オリィ研究所、介護・医療向け遠隔操作ロボット「OriHime」の最終パーツ製造に、プロトラブズの射出成形サービスを採用
デジタルマニュファクチュアリング サービスで、コストを抑えて小ロット生産を実現
プロトラブズ合同会社 (本社:神奈川県座間市、社長 ヴィクトリア ホルト、以下プロトラブズ) は、株式会社オリィ研究所 (本社:東京都三鷹市、代表取締役 所長 吉藤 健太朗、以下オリィ研究所) が開発した介護・医療向け遠隔操作ロボット「OriHime」の最終製品パーツの製造に、プロトラブズの射出成形サービスが採用されたことを発表しました。
オリィ研究所は、代表の吉藤氏が早稲田大学在学中に立ち上げた研究室を前身に、2012年に設立されたものづくりベンチャー企業です。難病患者の意思伝達や、入院などによって遠隔地とのコミュニケーションを必要とする人を支援する分身ロボット「OriHime」をはじめとする、距離や身体的問題を克服するための技術開発を行っています。吉藤氏は世界的に高く評価されており、2016年には米Forbes誌が選ぶ「アジアを代表する30歳未満の30人」の一人に選ばれています。
オリィ研究所は、代表の吉藤氏が早稲田大学在学中に立ち上げた研究室を前身に、2012年に設立されたものづくりベンチャー企業です。難病患者の意思伝達や、入院などによって遠隔地とのコミュニケーションを必要とする人を支援する分身ロボット「OriHime」をはじめとする、距離や身体的問題を克服するための技術開発を行っています。吉藤氏は世界的に高く評価されており、2016年には米Forbes誌が選ぶ「アジアを代表する30歳未満の30人」の一人に選ばれています。
■価格、スピード、品質のバランスを最重要視
オリィ研究所では、開発工程におけるパーツ製造は通常CADの設計データから3Dプリンタで出力したり、発砲スチロールで試作品を自作したりしています。しかし、品質的に3Dプリンタで製作したパーツを最終製品として利用することはできないと判断し、金型を起こして射出成形で製造することを決めました。製造委託先の候補企業をリストアップし、価格、スピード、品質のバランスを高水準で実現するプロトラブズのオンデマンド製造サービスが選ばれました。
■一般的な小ロット製造費と比較して最大4分の1のコストで実現
小ロット生産の「OriHime」は、大量生産と比較すると製造コストは割高になりますが、初期コストに加え、リピートオーダーなどを考慮すると、プロトラブズの射出成形によるオンデマンド製造サービスがもっともコストパフォーマンスが高く、最大で他社のわずか4分の1でした。プロトラブズの製造サービスが利用されているパーツは以下の通りです。
- 眼窩パーツ:テクノABS 330 NP ( ナチュラル(アイボリー) ABS)
- 台座パーツ:テクノABS 330/920100 ( 黒 ABS)
- 台座蓋パーツ:テクノABS 330/920100 ( 黒 ABS)
■リピートオーダー時に力を発揮するプロトラブズの見積・発注システム
オリィ研究所は、プロトラブズのオンラインの見積・発注システムが迅速かつ明快であると高く評価しています。さらに、既存の部品デザインをベースとした改造品を注文する場合や、追加で発注する際、わかりやすいウェブインターフェース経由で素早く見積依頼・発注できることが、プロトラブズを選んだ大きな理由のひとつだったといいます。
オリィ研究所 代表の吉藤氏は、次のように語っています。
「通常、問合せしてから見積もりが届くまで4~5日を要します。それに対して、プロトラブズは同社の業務時間終了後にデータを送信しても、翌日には見積もりが提示されるという、プロトラブズのスピードと明朗さに驚きました。
OriHimeのように、数百台規模の小ロットで製造する場合や、改良や追加発注がたびたび見込まれる開発環境、例えばベンチャー企業にとって、プロトラブズのサービスはとてもメリットが大きいと思います。今後、新しい製品の開発に際しては、試作段階においてもぜひ活用したいと考えています。」
■OriHimeについて
OriHimeは医療・介護向けに開発された遠隔操作ロボットです。OriHimeにはマイク、カメラ、スピーカーが搭載されており、OriHimeを介して離れた場所の音を聞いたり映像を見ることができます。反対に、自分の声を伝えることもできます。また、首や手を動かし、「うなづき」や「拍手」などといった意思表示も可能で「その人がそこにいるような感覚」を伝えることができます。
(以上)
DMS東京にてOriHimeを展示紹介します
プロトラブズは、2018年6月20日 (水) から22日 (金) まで東京ビッグサイトで開催される「第29回 設計・製造ソリューション展 (DMS東京)」に出展します。当社ブースでは、今回ご紹介しました導入事例、OriHime本体も展示する予定です。本イベントのご取材を予定されている方はこの機会にぜひ、プロトラブズの展示ブースにお立ち寄りください(小間番号:東3ホール 21-19)。
※展示内容、プレゼンテーション等の詳しい情報は https://www.protolabs.co.jp/resources/events/trade-shows/dms/ からご確認ください。
プロトラブズについて
プロトラブズはICTを駆使した独自のデジタル マニュファクチャリング システムにより、カスタムパーツの試作から小ロット生産をオンデマンドかつ画期的な速さで受託製造する会社です。最先端のICTテクノロジーを最大限に駆使することにより、CNC切削加工、射出成形パーツを数日で製作します。国内では2,500社様以上が利用しており、日本全国の製品開発者に、他に類を見ない早さでパーツを入手できるという価値をお届けしています。プロトラブズに関する詳細は、http://www.protolabs.co.jp をご参照下さい。プロトラブズの会社概要は、http://www.protolabs.co.jp/about で確認いただけます。
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