真心で通じ合った、野生の子ヒョウと心優しい兵隊… 門田隆将が、平和の大切さを伝える実話絵本『ヒョウのハチ』
真心で通じ合った、野生のヒョウと心優しい兵隊の物語
動物と人との深い絆を伝える実話絵本
ときは1941年2月。中国の牛頭山へヒョウ退治に出かけた日本兵の成岡正久小隊長は、生まれて間もない赤ちゃんヒョウと出会う。
子猫のように愛くるしいヒョウはハチと名づけられ、兵隊達の宿舎でかわいがられて育つ。食べるのも、眠るのも一緒で、戦時下の兵隊達の心のなぐさめにもなり、両者は深い絆を結んでいく。しかし、成岡さんの部隊に軍司令部より大きな作戦の命令が下る。
明日の命も知れない戦場にハチを連れて行くことはできない、ハチを引き取ってくれるところはないか、と成岡さんは奔走し、そして、ハチは上野動物園に引き取られることになる。
ハチは日本に到着するやいなや大人気となるが、次第に戦況は悪化していき、ついには動物園に猛獣処分の命令が下り・・・。
野生のヒョウと真心で通じ合った心優しい兵隊の物語は、戦争の悲劇や理不尽さを浮かび上がらせると共に、人も動物も穏やかに暮らせる「平和」の大切さを伝えている。
『ヒョウのハチ』
門田隆将/文 松成真理子/絵
定価:本体1,300円+税
ISBN978-4-09-726786-7
AB判変形 210×257mm 40ページ
2018年7月13日発売 小学館・刊
本書紹介ページはこちら…
https://sho.jp/sho1/25130
【著者】
門田隆将(かどた りゅうしょう)
1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。作家・ジャーナリストとして、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなど、幅広い分野で活躍。『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』で山本七平賞受賞。この絵本の元になった実話を詳しく取材し書いた『奇跡の歌~戦争と望郷とペギー葉山~』(小学館)など、著書多数。
松成真理子(まつなり まりこ)
1959年、大分県生まれ。京都芸術短期大学(現、京都造形芸術大学)卒業。絵本『まいごのどんぐり』で第32回児童文芸新人賞、紙芝居『うぐいすのホー』で第43回五山賞奨励賞受賞。主な絵本に『じいじのさくら山』『せいちゃん』『はるねこ』など、著作多数。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像