ヴイエムウェア、デジタルビジネスをマルチクラウドの成功へと導く新しいクラウドサービスを発表

SaaSベースのマルチクラウド プラットフォームとなるVMware Cloud Servicesを通じて自動化、アナリティクス、コスト管理、コンプライアンスの確保を実現

ヴイエムウェア株式会社

【2018年8月28日(日本時間)東京発】
ヴイエムウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョン ロバートソン)は本日、CloudOps、DevOps、セキュリティ/コンプライアンスなどのチームが、複数のクラウド環境にわたってコスト、コンプライアンス、アナリティクスを管理できるようにするVMware Cloud Services™の新サービスとサービス強化を発表しました。今回追加された新サービスは、クラウド自動化サービスのVMware Cloud AssemblyとVMware Service Broker、VMware Code Stream、セキュリティ/コンプライアンス向けクラウド構成サービスのVMware Secure State、そしてWavefront® by VMwareでのサービス強化です。

テクノロジ関連の米国調査会社であるForresterの調査によると、現在89%の企業が2種類以上、74%の企業が3種類以上のパブリッククラウドを利用しており*1、マルチクラウド戦略の採用は増加の一途をたどっています。パブリッククラウド急増の一方、企業は可視化、コンプライアンスやアプリケーションのパフォーマンス確保に際して複数の異なるツールやプロセスの使用を強いられています。クラウド管理をリードするヴイエムウェアのサービスであるVMware Cloud Servicesは、クラウドのエンジニアリング/運用チームがこの統合的なプラットフォームを通じて、顧客のクラウドリソースの可視化、コスト管理や効率的なリソース管理、そしてコンプライアンス確保のための自動化やインサイトを生かしたリアルタイムでの構成を支援します。

VMware Cloud Automation:アプリの迅速な提供とプラットフォームとしての信頼性を両立
VMware Cloud Automation サービスは、オンプレミスでも高い実績を有するVMware vRealize® Automation™と連携する3つのサービス(VMware Cloud AssemblyとVMware Service Broker、VMware Code Stream)で構成されます。開発者はこれらのサービスにより、アプリケーションの開発とデプロイを容易、かつ効率的に行えます。また、これらのサービスの併用により、アプリケーション デリバリの効率性向上、クラウドの柔軟性と選択肢の確保、リスクコントロールが可能なほか、サイロ化されてきたグループ間のコラボレーションを促進し、ビジネスイノベーションの創出にも貢献します。
  • VMware Cloud Assembly:開発者の多くは、プライベート/ハイブリットクラウドでのインフラやアプリケーションのデプロイやコンサンプション(消費)の自動化を、パブリッククラウドと同じように行いたいと願っています。Cloud Assemblyは、VMware® Cloud™ on AWS、ネイティブのAWSやAzureを含むあらゆるクラウドを対象に宣言的なInfrastructure as Code(IaC)の手法で統合的なプロビジョニングを行えるようにします。IT/クラウド運用チームは、DevOpsの原則のもと、インフラとアプリケーションのデリバリでのオーケストレーションと高速化を実現できるほか、開発者はリソースのプロビジョニングをネイティブのパブリッククラウドからのように行える利用体験全般の改善を享受できます。
  • VMware Service Broker:VMware Service Brokerは、異なる複数のツールを必要とすることなく、単一のカタログからシンプル、かつセルフサービスでマルチクラウドのインフラやアプリケーションのリソースにアクセスできるようにします。運用チームは、リソースのアクセスと利用で効果的な管理を実践できるほか、セキュリティやデプロイ、ビジネスポリシーの強化をマルチクラウド全域にわたって行えます。
  • VMware Code Stream:エンタープライズの開発チームは以前と比べ、迅速にアプリケーションの反復型開発を行えるようになりましたが、依然として、さまざまなデリバリーツールを用いてマニュアルでスクリプトを作成している場合もあります。このため、コードリリース時の迅速なデリバリや可視化、トラブルシューティングなどの課題を抱えています。Code Streamは、アプリケーションのデプロイやテスト、トラブルシューティングなど包括的な機能を備え、コードとアプリケーション開発プロセスを自動化します。また、一般的な開発ツールとの統合が可能で、VMwareベースのプライベート クラウド、VMware Cloud on AWS、AWSおよびAzureをサポートします。エンタープライズの開発チームはCode Streamにより、コードとアプリケーションの開発を迅速に行えるとともに、問題発生時の修復時間も短縮できるようになります。

