ハッチィング社、白鳥製薬グループとの資本提携で新たな飛躍へ

美容機器分野のリーダーを目指して

株式会社ハッチィング

2024年11月29日 13時41分

https://hatcing.com（公式ホームページ）

福岡市に拠点を置く美容機器メーカー、ハッチィング社は、美容鍼を進化させた独自の美容機器「エアバリ」を中心に急成長を遂げてきたスタートアップ企業でですが、このたび、さらなる事業拡大を目指し、医薬品原料製造を手掛ける白鳥製薬グループ（本社：千葉県）との資本提携を発表しました。今回の提携により、白鳥製薬はハッチィング社の株式を取得し、資本・経営両面での連携が進められます。

美容と健康の融合で成長を続けるハッチィング社

ハッチィング社は2020年設立の若い企業でありながら、その斬新なアイデアと技術力で美容業界に新風を巻き起こしてきました。同社の主力製品「エアバリ」は、一般的な美容鍼の概念を進化させたもので、空気圧を利用して肌を刺激し、美容成分を効率的に浸透させるという革新的な仕組みを採用。従来の鍼治療のような専門資格が必要ないため、エステティックサロンや美容室など幅広い施設で導入が進んでいます。

設立からわずか数年で売上高3億円を超える規模へと急成長を遂げたハッチィング社ですが、広告宣伝やマーケティングをさらに強化し、全国的なシェアを拡大するため今回の白鳥製薬グループとの資本提携が実現しました。

白鳥製薬との提携の意義

白鳥製薬は、千葉県を拠点とし100年以上の歴史を持つ老舗企業であり、医薬品原料製造の分野で国内外に幅広い顧客基盤を持つことで知られています。同社は近年、医薬品業界の人口減少や薬価改定による市場縮小を見据え、新たな成長分野として美容や健康関連事業に注力しています。今回の提携により、ハッチィング社の美容機器を活用して美容・健康分野への事業拡大を加速させる考えです。

さらに、白鳥製薬が持つ医薬品原料や技術力とハッチィング社の美容機器との融合により、新たな製品開発の可能性も広がります。例えば、医薬品原料を応用した次世代型美容機器や、エアバリのさらなる高機能化などが期待されています。このようなシナジー効果は、両社の市場競争力を大きく高める事となります

エアバリの可能性：国内外での市場拡大へ

主力製品である「エアバリ」は、従来の美容鍼と比べて痛みやリスクが少なく、施術を受ける側にとってもハードルが低いことが特徴です。また、施術後には専用の美容液を用いて肌に直接手で塗るよりも浸透力が高く、実際の利用者からは即効性が高いとの評価を受けています。

このような製品のポテンシャルは、国内市場だけでなく海外でも注目を集めています。すでに欧米やアジア諸国では、エアバリと同様の美容法が徐々に普及しつつありますが、日本国内における競争相手はまだ少ないのが現状です。今回の提携を機に、白鳥製薬のグローバルな販売ネットワークを活用することで、エアバリの海外展開も加速すると見られます。

ハッチィング社の今後の展望

今回の資本提携により、ハッチィング社は広告宣伝やマーケティングのさらなる強化を実現し、新しい市場を開拓することが可能になります。また、白鳥製薬の持つ豊富な資源を活用することで、従来にはない新製品の開発やサービスの幅を広げることが期待されます。今後ハッチィング社と白鳥製薬の技術との融合によってより幅広い市場に対応する製品が生まれる可能性があります。

さらに、ベトナムなどの海外市場での販売拡大も視野に入れており、今後5年間で売上高を30億円規模に引き上げるという具体的な目標を掲げています。ハッチィング社と白鳥製薬グループの提携は、両社にとって成長の起爆剤となることでしょう。

市場に向けたメッセージ

ハッチィング社は、革新的な技術と製品でこれまで美容業界を歩みました。今回の提携は、単なる資本提携にとどまらず、両社が共に描く長期的なビジョンの実現に向けた重要な一歩です。私たちは、今後もお客様に寄り添いながら、美容と健康を結びつけた新しい価値を提供していくことをお約束します。