加速度・角速度検知を1パッケージに組み合わせ、高精度なモーション検知を実現
コンスーマおよびポータブル・アプリケーション向けMEMSの主要サプライヤ(1)で
あるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、3軸加速度センサ
(デジタル出力)と2軸ジャイロ・センサ(アナログ出力)を単一パッケージに
集積したモーション検知モジュールを発表しました。加速度センサおよびジャイロ・
センサをパッケージ・レベルで集積化することにより、性能・信頼性の向上、
サイズの小型化、およびコスト低減を実現し、携帯電話、リモコン、パーソナル・
ナビゲーション・システム、およびその他の携帯型機器において、高精度な
ジェスチャおよびモーション検知の新たな可能性を開拓します。
MEMSモーション・センサは、携帯電話、ポータブル・マルチメディア・プレーヤ、
ゲーム機用コンソール、パーソナル・ナビゲーション・システム、およびリモート
入力用機器に直観的なヒューマン・インタフェース機能を付加します。ユーザの
手首・腕・手の動きをアプリケーション、メニュー内およびメニュー間の移動、
ゲーム内のキャラクタの動き等と結び付けることにより体感型の操作を実現します。
堅牢で機械的ストレスに強いこのモジュールには、既に市場で6億個以上の出荷
実績を持つMEMSセンサに適用され成功を収めているSTのマイクロマシン技術が
活用されています。このモジュールは、広い動作温度範囲(-40℃~85℃)に
わたる優れた安定性と微小な出力ノイズを特徴としています。
STの低電力モーション検知モジュールは、ユーザが選択可能な加速度検出範囲
(±2G/±4G/±8G)と、ピッチ軸およびヨー軸(2)に沿った業界で最も幅広い検出
角速度(±30~±6000dps(3))を組み合わせた製品です(ジャイロ・センサ部の
検出角速度は工場出荷時に±30dps、±150dps、±300dps、±500dps、
もしくは±1500dps に調整します)。また、ジャイロ・センサ部は各軸に関して、
低速の動きを高精度で検出する4倍に感度を増幅した出力と、非常に高速な
ジェスチャや動きを検出する出力の2つの独立した出力を同時に提供します。
これにより、例として±1500dpsに調整されたジャイロ・センサ部は同時に
±6000dpsの高速動作検出も提供します。
同製品は、バッテリ駆動の携帯型機器が持つ電力面の制約に対応するため、
パワー・ダウン・モードとスリープ・モードを備えており、2.7~3.6Vの範囲内にお
いて任意の電源電圧で動作します。また、センサを物理的に動かすこと無く、両センサ
部の動作確認を行えるセルフ・テスト機能により、センサを基板に実装した後
でも自己診断試験を行える機能を提供します。
モーション検知コントローラ分野で業界をリードするMovea社の最高経営責任者
(CEO)であるSam Guilaume氏は、次の様にコメントしています。「STは、複数の
MEMSセンサを単一パッケージに集積することで、優れたコスト効率の製品に対する
市場の要求をサポートしています。STの新しいモーション検知モジュールと、
それを補完する当社のSmartMotion(TM)テクノロジーにより、リモコン、ゲーム・
パッド、スマートフォン、その他のコンスーマ機器のユーザ・インタフェース向け
に、これまでにないモーション検知ソリューションが実現します。」
STのグループ・バイス・プレジデント 兼 MEMS・センサ・高性能アナログ製品
事業部 ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメント
しています。「コンスーマ・アプリケーション向けジャイロ・センサと加速度
センサを大量生産できる唯一の企業であるSTは、単一パッケージに封止された
市場初の多軸モーション検知モジュールの発表により、MEMSの普及拡大に向けて
さらに大きく前進しました。STは、卓越した性能、訴求力のある価格、およびSTの
MEMS専用8インチ製造ラインが持つ量産能力といった、業界でも独自の組み合わせ
によるメリットをお客様に提供します。」
現在、STの多軸モーション検知モジュールLSM320HAY30はサンプル出荷中で、
量産開始は2010年第1四半期の予定です。単価は大量購入時に約3.3ドルです。
STの完全なMEMSポートフォリオの詳細については、
http://www.st-japan.co.jp/mems をご覧ください。
また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2454d.html
(1) iSuppli社(2009年6月)
(2) ピッチとヨーは回転運動の種類です。ヨーは垂直軸を中心とする回転、
ピッチは左右軸を中心とする回転です。
(3) Degrees per second(度/秒)
Movea社について
Movea社は、コンスーマ・エレクトロニクス、医療、およびスポーツ等の市場を
対象とした、ヒューマン・モーション検知分野向けテクノロジー、特許、および
ソリューションの開発と製品化に関する世界的なリーダーです。
業界をリードする研究者と経営陣のチームによって2007年3月に設立されたMovea
SA社は、フランスの研究機関CEA-Letiから分社した企業で、グルノーブル
(フランス)に本社を置いています。Movea社は、世界的に有名なCEA-Letiの
Minatecイノベーション・キャンパスにおける数十年間の知的財産、研究、開発の
商業化を目的として、医療およびスポーツ分野向けヒューマン・モーション検知に
主に取り組んでいます。2007年12月、Movea社はコンスーマ・エレクトロニクス
向けモーション検知ソリューションの世界的リーダーとしての地位をさらに
強化するため、1989年以来、コンスーマ・モーション製品分野の先駆者である
Gyration社を買収しました。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8218
あるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、3軸加速度センサ
