食コミュニティ「キッチハイク」、静岡県南伊豆町と関係人口創出および「ふるさと食体験」の相互推進に関する連携協定を締結
これまで実施したオンラインイベントに登場した生産者や料理人、地域おこし協力隊などの地域住民と、イベントに関わった南伊豆町のファンが見守るなか、オンライン調印式を実施した。
今回の締結により、2020年5月より開始した南伊豆町との連携をさらに発展させ、「食と文化と交流」をテーマに、地域活性や地域誘客に貢献します。
■連携協定締結の背景
昨今、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域や地域の人々と多様な形で関わる「関係人口」が注目を集めています。
コロナ禍で急速に進んだテレワーク化を背景にワーケーションや他拠点生活への関心が高まり、都市生活者にとって地域との接点づくりの機運が高まる一方で、コロナ時代にも対応でき、かつ効果が見込める関係人口創出の手法が確立されているわけではありません。
キッチハイクは南伊豆町と共同で2020年5月より10回を超えるオンライン食体験イベントを開催し、南伊豆町の食や暮らしの魅力を伝えています。
中でも、生きた伊勢海老を届け、漁師にオンラインで教わりながらさばくワークショップは子供向けの食育にもなると好評で、毎回キャンセル待ちが出る大人気のイベントになりました。
また、イベントで人気を博した地域のレストランの看板メニューをEC商品化しキッチハイクサイトで販売したり、「南伊豆町祭り」と題した特設サイトを制作し魅力発信を行ったりと、オンラインイベントのみに留まらない取り組みで地域のファン化・関係人口創出に一定の手応えを得ました。
キッチハイクと南伊豆町は、本年より始まったこうした試みを加速させ、関係人口創出においてさらに高い効果を出すために、協定を結ぶ運びとなりました。
▼南伊豆町とのこれまでの取り組み
https://kitchhike.jp/works/2020/12/19
▼EC商品販売ページ(南伊豆産伊勢海老のパスタソース)
https://kitchhike.com/products/5f11afab528beb76f45c8136
▼「南伊豆祭り」特設サイト
https://minamiizu-matsuri.com/
■「ふるさと食体験」とは
「ふるさと食体験」は、食と文化と交流を通して、関係人口と地域価値を創造する事業です。オンラインと食コミュニティを活用して、その地域ならではの魅力を掘り起こし、地域内外が豊かにつながる新しい関係性をつくります。2017年2月より地方自治体との取組みをスタートしましたが、2020年12月より「ふるさと食体験」として、機能及び運営体制を強化し、新たに事業化を進めています。
<キッチハイクができること>
地域のファン・関係人口づくりを通して、地域の課題解決から価値創造までを行います。
観光・移住、地域食材PR、ふるさと納税などに課題を感じている地域にとって、オンラインを活用したファン・関係人口づくりは新しい一手になります。課題解決だけではなく、新たな価値創造を一緒に手がけます。
<チームによるトータルプロデュース>
オンラインイベントとコミュニティを軸にして、地域の魅力を最大限にひきだします。
プロデューサー、デザイナー、マーケター、エンジニア等からなるチームが、オンラインイベントからその先までをトータルプロデュース。
独自の視点で地域の魅力を引き出し、イベントの企画・開催だけでなくサイト制作やSNS、EC、現地ツアーなど多方面へ展開、地域のファン・関係人口のコミュニティづくりを行います。また、キッチハイク独自のWebサイト・アプリを活用してファンへの継続的なアプローチも可能です。
■連携協定の概要
1. 締結日
2020年12月25日
2. 目的:
南伊豆町の農林水産物や生産者・地域や暮らしの魅力を発信することで、南伊豆町の関係人口創出を図るとともに、「ふるさと食体験」の魅力向上を図ることについて、相互に連携・推進すること。
3. 協定の内容
(1) 南伊豆地域の農林水産物や生産者の魅力発掘・価値創造に関すること
(2) 農林水産物や生産者を切り口にした南伊豆地域のPRに関すること
(3) 南伊豆地域の関係人口創出に関すること
