RePlayce、神戸市・株式会社CHINTAIと産官学連携、HR高等学院神戸校を2027年4月に開校予定
学住一体型の地域活性化モデルを創出、実践型キャリア教育で地域課題解決に挑む
中高生向けキャリア探究サービスを運営する株式会社RePlayce(本社:東京都渋谷区 代表取締役CEO:山本将裕、以下RePlayce)は、地域課題の解決と次世代育成を目的として、神戸市および株式会社CHINTAI(本社:東京都港区 代表取締役社長:奥田倫也、以下CHINTAI)と産官学連携し、教育の充実化と空き家の利活用を掛け合わせた"学住一体型"地域活性化モデルの創出に取り組み、首都圏以外では初、5校目となる「HR高等学院神戸校」の開校を目指してまいります。なお、「HR高等学院 神戸校」は2027年4月に開校予定※となります。 ※認可申請前
本連携では、RePlayceが培ってきた実践型キャリア教育のノウハウを活かし、空き家問題をはじめとする地域課題を教材化。学生が地域住民や企業、行政と協働しながら課題解決に取り組むことで、非認知能力を育むとともに、若者の地域定着と持続可能なまちづくりの実現を目指します。

産官学連携の背景
現代社会は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった「VUCA時代」と呼ばれ、将来の予測が困難な状況にあります。こうした時代において、自ら課題を発見し、他者と協働しながら新たな価値を創造していく力が、すべての若者に求められています。
一方、地方都市では人口減少や若年層の都市部への流出が進み、空き家の増加や地域コミュニティの希薄化といった課題が顕在化しています。そんな中、神戸市の「坂のまち」エリアでは、歴史ある住宅や空き家が点在する中で地域再生への機運が高まっており、行政・企業・教育機関が一体となった持続可能な地域モデルの構築に取り組んでいます。
RePlayceは創業以来、実社会とつながる探究型教育で高い評価を得てまいりました。このたびの産官学連携により、神戸市が地域資源の活用を支援し、CHINTAIが住まいと暮らしに関する知見を提供、さらにRePlayceの「探究」「越境」「共創」をキーワードとした教育手法を地域課題解決に活用することで、教育と地域生活が有機的に結びつく新たなモデルを創出します。
具体的な取り組み内容
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HR高等学院神戸校の開校 (RePlayceの関西拠点も同時開設)
地方都市における地域課題を、自治体や企業との連携を通じて教育の力で解決へと導くことを目的に、2027年4月、「HR高等学院 神戸校」の開校を目指してまいります。
同校は「地域と、社会と一番近い学校に」をコンセプトに、神戸市が抱える空き家問題や若年層の地域離れといった社会課題に向き合いながら、地域資源を活用した実践的な授業を展開します。授業や探究活動を通じて、自治体・企業が連携し、学びと暮らしが循環する持続可能な地域教育モデルの構築を目指します。
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地域課題を題材とした実践型教育コンテンツの開発(CHINTAI×RePlayce×神戸市)
RePlayceが得意とする「課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)」を軸に、学生が地域社会の抱える課題を題材に、自ら考え、解決策を導き出すプログラムを実施します。
初年度のテーマは、神戸市が直面する「空き家問題」。坂の多い地域に点在する空き家や空き地を対象に、現状調査から課題抽出、活用方法の企画提案までを一貫して学ぶプログラムを展開します。
学生たちは、地域住民や不動産事業者、行政職員との対話を重ねながら、空き家の再生を通じた地域活性化のあり方を模索。RePlayceが提供する「社会人メンターとの伴走支援」や「フィードバックを通じた学びの深化」により、課題発見力、企画力、コミュニケーション能力といった非認知能力を育みます。
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『高校生のためのお部屋探し&一人暮らしガイド』兵庫・神戸版の活用(CHINTAI)
CHINTAIが制作する『高校生のためのお部屋探し&一人暮らしガイド』の初の地域特化版となる「兵庫・神戸版」を、HR高等学院神戸校の授業や探究学習の教材として活用します。
神戸市をはじめ兵庫県内のハザードマップや家賃相場、主要エリアの特徴、生活インフラ情報などを収録した本教材を通じて、学生が地域の暮らしを自分ごととして考え、安心・安全な住まい選びや将来設計を学べる環境を整備します。
代表メッセージ
山本 将裕(株式会社RePlayce 代表取締役CEO)
HR高等学院は、このたび神戸市・CHINTAI様と産官学連携で神戸校を開校することになりました。地域自治体と連動した探究学習と実践型キャリア教育、安心して学べる環境を一体で提供し、「学ぶ・働く・暮らす」の好循環を神戸から創ります。官民の力を束ね、1人ひとりの可能性を解放するインフラを築き、日本の教育と地域の未来を更新していきます。
奥田 倫也(株式会社CHINTAI 代表取締役社長)
このたび、神戸市およびRePlayceとともに、CHINTAIが推進する社会貢献プロジェクトの一環として、教育と地域課題を掛け合わせた新しいモデルに取り組めることを大変光栄に思います。
CHINTAIはこれまで、住まいに関する情報提供にとどまらず、若い世代の学びや自立を支える活動に取り組んでまいりました。今回は、神戸市が抱える地域課題を題材とした学習プログラムの開発に加え、『高校生のためのお部屋探し&一人暮らしガイド』の地域特化版を制作し、地域に根ざした住教育の実現を目指します。
教育と暮らしをつなぐこの取り組みを通じて、高校生が地域をより身近に感じ、自らの将来や生き方を考えるきっかけとなることを願っています。CHINTAIは今後も、住まいを通じて次世代の育成と持続可能なまちづくりに貢献してまいります。
小松 恵一(神戸市副市長)
このたびCHINTAIおよびRePlayceが全国で初めて“学住一体型”の地域活性化モデルを本市で取り組んでいただくことに、心より感謝を申し上げます。
本市では、坂の多いエリアも含めて、空き家・空き地の活用支援や地域の魅力向上に取り組んでいます。今回、空き家を活用した学生寮などの企画・提案をはじめ、CHINTAIとRePlayceの若い視点を活かす取り組みは、住教育の充実と地域課題の解決に繋がるものと大きな期待を寄せており、本市も両社と連携しながら、地域の活性化やエリア価値の向上を目指して共に取り組んでまいります。
株式会社RePlayce

中高校生向けキャリア探究サービス「はたらく部」をNTTドコモからスピンアウトし、2024年4月創立。2025年にはHR高等学院を開校し、若い世代の探究心に火をつけ、「今の教育のあり方をアップデートする」をミッションに、子どもたちの自己実現、今後の日本社会を支える人材育成の事業に取り組む。
・事業内容:中高生向けキャリア探究サービス「はたらく部」運営、通信制高校サポート校 HR高等学院の運営、探究中心教材開発、社会人講師派遣、オンラインスクール事業運営等
・ミッション:「今の教育のあり方をアップデートする」
・公式サイト:https://replayce.co.jp
・2025年春開校 新たな形の通信制サポート校:https://hr-highschool.com
・中高生から始めるキャリア教育「はたらく部」:https://hatarakubu.jp
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