(デジタル出力)と2軸ジャイロ・センサ(アナログ出力)を単一パッケージに
集積したモーション検知モジュールを発表しました。加速度センサおよびジャイロ・
センサをパッケージ・レベルで集積化することにより、性能・信頼性の向上、
サイズの小型化、およびコスト低減を実現し、携帯電話、リモコン、パーソナル・
ナビゲーション・システム、およびその他の携帯型機器において、高精度な
ジェスチャおよびモーション検知の新たな可能性を開拓します。
MEMSモーション・センサは、携帯電話、ポータブル・マルチメディア・プレーヤ、
ゲーム機用コンソール、パーソナル・ナビゲーション・システム、およびリモート
入力用機器に直観的なヒューマン・インタフェース機能を付加します。ユーザの
手首・腕・手の動きをアプリケーション、メニュー内およびメニュー間の移動、
ゲーム内のキャラクタの動き等と結び付けることにより体感型の操作を実現します。
堅牢で機械的ストレスに強いこのモジュールには、既に市場で6億個以上の出荷
実績を持つMEMSセンサに適用され成功を収めているSTのマイクロマシン技術が
活用されています。このモジュールは、広い動作温度範囲(-40℃~85℃)に
わたる優れた安定性と微小な出力ノイズを特徴としています。
STの低電力モーション検知モジュールは、ユーザが選択可能な加速度検出範囲
(±2G/±4G/±8G)と、ピッチ軸およびヨー軸(2)に沿った業界で最も幅広い検出
角速度(±30~±6000dps(3))を組み合わせた製品です(ジャイロ・センサ部の
検出角速度は工場出荷時に±30dps、±150dps、±300dps、±500dps、
もしくは±1500dps に調整します)。また、ジャイロ・センサ部は各軸に関して、
低速の動きを高精度で検出する4倍に感度を増幅した出力と、非常に高速な
ジェスチャや動きを検出する出力の2つの独立した出力を同時に提供します。
これにより、例として±1500dpsに調整されたジャイロ・センサ部は同時に
±6000dpsの高速動作検出も提供します。
同製品は、バッテリ駆動の携帯型機器が持つ電力面の制約に対応するため、
パワー・ダウン・モードとスリープ・モードを備えており、2.7~3.6Vの範囲内にお
いて任意の電源電圧で動作します。また、センサを物理的に動かすこと無く、両センサ
部の動作確認を行えるセルフ・テスト機能により、センサを基板に実装した後
でも自己診断試験を行える機能を提供します。
モーション検知コントローラ分野で業界をリードするMovea社の最高経営責任者
(CEO)であるSam Guilaume氏は、次の様にコメントしています。「STは、複数の
MEMSセンサを単一パッケージに集積することで、優れたコスト効率の製品に対する
市場の要求をサポートしています。STの新しいモーション検知モジュールと、
それを補完する当社のSmartMotion(TM)テクノロジーにより、リモコン、ゲーム・
パッド、スマートフォン、その他のコンスーマ機器のユーザ・インタフェース向け
に、これまでにないモーション検知ソリューションが実現します。」
STのグループ・バイス・プレジデント 兼 MEMS・センサ・高性能アナログ製品
事業部 ジェネラル・マネージャであるBenedetto Vignaは、次の様にコメント
しています。「コンスーマ・アプリケーション向けジャイロ・センサと加速度
センサを大量生産できる唯一の企業であるSTは、単一パッケージに封止された
市場初の多軸モーション検知モジュールの発表により、MEMSの普及拡大に向けて
さらに大きく前進しました。STは、卓越した性能、訴求力のある価格、およびSTの
MEMS専用8インチ製造ラインが持つ量産能力といった、業界でも独自の組み合わせ
によるメリットをお客様に提供します。」
現在、STの多軸モーション検知モジュールLSM320HAY30はサンプル出荷中で、
量産開始は2010年第1四半期の予定です。単価は大量購入時に約3.3ドルです。
STの完全なMEMSポートフォリオの詳細については、
http://www.st-japan.co.jp/mems をご覧ください。
また、本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2454d.html
(1) iSuppli社(2009年6月)
(2) ピッチとヨーは回転運動の種類です。ヨーは垂直軸を中心とする回転、
ピッチは左右軸を中心とする回転です。
(3) Degrees per second(度/秒)
Movea社について
Movea社は、コンスーマ・エレクトロニクス、医療、およびスポーツ等の市場を
対象とした、ヒューマン・モーション検知分野向けテクノロジー、特許、および
ソリューションの開発と製品化に関する世界的なリーダーです。
業界をリードする研究者と経営陣のチームによって2007年3月に設立されたMovea
SA社は、フランスの研究機関CEA-Letiから分社した企業で、グルノーブル
(フランス)に本社を置いています。Movea社は、世界的に有名なCEA-Letiの
Minatecイノベーション・キャンパスにおける数十年間の知的財産、研究、開発の
商業化を目的として、医療およびスポーツ分野向けヒューマン・モーション検知に
主に取り組んでいます。2007年12月、Movea社はコンスーマ・エレクトロニクス
向けモーション検知ソリューションの世界的リーダーとしての地位をさらに
強化するため、1989年以来、コンスーマ・モーション製品分野の先駆者である
Gyration社を買収しました。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com
◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
APMグループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8218
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