary/
 

2018年グッドデザイン賞金賞を受賞した竹の自転車(Spedagi Bamboo Bicycle) CVピランティ・ワークス社(インドネシア) httpswww.spedagi.com2018年グッドデザイン賞金賞を受賞した竹の自転車(Spedagi Bamboo Bicycle) CVピランティ・ワークス社(インドネシア) httpswww.spedagi.com

[1] 公益財団法人日本デザイン振興会は、グッドデザイン賞の2018年度受賞結果を10月3日(水)に発表しました。2018年度グッドデザイン賞は、昨年を上回る応募数の4,789件を対象に審査を実施した結果、1,353件の受賞が決定しました。(海外の受賞件数:238件)

[2] ASEAN(東南アジア諸国連合)とは、1967年に結成された地域協力機構。加盟10カ国(ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の総人口は約6億5千万人。

[3] グッドデザイン・ベスト100は、2018年度グッドデザイン賞受賞対象の中で、審査委員会により特に高い評価を得た100件です。金賞は、ベスト100の中でも特に評価が高かった19件に贈られました。


<<国際機関日本アセアンセンター>>
正式名称:東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター
ASEAN10カ国政府と日本政府により1981年に設立。
貿易・投資・観光・人物交流の4分野を中心に、ASEAN商品の輸出促進、日系企業の進出支援、人材育成、日ASEAN間の観光促進等を通して、日本とASEAN諸国との関係促進に貢献する国際機関です。
URL:https://www.asean.or.jp/ja/

<<本リリースについてのお問合せ先>>
国際機関日本アセアンセンター
CBクラスター(キャパシティ・ビルディング・クラスター)
担当:上岡
東京都港区新橋 6-17-19 新御成門ビル 1F
Tel:03-5402-8116
Fax:03-5402-8005
E-mail: cb@asean.or.jp

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会社概要

URL
http://www.asean.or.jp/ja/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区新橋6-17-19 新御成門ビル1F
電話番号
03-5402-8001
代表者名
藤田正孝
上場
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資本金
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設立
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