認知症のある人が生きる世界を身体で体験!「認知症世界の歩き方ウィーク」GWに鎌倉で開催

20万部突破『認知症世界の歩き方』が初の体験型展示に。著者講演と鎌倉の実践者によるクロスセッションも

issue+design

特定非営利活動法人 issue+design(代表:筧裕介)は、ボーダレスファウンデーション、鎌倉市ととともに、2026年5月1日から7日までの7日間、鎌倉芸術館(神奈川県鎌倉市)にて「認知症世界の歩き方ウィーク」を開催します。

本企画では、累計20万部を突破した書籍『認知症世界の歩き方』の世界観をもとに、認知症のある人が見ている世界を五感で体験できる展示「認知症世界を歩いてみたら。展」を開催。さらに、著者による講演や、鎌倉で活動する医療・福祉・地域実践者によるクロスセッションを通じて、認知症に対する新しい理解を市民とともに考える一週間となります。

超高齢社会の日本で問われる「認知症観」

日本では高齢化の進行とともに認知症のある人の数が増え続けており、認知症は誰にとっても身近な社会課題となっています。一方で、「何をするかわからない」「関わるのが怖い」といった誤解や偏見が、認知症のある人と地域社会の間に見えない壁を生み出しているのも現状です。

こうした状況の中で重要なのは、認知症を「知識」として学ぶだけでなく、当事者がどのような世界を生きているのかを理解することです。

「認知症世界の歩き方」プロジェクトは、認知症当事者約100名へのインタビューから生まれた書籍を起点に、講演やワークショップ、コミュニケーションデザインの取り組みを通じて、人々の認知症観を変えていくことを目指してきました。

シリーズ累計20万部を突破し、中・韓・台3か国で翻訳もされている書籍『認知症世界の歩き方』(ライツ社)

五感で体験する「認知症世界」

今回開催される展示「認知症世界を歩いてみたら。展」は、書籍『認知症世界の歩き方』の内容をもとに制作された体験型展示です。

来場者は「認知症世界の旅人」となり、記憶・時間・空間・身体感覚などの揺らぎをテーマにした展示を巡りながら、認知症のある人が日常の中で感じている戸惑いや不思議な体験を身体を通して体感します。

この展示は、issue+designとボーダレスファウンデーションの連携によって企画されたもので、今後は全国各地で巡回展示として展開していく予定です。

鎌倉から共生社会のモデルを発信

鎌倉市の高齢化率は約31%(2025年時点)と全国平均より高く、高齢期の課題は市民の暮らしに直結するテーマとなっています。

本ウィークでは展示に加え、初日の5月1日に講演会を開催。著者である筧裕介による講演のほか、鎌倉で暮らす認知症当事者や医療・福祉関係者、地域活動の担い手などが登壇し、「認知症とともに、自分らしく暮らせる地域」をテーマにクロスセッションを行います。

医療・福祉・市民・事業者など多様な主体がつながり、地域ぐるみで支え合う取り組みとして、鎌倉から新しい認知症観を発信していくことを目指します。

開催概要

名称
「認知症世界の歩き方ウィーク」 in 鎌倉

会期
2026年5月1日(金)〜5月7日(木)

参加費

無料

※5/1(金)講演会は要予約

申込はこちら

https://forms.gle/fZ9KeUjyNYqv8GKR8


企画①:展示「認知症世界を歩いてみたら。展」

5月1日(金)15:00〜20:00
5月2日(土)~6日(水)10:00〜19:00
5月7日(木)10:00〜15:00
会場:鎌倉芸術館 ギャラリー1(神奈川県鎌倉市大船6丁目1−2)

参加費:無料 予約不要

企画②:講演会「認知症世界の歩き方について」
クロスセッション「認知症世界の歩き方の可能性:認知症のある方が幸せに生きるまち・鎌倉の実現に向けて」

5月1日(金)14:15~15:45

会場:鎌倉芸術館 小ホール(神奈川県鎌倉市大船6丁目1−2)

参加費:無料 要予約

登壇者:筧裕介(issue+design代表)

筧 裕介(かけい ゆうすけ)/特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 代表
1975年生。一橋大学社会学部卒業。 東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。 慶應義塾大学大学院特任教授。 2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+ design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、 実践に取り組む。 2017年より認知症未来共創ハブの設立メンバーとして、 認知症のある方が暮らしやすい社会づくりの活動に取り組む。著書に『地域を変えるデザイン』、『 ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『 持続可能な地域のつくりかた』『認知症世界の歩き方』など。

