宮津市・NTT西日本 京都支店・NTTビジネスソリューションズ公民連携による「宮津市における自動運転社会実装に向けた調査・実証事業」の取り組みについて
よって、宮津市内の「サステナブル&シームレスなモビリティシティMIYAZU※」の実現に向けて、「自動運転社会実装に向けた調査・実証事業」を推進していきます。
※「先進モビリティを活用したラストワンマイルの確保」・「公共交通による周遊性の向上」
1. 背景・目的
全国において、地域交通の維持や、ドライバー不足等に関する社会課題が深刻化しており、国土交通省を中心に自動運転のモビリティ技術を活用した持続可能な公共交通・物流の拠点増設目標として、2025年度までに50か所以上、2027年度までに100か所以上を掲げ、取り組みが進められているところです。
※参考:自動運転移動サービス社会実装・事業化の手引き 第1版(2024年6月)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/content/001751816.pdf
宮津市は京都府北部に位置し、「日本三景天橋立」をはじめとする、豊かな自然資源や文化的景観を有する観光都市であり、地域内外との移動を確保するため、幹線バスの維持に向けた利用促進策や運転士確保の施策を重点的に取り組まれています。
一方、市内全域で高齢化が進んでおり、ラストワンマイルの確保が重要になってくるとともに、住民主体の公共交通空白地有償運送についてもいずれ担い手が不足していくことが予想され、現在行っている宮津市の各施策と並行して、自動運転など先進モビリティを活用した地域内交通の維持確保が重要と考えています。
こうした地域課題に対応するため、自動運転EVバス導入に係る経験が豊富なNTT西日本、NTTビジネスソリューションズと宮津市でコンソーシアムを組成し、協働で本事業を推進することにより、宮津市における自動運転技術のニーズや課題を洗い出し、社会実装実現をめざした検証を行いたいと考えています。
2. 採択事業の概要
本事業は「宮津市府中地区における自動運転実装に向けたフィールド調査」を実施するもので、自動運転技術に適した地域を洗い出し、来年度の実証運行をめざして調査を実施します。
・事業期間: 2024年8月~2025年1月
・採択額 : 20,000千円(地域公共交通確保維持改善事業費補助金、補助率10/10)
・使用車両・自動運転技術(予定):新型EVバス車両NAVYA EVO
-レベル4自動運転システム対応
-乗車定員15人(座席11人、立席4人)
-速度25km/h(国内推奨速度20㎞/h未満)
-EV(最大走行9時間、走行距離100㎞)
※今年度は実車を用いた運行は行いません。
図1.自動運転EVバスイメージ
3. 各者の役割
・宮津市 :自動運転調査事業全体の運営・関係者の調整
自動運転を通じた地域活性化に係る取り組み検討 等
・NTT西日本 京都支店 :調査事業統括・プロジェクトマネジメント
自動運転を通じた地域活性化に係る取り組み検討 等
・NTTビジネスソリューションズ :自動運転導入エンジニアリング及び走行ルート調査
自動運転を通じた地域活性化に係る取り組み検討 等
4. 今後の展開
本事業の調査をふまえ、2025年度の実証運行(自動運転レベルは本事業内で検討)に向けた、経営面・技術面・社会受容性面での課題整理を行い、地域公共交通ネットワークにおける自動運転の活用可能性を検証することをめざし、3者が連携して、国土交通省事業を推進していきます。
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。
<本件に関するお問い合わせ先>
宮津市 企画財政部 企画課 企画政策係
E-mail:k-tyousei@city.miyazu.kyoto.jp
TEL:0772-45-1664(平日8:30~17:15(土・日・祝・年末年始(12/29~1/3)を除く))
西日本電信電話株式会社 京都支店 ビジネス営業部
エンタープライズビジネス営業部門 公共営業担当
TEL:0773-25-2213(平日9:00~17:30(土・日・祝・年末年始(12/29~1/3)を除く))
NTTビジネスソリューションズ株式会社 京都ビジネス営業部
E-mail:kyomobi-autonomous@west.ntt.co.jp
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