(4) 南伊豆地域への観光・移住促進に関すること
(5) 観光事業者の活性化による地域経済の発展に関すること
(6) 上記に掲げるもののほか、甲及び乙が必要と認めること
▼南伊豆町長 岡部克仁
南伊豆町は、東京から約4時間で訪れることができる自然豊かな海のまちです。
東京からの程よい距離感と手つかずの自然が人気の観光地で、首都圏からも多くの旅行者が訪れる地域ですが、コロナウイルス感染症のまん延拡大により、観光客の減少や首都圏での観光客誘致キャンペーンの実施が困難となるなど、地域経済にも影を落としています。
ウィズコロナ、ポストコロナのニューノーマル時代の観光振興、地域活性化を推進するためには、デジタル技術の活用により自宅に居ながらにして実体験が行える「ふるさと食体験」の仕組みは大きな強みとなり、本町の観光振興のみならず、農林水産物の魅力向上や地域の歴史・文化の維持発展にもつながるものであると確信しています。
今回、新たな取組としてスタートする「ふるさと食体験」は、多くの人々の高い関心を引き寄せ、あわせてオンライン上でありながら地域との深いつながりを形成できる取組であり、食を通して人と人、地域と人がつながることで作り上げられる関係人口の創出に大きな期待を持ち、株式会社キッチハイク様と共に地方創生及び本事業の推進に取り組んでまいります。
▼キッチハイク代表 山本雅也
2020年5月より、魅力あふれる食の企画を数多くご一緒させていただいている南伊豆町と連携協定を締結することができ、たいへん光栄に思います。海も山も、伊勢海老もジビエも、また温泉もある、食文化と自然が豊かな地勢、そして地元の皆さまの穏やかながら情熱あふれるお人柄に私自身強く惹かれました。
今、コロナ禍において、地域との新しいコミュニケーションのつくり方が求められています。地域ごとの多様性の象徴である食と文化、そして地域に根付く皆さまひとりひとりの暮らしが価値と知恵の源泉であると私たちは考えています。
今回の連携協定により、2017年2月以降のキッチハイクがさまざまな地域との取り組みを通じて培ってきた「地域の新しい価値創造・食企画プロデュース」、2020年4月以降の新規事業「オンラインイベント×食コミュニティ(ふるさと食体験)」を活かし、南伊豆町の活性・関係人口創出に活かしていくと共に、今後さまざまな地域構想にも展開していけるモデルケースに挑戦していきたいと思いますので、引き続き乞うご期待ください。
■本件についての問い合わせについて
取材依頼や自治体様・企業様からのお問い合わせをお待ちしております。
info@kitchhike.com
ご興味のある自治体様・企業様からのお問い合わせ、資料ダウンロードはこちらから。
https://kitchhike.jp/furusato-shokutaiken
■ 株式会社キッチハイクについて
2013年5月にキッチハイク (β版) をローンチ。その後、人と食の出会いを描いた食卓探訪紀『キッチハイク!突撃!世界の晩ごはん』(集英社) を出版。2017年にiOSアプリをリリース、2018年にはサッポロビールと業務提携し、オリジナルビールをつくって仲間とシェアできるサービス「HOPPIN' GARAGE」をスタート。Mistletoe、MTG Ventures、OPENSAUCE、メルカリなどから資金調達を実施。2020年12月より、withコロナ時代の関係人口及び地域価値の創造を目的にした自治体連携サービス「ふるさと食体験」をリリース。現在、累計参加者数が10万人を超え、急成長を続ける。iOS・Androidのアプリ機能充実、マーケティング強化、事業拡大などに向けて、積極的に人材採用中。
*共同代表:山本雅也 / 藤崎祥見
*サービス開始:2013年5月20日
*所在地:東京都台東区東上野4-13-9 ROUTE89 BLDG.4F
*サービス:https://kitchhike.com/
*コーポレート:https://kitchhike.jp/
*フィロソフィー:「もっともぐもぐ、ずっとわくわく。」
*募集中の人材:https://www.wantedly.com/companies/kitchhike/projects
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