宇治 香(うじ かおる)/「ソンべカフェ」店主、一般社団法人ふらっとカフェ鎌倉副代表

鎌倉で生まれ育ち、食と対話を通じて人がつながる場づくりを続けている。地域食堂や福祉団体とも連携し、カフェをまちに開かれたパブリックな空間として運営。市民や行政と協働しながら、世代や立場を越えたつながりを育む地域のハブ。

前田順子(まえだじゅんこ)/医療法人バディ 認知症部門部長 言語聴覚士 認知症ケア専門士

2005年から15年間、都内急性期病院に勤務し、認知症疾患医療センターでのもの忘れ外来を担当。2016年より認知症カフェを運営し、当事者と家族支援に尽力。2023年鎌倉脳神経MRIクリニック開院。2025年より神奈川県指定「連携型」認知症疾患医療センターとして地域医療の基幹を担う。


西村舞由子/地域包括支援センター鎌倉きしろ 社会福祉士、編集工房まる 代表 、「認知症世界の歩き方」公認ファシリテーター 
民事法を学び、大手法律事務所から「NPO法人ちいさな手」に入り、福祉の道へ。訪問介護員を経て、2015年、介護・福祉情報専門の編集プロダクション「編集工房まる株式会社」を設立。100冊以上の制作物編集に携わる。現在、編集業と包括での実践を両立しつつ、「福祉の現場で何を、どう対話するか」「福祉現場のファシリテーション」について研究している。

主催
NPO法人issue+design

NPO法人ボーダレスファウンデーション

共催
鎌倉市

後援
神奈川県

協力(敬称略)
社会福祉法人きしろ社会事業会、かまくらりんどうの会、一般社団法人かまくら認知症ネットワーク、一般社団法人神奈川オレンジネットワーク、NPO法人和の会、湘南乃えん株式会社、鎌倉脳神経外科MRIクリニック(神奈川県認知症疾患医療センター)、株式会社スピック、株式会社鎌倉ひとはこ、メーカーズシャツ鎌倉株式会社、鎌倉エフエム放送株式会社(Kamakura FM)、関係案内所はつひので、朝食屋コバカバ、ソンべカフェ、サカナヤマルカマ、鎌倉郵便局、秋山弘子(東京大学名誉教授)、ほか


コメント

筧 裕介(issue+design代表)

『認知症世界の歩き方』は、認知症を「知識」として理解するのではなく、認知症のある方が生きている世界を「体験」として共有することで、人々の認知症に対する見方そのものを変えていく取り組みです。今回の展示では、書籍だけでは伝えきれなかった戸惑いや感覚の揺らぎを、身体全体で体験してもらうことを目指しています。
「日本の、そして世界の認知症観を変える」という大きな挑戦に、鎌倉市とともに踏み出せることを心から楽しみにしています。

筧 裕介

松尾 崇(鎌倉市 市長)

この企画は、認知症を「支えられる存在」ではなく「ともに生きる主体」として捉え直す、時代を切り拓く取り組みです。 体験型展示と対話を通じて、当事者の視点に立った理解を深め、偏見や誤解を解きほぐしていく点に、大きな意義があると思います。 そして医療・福祉・市民・企業がつながり、地域ぐるみで支え合う鎌倉モデルを全国へ発信できる絶好の機会です。 誰もが安心して暮らし続けられる共生社会の実現に向けた象徴的な一週間となることを期待してます!!

団体概要

issue+designについて

団体名:NPO法人issue+design

設立日:2008年

所在地:東京都文京区千駄木2丁目40-12

代表者:筧 裕介

ウェブサイト:https://issueplusdesign.jp/

ボーダレスファウンデーションについて

団体名:NPO法人ボーダレスファウンデーション

設立日:2024年12月24日

所在地:福岡県福岡市中央区天神3-1-1 天神フタタビル4F ソーシャルベンチャーパーク福岡

代表者:田口一成

ウェブサイト:https://borderless-foundation.org/

【お問い合わせはこちら】

イシュープラスデザイン(担当:狩野)

メール:info@issueplusdesign.jp

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会社概要

URL
http://issueplusdesign.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区千駄木2-40-12
電話番号
-
代表者名
筧裕介
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年06月