奈良県総合医療センターに「赤ちゃんの頭のかたち外来」が開設/ジャパン・メディカル・カンパニー社製のヘルメットを用いた「赤ちゃんの頭のかたち」矯正治療(ヘルメット治療)が受けられるようになります
赤ちゃんの頭のかたち(歪み)に対する治療等についての社会的関心が高まる中、奈良県の地域医療の中核を担う奈良県総合医療センターに「赤ちゃんの頭のかたち外来」が開設され、頭のかたちに関する診察とヘルメット治療を受けられるようになりました。小児科医と脳神経外科医が初診から治療終了まで責任を持ち、お子様の頭のかたちと発達発育を診る外来となります。
奈良県総合医療センター「赤ちゃんの頭のかたち外来」:
http://www.nara-hp.jp/departments/medical/shounika/treatment#baby-head
奈良県総合医療センターの「赤ちゃんの頭のかたち外来」では乳児の頭蓋変形に対し、位置的変形(主に寝ている時の頭の向き癖が原因で生じるもの)なのか、または病気によって歪みが生じているのか、適正な鑑別診断(頭蓋健診)を受け状況に応じた治療を受けることが可能となります。診療には当社専門スタッフが参画し、医師とともに、赤ちゃんおよびご家族に寄り添ったオーダーメイドのサービスを提供してまいります。
奈良県総合医療センターでは、毎診察時に医師が赤ちゃんの頭蓋の成長発達およびヘルメット治療の矯正状況を確認するとともに、赤ちゃんの成長に合わせてヘルメットを調整するため、ヘルメットのインナークッションを交換します。医師の指示による、1人1人の赤ちゃんに合わせたインナークッションの調整と交換は、ヘルメット作製時だけではなく、治療の間も常にオーダーメイドであることを実現します。
奈良県総合医療センターにて診療を担当する医師は、赤ちゃんの頭のかたちとヘルメット治療に関する医師同士の学び合いの場である当社主催の「位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」(※注)に参加するとともに、ヘルメット治療の先行施設(大学病院)の見学も行っています。
※ジャパン・メディカル・カンパニー社が「第4回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年6月2日に開催(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000068.000046445.html)
初診を担当する医師について
小児科部長 吉田 さやか
●日本小児科学会責任指導医
●日本小児科学会小児科専門医・指導医
●日本小児科学会代議員
●日本血液学会血液専門医
●奈良県立医科大学小児科臨床教授
【頭のかたち外来開設にあたって、吉田医師よりコメント】
奈良県総合医療センター・小児科では、令和6年7月より「赤ちゃんの頭の形外来」を開設いたしました。
日本では長らく頭の形は自然に治るとされていましたが、『位置的頭蓋変形』も一定程度以上のゆがみになると、自然軽快が得られにくいとされており、治療が必要となる場合があります。当外来では、『位置的頭蓋変形』『病的頭蓋変形』に対して、小児科医・小児脳神経外科医が連携し、早期に発見し、適応判定を厳密に行い、必要な治療を行います。
ヘルメット治療は、適切な時期に開始すること・経過を丁寧にフォローすることが非常に重要です。家族の皆様が抱える不安や疑問にも、専門のスタッフが丁寧に対応しながら、健やかな成長を支援いたします。
小児科 大久保 天進
●日本小児科学会小児科専門医
【頭のかたち外来開設にあたって、大久保医師よりコメント】
日本の小児科医療では、依然として赤ちゃんの頭のかたちに対する関心が低い状況が続いています。頭のかたちのゆがみが高度である場合は、自然改善が乏しいことがわかっています。
適切な治療を行うことで、頭のかたちの改善に取り組むことが重要と考えています。早期にご相談いただければ、体位変換など積極的な理学療法で改善する可能性もあるため、不安や悩み事があれば気軽にご相談ください。
赤ちゃんの頭のゆがみについて
赤ちゃんの頭のゆがみは、向き癖など外部からの圧力が主な原因ですが、稀に病的変形があり、ヘルメット治療の対象となるのは、外部からの圧力による位置的頭蓋変形になります。赤ちゃんの頭囲が急成長する生後3ヶ月~生後6ヶ月頃までの間に、治療用のヘルメットを装着することで頭蓋変形を治療することが可能になっています。
赤ちゃんの頭のかたちの測定は、専用の3Dスキャナーだけでなく、「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」でも行うことが可能です。
当社が開発した「赤ちゃんの頭のかたち測定アプリ」では、写真を撮るだけで赤ちゃんの頭のかたちを簡単に計測することができます。累計25万ダウンロード(※注)を超えアプリの精度も向上しており、医師の論文発表等にもアプリデータが使用されています。アプリは医師監修の基に作られており、病院の診察の際にも役立てることもできますので、ぜひダウンロードしお役立てください。
※注:2024年6月 当社調べ
※国内初「赤ちゃんの頭のかたち測定」アプリが累計25万ダウンロードを突破!乳児の頭蓋変形の測定のみならず頭蓋変形に関する研究開発への応用も進む(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000046445.html)
【iOS版】
【Andoroid版】
・製品情報 Qurum Fit(クルムフィット)/Qurum (クルム)
長年、頭蓋形状矯正ヘルメットの製造を行なってきた株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の先生方とともに、開発検討委員会を組成し、共同開発。最先端の3Dプリンタによる日本製ヘルメットで、高い通気性でムレにくく、ヘルメットだけでなくクッション自体も水洗いが出来ます。メカニズムからデザインまで、赤ちゃんに必要なことをカタチにしました。
プロダクトそのものの高い品質に加え、当ヘルメットの取り扱いをご希望される医師には、ヘルメット適正治療研修会への参加と治療実績のある先行医療機関(大学病院)への見学を必須としています。当社ヘルメット導入後も、医師にはヘルメット適正治療研修会への継続参加をお願いしております。
親御様が、頭蓋健診とヘルメット治療を安心して受けられるよう、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とする先生方と決定し導入したジャパン・メディカル・カンパニー社独自の基準です。
「最高の安心」のためにできること。ヘルメット治療の導入と導入後のプロセスもジャパン・メディカル・カンパニー社の品質のひとつです。
https://japanmedicalcompany.co.jp/qurum/
・株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて
ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。赤ちゃんの“頭のゆがみ“を矯正するヘルメット「QurumFit(クルムフィット)」「Qurum (クルム)」の開発、製造、販売を行っております。
ヘルメットを用いた累計症例数は16,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡⼤を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。
■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設⽴:2018年5⽉
■代表取締役CEO:⼤野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:https://japanmedicalcompany.co.jp
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーのプレスリリース⼀覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445
・本リリースに関するお問い合わせ・ご質問はこちら
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp
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