【未来技術推進協会】新規事業創出に向けたプロジェクト活動の報告会をKAHMジャパン株式会社の宮松寛有氏を招聘して開催!
今回も、多くのプロジェクト活動の現状と課題を共有し、アドバイスをいただきました。
KAHMジャパン株式会社代表取締役の宮松寛有さんをお招きしてプロジェクト報告会を開催しました。
シンギュラリティ・ラボ(以下、シンラボ)では、テクノロジーベースのスタートアップの創出を目的として、月に1度ゲストを招いたプロジェクト報告会を実施しています。
報告内の内容
・宮松さんから活動のご紹介
以下のプロジェクトの進捗
- WacWac(物流の安全教育をVRで支援するプロジェクト)
- ふぁみかるくん(主に子どもの診療情報を家族間で共有しお医者さんとのコミュニケーションを円滑にするアプリケーション製作のプロジェクト)
- Ohana(ひきこもり、家族の応援プロジェクト)
- AR企画(ARを用いた臨場感あるエンタメ体験を企画するプロジェクト)
- VR被爆証言(被爆証言をVRで伝えるプロジェクト)
5つのプロジェクトから活動報告をしました。
- 宮松さんから活動のご紹介
KAHMジャパンは日本と英国/欧州をビジネスでつなぐスペシャリスト企業であり、オックスフォード大学との連携による世界中の知財探索支援を行っています。
どの教授がどの技術をもっているかということは教授同士がもっているそうで、「この業界のこういう技術がありませんか」という問い合わせに対してオックスフォードのネットワークを使って調査を行います。
技術についても様々なお話をして頂き「イギリスの電車は8割wifiとつながっていて電車や線路の状況をセンサーから吸い取っている」ということや「小さくて効率の良い太陽光システムを開発する上でペロブスカイト構造が注目されている」ということを教えて頂きました。
筆者ももともと応用化学科ということもありペロブスカイト構造は結晶構造の一つとして昔少しだけ勉強したことのあった内容でした。太陽光システムに使われていることやモノはできているが量産が難しいことなど実用面での話を聞けて勉強してたこととのつながりを感じられました。
- WacWac(物流の安全教育をVRで支援するプロジェクト)についての講評
国交省や運輸省との連携ができている点(国土交通省が定めた安全項目を押さえた内容で研修用VR動画を構成している)を誉めて頂きました。
https://wacwac-service.jp/ (WacWacのサービスページ)
- Ohana(ひきこもり、家族の応援プロジェクト)についての講評
引きこもりの方の働くことへのモチベーションという観点について、「スポーツ立国戦略」を掲げ「スポーツをさせるようにするにはどうすればいいか」という課題に取り組んだオリンピック選手の朝原さんの話をして頂きました。
「Ohana」では引きこもり当事者や家族が見られる動画サイトの製作を検討していますが、まずはマーケティングの側面からどうコンテンツを勧めていくかを考える必要があり、SDGs普及の枠組みで発信して人脈をつくり方法を相談していくのが良いのではないかというアドバイスを頂きました。
(Ohanaプロジェクト紹介ページ)
https://sinlab.future-tech-association.org/project/#project_Ohana
宮松氏にはシンラボメンバーが参加したT-CEP(イノベーション創出のための人材育成プログラム)でのつながりからご参加頂きました。
※シンラボのプロジェクト活動の詳細はこちら
https://sinlab.future-tech-association.org/project/
シンラボとは
未来技術推進協会(代表理事:草場壽一)が運営する技術者を中心としたコミュニティ「シンギュラリティ・ラボ」(通称シンラボ)では、テクノロジーによる社会課題解決に向けて、様々なプロジェクトを推進しております。イベント運営やファシリテータ育成など、幅広く活動しておりますので、ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください。
【団体概要】
団体名:一般社団法人 未来技術推進協会
代表理事:草場壽一
所在地:東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル12F
DMM.make AKIBA Base 2610
URL:https://future-tech-association.org
事業内容:講演会やワークショップ等の交流イベントの開催。最新技術、SDGs関連の情報発信活動。
プロジェクト推進型コミュニティ「シンギュラリティ ・ラボ(シンラボ)」の運営。
【お問い合わせ先】
一般社団法人 未来技術推進協会
E-mail:info@future-tech-association.org