VMware Secure State:マルチクラウド環境全体のリスクを低減
今日、クラウドは進化・成長のスピードを増していますが、構成変更に際して、その範囲や規模、コンテキスト、比率などが精査されないまま行われることもあり、ビジネスにも悪影響を及ぼしています。VMware Secure Stateは、ネイティブなクラウド環境における構成上のセキュリティとコンプライアンスの監視を自動化し、クラウド構成の違反をリアルタイムで解決します。また、組織は実行可能なセキュリティ上のインサイトをクラウドチーム全体へと広く展開できるため、セキュリティ関連コストを抑えながら技術革新を推進できます。VMware Secure Stateは次の機能を提供します。
  • セキュリティに関する高度なインサイト:クラウド資産のインデックスとクラウドインフラ モデルを構築して、クラウド固有の一般的な脆弱性だけでなく、クラウドのサービス階層にわたって新たに台頭しつつある「連携型脅威(connected threats)」も効率的に検出します。また、関連するクラウドオブジェクトと関係性を有するオブジェクトのコンテキスト情報と「脅威の連鎖(threat chain)」を提供します。
  • リアルタイム検知:クラウドインフラのセキュリティ変更をリアルタイムで追跡し、影響を受ける可能性のあるオブジェクトの変更や関連するサービスに関する通知を迅速に提供します。VMware Secure Stateは、セキュリティやクラウド エンジニアリングのチーム、そしてDevOpsチーム全体にわたり、構成に係るセキュリティのインサイトを提供します。
  • 継続的なコンプライアンス:すぐに使用できるコンプライアンス モニタリングとレポートの機能を有し、対象となる包括的なコンプライアンス ベンチマークをオンデマンドレポートとして提供します。

高度な監視と分析機能で、デジタル ビジネスを確実に拡大
Wavefront® by VMwareはクラウド ネイティブ環境の監視および分析プラットフォームで、開発者をはじめとするDevOpsとサイトの信頼性に携わるチーム向けに高度に分散されたWebスケールのアプリケーションのパフォーマンスに関するインサイトを即座に提供します。今回のWavefront by VMwareのアップデートでは、以下をはじめとするエンタープライズ クラスの機能強化が追加されました。
  • コンテナの大規模な拡張性:ヴイエムウェアの社内検証において、10万台のコンテナを実行している環境下でもWavefront by VMwareがメトリック データの取り込み、分析、可視化ができることが検証されました。
  • Kubernetes の包括的なサポート:Wavefrontは、Kubernetes に関する総合的なメトリック インサイトを提供し、監視の盲点をなくします。Wavefrontは、Pivotal Container Service(PKS)との統合基盤に、PKS内から使用できるクイックスタートや対象のKubernetesクラスタおよびコンポーネントでの重要なKPIに対するアラートを事前設定のプログラムで実行する機能、PKS内のKubernetesの健全性をひと目で把握できるkube-state メトリックを追加しています。
  • サーバレスの活用と分析:最新のAWS Lambda SDKとダッシュボードの活用により、開発者はサーバレス コードをより速く、正確に、そして確実に提供できるようになります。新しい種類のメトリックであるDelta Countersにより、より正確なレポーティングが行えます。
  • 可視化とAWSユーザ利用環境の強化:新しい機能により、パブリッククラウド、コンテナ、マイクロサービスのトポロジーを使用しているアプリケーションをリアルタイムで可視化できるようになりました。Wavefront by VMwareは、インシデントの発生箇所を素早く可視化し、原因として考えられる資産にシームレスにドリルダウンすることでインシデントを迅速に解決します。また、Wavefront by VMwareの新しい可視化ウィジェットにより、異常やインシデント発生時に原因特定を迅速に行います。

VMware Inc. プロダクトおよびクラウド サービス部門 最高執行責任者(COO) ラグー・ラグラム(Raghu Raghuram)コメント:
「ヴイエムウェアは、VMware vRealizeクラウド管理プラットフォームでの確固たるリーダーシップを基にクラウド運用の課題に対応する統合型のSaaSサービスを提供し、ネイティブレベルでパブリック/プライベートクラウドの間で一貫性を確保する統一された方法を実現しています。ヴイエムウェアの包括的なクラウド運用プラットフォームを通じて、顧客はクラウド内のワークロードをより効果的に管理、保護、運用でき、価値の創出、業績の向上、そしてリスクを削減することができます」

*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
https://www.vmware.com/company/news/releases/vmw-newsfeed.VMware-s-New-Cloud-Operations-Services-Lead-Digital-Businesses-to-Multi-Cloud-Success.1556877.html

■ご購入および価格について
VMware Cloud Assembly、VMware Service Broker、VMware Code Streamと、Wavefront by VMwareの新機能は、現在ご利用いただけます。VMware Secure Stateは現在ベータ版となっています。VMware Cloud Servicesについての詳細は、http://cloud.vmware.com(英語サイト)でご確認ください。
詳細情報はヴイエムウェアの営業担当までお問い合わせください。
http://www.vmware.com/jp/contact/contact_sales.html

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアのソフトウェアは、世界中のデジタル インフラを支えています。ヴイエムウェアのコンピュート、クラウド、モビリティ、ネットワーク、セキュリティの各製品は、世界中で7万5,000社のパートナ エコシステムを通じて50万以上の顧客にダイナミックかつ効率性に優れたデジタル基盤を提供しています。カリフォルニア州パロアルトに本社を置き、ビジネスと社会に貢献するVMwareの革新的なイノベーションの歴史は今年20周年を迎えます。VMwareの詳細は  www.vmware.com/jp をご覧ください。

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 VMware、VMware Cloud Services、VMware Cloudは、VMware, Inc.の米国および各国での商標または登録商標です。他のすべての名称ならびに商標は、それぞれの企業の商標または登録商標です

 

会社概要

ヴイエムウェア株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワー N 18階
電話番号
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代表者名
山内 光
上場
海外市場
資本金
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設立
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