「ヤノベケンジ LUCA:THE LANDING」プロジェクト始動。太陽の塔型宇宙船《LUCA号》を大阪に着陸させるためのクラウドファンディングを実施
宇宙猫が乗る《LUCA(ルカ)号》は、ついに地上へ—あなたのチカラで大阪へ着陸させよう!
一般財団法人おおさか創造千島財団(大阪市住之江区)は、現代美術家・ヤノベケンジ氏とともに、現在GINZA SIXで展示されているヤノベ氏の作品《LUCA(ルカ)号》を、クラウドファンディングの力で大阪・北加賀屋に着陸させるプロジェクト「ヤノベケンジ LUCA:THE LANDING」を始動。2025年8月1日(金)から9月7日(日)までCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施いたします。

猫耳をもつ“太陽の塔型宇宙船”に宇宙猫が乗り込んだ《LUCA号》は、ヤノベ氏のイマジネーションの炸裂によって誕生した、生命誕生の神秘を描いた物語《BIG CAT BANG》の象徴的存在。これまで東京・銀座のGINZA SIXの吹き抜け空間を彩ってきた本作が、この秋、大阪へと降り立ちます。
《LUCA号》は、かつて造船業で栄え、現在はアートのまちとして知られる北加賀屋の大型現代アート作品の収蔵庫・MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)に着陸し、2025年10月3日(金)から11月3日(月・祝)まで最終展示を行います。その後、作品は解体・分割され、クラウドファンディングの返礼品として支援者のもとへ届けられます。 “宇宙船の断片”が手元に届き、この壮大な物語の記憶を受け継ぐ、かつてないアート体験となります。
ヤノベ氏は大阪の地でのこの最終章を「妄想の宇宙神話が、現実の地上に着地し、そして人々へと分有されてゆく儀式」と捉えており、展示後の美術作品の新たな“あり方“を提案するプロジェクトでもあります。
あなたのご支援が、《LUCA号》を未来へと導きます。宇宙猫とともに、大阪で会いましょう!
<クラウドファンディング実施概要>
期間: 2025年8月1日(金)21:00~9月7日(日)23:59
目標金額:700万円
クラウドファンディングプラットフォーム:CAMPFIRE
https://camp-fire.jp/projects/view/860566
<展覧会概要>
MASK「Open Storage 2025 ヤノベケンジ LUCA : THE LANDING」(仮)
日程:2025年10月3日(金)~11月3日(月・祝)※金土日、祝日のみ開館
会場:MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)(住所:大阪市住之江区北加賀屋5-4-48)
入場:無料 ※一部、有料イベントあり
■アーティスト紹介

ヤノベケンジ Kenji Yanobe
ヤノベケンジは、1965年大阪生まれの現代美術作家で、京都芸術大学の教授としても活動しています。1990年代初頭から「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに、機能性を持つ大型機械彫刻を手がけ、その独創的なユーモアと深い社会的メッセージが込められた作品は、国内外で高い評価を受けています。2017年には「船乗り猫」をモチーフにした旅の守り神「SHIP’S CAT」シリーズの制作を開始。2021年には、大阪中之島美術館のシンボルとして《SHIP'S CAT (muse)》が恒久設置され、現在はGINZA SIXで大型インスタレーション《BIG CAT BANG》が展示されています。
■プロジェクト・ステートメント

■「SHIP'S CAT」と《LUCA号》について

「SHIP'S CAT」は、ヤノベ氏が2017年から展開するシリーズで、国内外の都市にパブリックアートとして設置されています。その名は、古代オリエント以来、航海の安全と幸運をもたらす存在として船に同乗した「船乗り猫」に由来し、ヤノベ作品においても、混迷する世界における希望を象徴し、若者や人々の旅を導く存在として願いが込められております。
本プロジェクトの発端となった《BIG CAT BANG》(2024/GINZA SIX)は、「SHIP'S CAT」の存在を宇宙と生命の起源にまで拡張したインスタレーションです。生命が宇宙からやってきたとされる“パンスペルミア説” と融合させた、「宇宙猫」による新たな生命神話で、《LUCA号》はその神話の象徴として、大量の「宇宙猫」を乗せた“太陽の塔型宇宙船”として登場し、銀座に発生した宇宙空間に浮かぶ“生命誕生と芸術の記憶装置”として多くの人の想像力を刺激しています。
■クラウドファンディングのリターンについて
《LUCA号》は展示後、解体・分解され、猫ドームのパーツやボディの一部が支援された方の手元に届きます。※すべてヤノベ氏による直筆サイン入り

①太陽の塔型宇宙船《LUCA号》の断片
サイズ:A4
金額:10,000円
点数制限なし
②SHIP'S CAT REDドームC
トーク&ライブイベントへの招待(10/4開催)
サイズ:直径470mm
金額:300,000円
点数:5点
③SHIP'S CAT ロケットバーナー
トーク&ライブイベントへの招待(10/4開催)
サイズ:直径250mm
金額:400,000円
点数:1点
④SHIP'S CAT ドームB
トーク&ライブイベントへの招待(10/4開催)
サイズ:直径650mm
金額:500,000円
点数:5点
⑤SHIP'S CAT ―黒い太陽―
トーク&ライブイベントへの招待(10/4開催)
サイズ:直径950mm
金額:600,000円
点数:1点

■BIG CAT BANG 今後の展開
●2025年7月23日(水)~9月7日(日)
BIG CAT BANG:THE FINAL(会場:GINZA SIX)
GINZA SIXでの展示が最終章を迎えるにあたり、エントランスの新作展示やPOP UP SHOPの開催、展示終了後のアートピースのプレゼント企画など特別企画が実施されます。
※吹き抜け空間の「BIG CAT BANG」は9月6日(土)で展示終了
●2025年8月1日(金)~9月7日(日)
LUCA : THE LANDING
クラウドファンディング実施
●2025年8月某日
宇宙へ旅立つフライングキャットプロジェクト
株式会社ゆめみとヤノベ氏の共同で、「BIG CAT BANG」のインスタレーションでGINZA SIXの吹き抜け空間に浮かぶ猫たちのうち、一体の「フライングキャット」が、実際の宇宙空間へと打ち上げられるプロジェクトが進行中。8月某日打上げ予定です。
●2025年10月3日(金)~11月3日(月・祝)
MASK「Open Storage 2025 ヤノベケンジ LUCA:THE LANDING」(仮)(会場:MASK)
■MASK[MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]について

約1,000㎡の工場・倉庫跡を活用し、国際的に活躍する現代美術作家7名の大型作品を保管・展示するMASK [MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA]。2014年の開館以降、収蔵作品の一般公開「Open Storage」を毎年行っています。
各地の芸術祭などに出展された大型作品は、そのスケールゆえ保管場所の確保が難しく、会期終了後に解体・廃棄されてしまうことも少なくありません。おおさか創造千島財団では、こうした状況に一石を投じ、大阪の創造環境の向上に寄与することを目指して、MASKを運営しています。
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