アドバンテック、GPUカードの拡張性に優れたハイパフォーマンスエッジコンピュータを発表
高度化するマシンビジョン、AI処理、エッジサーバーのニーズに対応
アドバンテック株式会社(本社:東京、以下 アドバンテック)は、産業用途フロントメンテナンス型のハイパフォーマンスエッジコンピュータ「ARK-7060」を発表しました。(関連URL:https://blog.advantech.co.jp/topics/eiot/28296)
ARK-7060は、サーバーグレードのパフォーマンス、柔軟な拡張性、豊富なストレージ容量、高いネットワーク帯域をエッジコンピューティングの世界にもたらすことができ、エッジデータサーバ、AOI外観検査、AIビジョン機器アプリケーション等の高速・大容量のエッジコンピューティングに活用することが可能です。
このARK-7060は、インテル®Xeon® D-1700シリーズ・プロセッサー(67W 最大10コア)を搭載。メモリは最大128GBまで増設可能なDDR4 SODIMMスロットを搭載しています。
■高度な画像処理・AI機能を実現する多彩な拡張性と容易な統合性
ARK-7060は、PCI、PCIe x4、PCIe x16の拡張スロットを搭載することで、高性能なコンピューティングを実現し、モーションコントロールカード、フレームグラバー、グラフィックカードの搭載・併用が可能で、高度な画像処理の求められるAIを利用した外観検査やマシンビジョン機器に適しています。NVIDIA RTX Quadro A4500やA5000など、最大350WまでのGPUカードに対応しています。PCシステムとしては850Wの電源を内蔵しています。ARK-7060のサーマルデザインは、ハイパフォーマンスコンピューティング上の課題となる熱の拡散性を向上させる設計が施されており、GPUカードに対しても、外部ファンによる冷却機能の追加を可能とするオプションファン用コネクタを備えています。
■エッジデータ処理のためのマルチストレージとハイスピードなデータ転送
工場のスマートファクトリ化が進む中、現場で収集されるデータ量は益々増え続けています。これら大量のデータを保存、転送するために、ARK-7060は最大4つの2.5インチSATA IIIハードドライブベイをサポートし、オプションの10GbEポートと5Gモジュール用のM.2 B-Keyによって高いデータ転送速度を実現します。
■高度なセキュリティとリモート管理
ARK-7060のセキュリティを強化するために、システムはBIOSバックアップとリカバリのためのデュアルBIOSを搭載し、BIOS損傷のリスクを下げ、潜在的なウイルスやデータ破損から保護します。OSのセキュリティに関してはTPM 2.0をサポートし、システムにはホワイトリスト技術のMcAfeeとデータのバックアップと回復のためのAcronisがバンドルされています。
これらの機能により、データのセキュリティと保護が強化され、ユーザーはARK-7060内のデータを安心して管理することが可能となります。ARK-7060のオンボードBMC(ベースボード管理コントローラ)は、IPMI 2.0アーキテクチャを提供し、リモート管理を実現。インバンドとアウトオブバンドの両方の制御を実現することが可能です。
ARK-7060に関して詳しい情報はhttps://blog.advantech.co.jp/topics/eiot/28296でご参照ください。
ARK-7060特徴
- 第2世代Intel® Xeon® D-1700シリーズプロセッサ(最大10コア)搭載
- 4x DDR4 SO-DIMMソケットで、最大128GBのECC/非ECCメモリをサポート
- 豊富な拡張オプション (PCI、PCIex4、PCIex16、2B / Eキー)
- 850W電源内蔵 (最大350WのGPUカード搭載が可能)
- 最大4台の2.5" SATA-IIIハードディスクドライブに対応
- オプションで10GbEイーサネットポートを2つ搭載可能
- 信頼性とセキュリティを強化されたIPMI 2.0準拠の管理機能
アドバンテックは、IoTインテリジェントシステムおよび組込みプラットフォームの分野でグローバルトップシェアのインダストリアル・プラットフォームメーカーです。「Enabling an Intelligent Planet(インテリジェントで持続可能な地球を実現する)」をコーポレートビジョンに掲げ、近年はIoT、ビッグデータ、AIのトレンドを取り入れ、エッジインテリジェンスなWISE-PaaS AI・IoTプラットフォームとマーケットプレイスのインダストリアル業界向けソリューションを提供し、クライアントとビジネスパートナーとが結びつきを深め、AI・IoT時代の新たなビジネスをCo-Creation(共創)できるエコシステムの実現を進めています。( https://www.advantech.com/ja-jp )
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