インターンシップに関する学生調査 ~2014年度 日経就職ナビ 就職活動モニター特別調査レポート(2013年4月発行)~
*本調査では、形式、日数など、インターンシップを幅広く捉えています。
1.参加したインターンシップの内容は、「自由応募型」が8割超
参加したインターンシップの形式は「自由応募型」が81.9%と8割強を占め圧倒的に多く、授業の一環としての「単位認定型」、大学が取りまとめて応募する「大学公認型」は、それぞれ9.1%、9.0%と1割未満でした。参加の時期については、大学の夏休みにあたる時期が多く、「8月」(37.4%)が最も高く、「9月」とあわせると66.5%にのぼりました。
参加期間は、「1~2日間」が41.4%と最多で、「3~4日間」の6.3%をあわせると47.7%で、ショートプログラムへの参加が実際は多いことが分かります。(図表1参照)
2.インターンシップを探す際には「実践型」を最も重視
インターンシップを探す際に重視した点として最も多かったのは、「実践的な仕事を経験できること」で、80.1%(とても重視した35.5%、やや重視した44.6%)でした。
また、「とても重視した」の割合だけで見ると、「就職を希望する業界であること」が1位でした。インターンシップの参加目的を「業界研究のため」と回答した学生の多くが、この項目で「とても重視した」と回答しており、業界へのこだわりの強さを見せている結果といえます。(図表2-①②参照)
3.参加したインターンシップの満足状況は「大変満足」が半数を超える
インターンシップの満足度を聞いたところ、「大変満足」が51.6%と過半数で、「やや満足」34.4%とあわせると86.0%と高い数字を示し、満足度は非常に高い結果となりました。
参加企業への就職意向をきいたところ、「就職したい」は43.1%にとどまり、「どちらともいえない」は34.0%、「就職したくない」は22.8%でした。(図表3参照)
4.満足度NO1の「実践タイプ」は、就職意向としては最も低い結果に
インターンシップ参加企業への就職意向について、参加したプログラム別に見てみると、その企業に「就職したい」という回答が最も高いのは「プロジェクトタイプ」(47.7%)でした。満足度は最も高かった「実践タイプ」は、就職意向は最も低い38.5%でした。トライアルとして業務を経験したことで、自分の適性のなさを実感したり、その業務への憧れ(思い込み)が払拭されたりして、別の分野を希望するに至ったと推測できます。(図表4参照)
5.インターンシップ参加企業と、就職活動でのエントリー状況の相関性は?
インターンシップの「満足度」別に、参加した企業への「就職エントリーの有無」を見てみると、満足度が高い層ほど「エントリーした」の割合が多く、相関関係が表れているといえます。(図表5参照)
《調査概要》
調 査 対 象 : 2014 年 3 月卒業予定の全国の現大学 4 年生(理系は大学院修士課程 2 年生含む)のうち、1 社以上のインターンシップ参加経験者
回 答 数 : 516 人
調 査 方 法 : インターネット調査法
調 査 期 間 : 2013 年 2 月 7 日~18 日
サンプリング : 日経就職ナビ 2014 就職活動モニター
「日経就職ナビ 就職活動モニター調査」は、株式会社日経HRと株式会社ディスコが大学生の就職活動状況を調査することを目的として実施しています。
日経就職ナビは日本経済新聞社が主管し、株式会社日経HRが企画・管理を担当し、株式会社ディスコが運営事務局を務めています。
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