レノボ 「Work for Humankind」プロジェクトが完了  

究極のテレワーク×ボランティアは離島にもテレワーカーにもポジティブな効果をもたらすことが判明  ~テクノロジーが可能性を拡大~

レノボ

レノボ・ジャパン合同会社(本社東京都千代田区、代表取締役社長アマー・バブ、以下レノボ)は本日、「Work for Humankind」プロジェクトの成果を発表しました。
本プロジェクトは、チリのロビンソン・クルーソー島でテレワークをしながらボランティア活動にも取り組み、グローバルスケールで次世代のより良い働き方やその可能性を探るプロジェクトです。本プロジェクトでは、デザインやテクノロジー、持続可能性、生物多様性など、多種多様なスキルを備えた16名が公募・選考の過程を経て、世界各国から参加しました。参加者は、それぞれ本業をリモートで遂行しながら、環境保全団体のIsland Conservationとロビンソン・クルーソー島の地域コミュニティと共に、島が抱える課題の解決に向けたボランティア活動に取り組みました。

レノボが10か国15,000人以上を対象に行った働き方も関する調査で、「どこからでも仕事ができるのであれば、地域コミュニティへ恩返しをしたり、社会へポジティブな影響を残したりすることが非常に重要だ」と61%が回答したことをきっかけに始まった“テレワークしながら社会貢献もする”本プロジェクトは、さまざまな課題を抱える離島に、そしてどこからでも仕事ができるのであれば社会へポジティブな影響を残すことが重要と考えるテレワーカーに、ポジティブな効果をもたらしました。またテクノロジーがその可能性を拡大しています。

成果①で受けられる教育の幅と質の向上
レノボは、本プロジェクトの活動拠点としてボランティア参加者が日常の業務や研究に従事していたテクノロジー・ワークスペースをロビンソン・クルーソー島に寄付しました。現在、新しい学びやデジタルツールにアクセスできる場として、島民人口の約30%に活用されています。これは人口900人のロビンソン・クルーソー島が、世界中の多種多様なスキルを持つ人々との繋がりを持ち続けることを可能にするだけでなく、島の観光、貿易、雇用、教育の分野で新たな機会を創出することにもつながります。
 


「Work for Humankind」のボランティア参加者は、チリのロビンソン・クルーソー島にあるレノボのテクノロジー・ワークスペースからリモートワークに参加

このテクノロジー・ワークスペースは、以下のレノボ製品で構成されます。
ThinkPad、Yoga、Lenovo Legion、ThinkBook、IdeaCentreのPC。オンライン会議用のThinkSmartデバイス。レノボのタブレット、モニター、アクセサリー。ThinkReality A3拡張現実(AR)スマートグラスとLenovo Mirage VR S3仮想現実ヘッドセット。データの生成されるエッジ部でAI機能を直接提供するための、ThinkEdge SE450エッジAIサーバー。モトローラのedgeスマートフォン。現地の学校で使用されるLanSchool教育ソフトウェア、スマートホーム機器等。

成果②島の環境保全活動の効率化
ロビンソン・クルーソー島は世界屈指の多様な生態系を誇る島であり、以前よりIsland Conservationと共に、シロハラアカアシギドリなどの絶滅危惧種、6つの危機的絶滅危惧種とファン・フェルナンデス諸島の11の希少樹種の保護などに取り組んできました。

これまでは生態系の動態を分類・評価するため、環境保全活動者は数十キロメートルもの険しい地形を徒歩で移動し、手作業で島内の70台のカメラのデータを回収しなければなりませんでした。さらに、そのデータをチリ本土で処理・手作業の分類を行うために、ハードディスクに保存後、月に2便の飛行機で島から郵送する必要があったため、全ての工程を合わせると3~4カ月間程かかっていました。

今回、レノボのThinkEdgeサーバー・テクノロジーを島に設置したことで、環境保全活動者は毎秒4.8枚の画像をリモートでアクセス・処理が可能になりました。これは1日あたり約41万5,000枚の写真となり、従来の2倍以上の速度に相当します。加えて、同サーバーのAI機能と処理機能を活用することで、最も関連性の高い画像のみを衛星経由で転送し、チリ本土のチームはより精度の高い分類・評価作業が可能になりました。

本プロジェクトを通じて島に採用された高速インターネット接続と最新のAIエッジサーバー機能により、環境保全活動に関わるデータ処理時間は大幅に短縮され、カメラの検知イベントはこれまでの数カ月間から、たった数時間の工数で効果的に分析することが可能になりました。島の環境保全チームは、今後データドリブンな環境保全活動を実施できるようになります。

 

 


高性能Lenovo Legionノートパソコンなど、レノボのテクノロジーを通じ、ロビンソン・クルーソー島内のカメラトラップを監視

成果③テレワーカー、プロジェクト関係者ソフト面におけるポジティブな変化

本プロジェクトに日本から参加したフリーランスクリエイターの山口智氏は、次のように述べています。「ボランティアを通して、普段旅行などではあまり関わることがない現地の人々と深く繋がる事ができたことが非常に貴重な経験でした。今回、私は島の観光業支援のため食の情報発信のボランティアに関わっていたのですが、その活動を通じて出会った現地のレストランのシェフと今もSNSでつながっており、今後は一個人としてオンラインでボランティア活動を続けていく予定です。実はWork For Humankindが終わったら、再び会社に勤めようと考えていたのですが、今回のプロジェクトを通して様々な職種の参加者がフルリモートで働き、仕事以外の時間に生き生きと活動する姿を見て、今後もフリーランスとして新しい地域や国を冒険しながら、自分らしく働いていくことを決意しました。」

Island Conservationのイノベーション担当責任者であるDavid Will氏は、次のように述べています。「レノボの協力とテクノロジーにより、私たちは一貫したデータ収集が可能になり、管理可能な機械学習ワークフローを開発してカメラの写真をデータに変換し、それらデータへのリアルタイムアクセスが可能となりました。高速のインターネット接続環境が整ったことで、これまでのさまざまな障壁を克服できただけでなく、時間を大幅に短縮でき、チームの業務形態を根本的に変革できました。」

ロビンソン・クルーソー島のPablo Manríquez Angulo市長は、次のように述べています。「『Work for Humankind』は、まさに想定通りの成果を残してくれました。史上初の試みとして、才能と意欲にあふれたボランティアが世界から集結し、テクノロジーとスキルを駆使し、この島に真に永続的な影響を残してくれました。ソーシャルメディアのエキスパート、獣医、持続可能性のプロフェッショナル、デジタルノマドなど、すべてのボランティアは、それぞれの分野でイニシアチブに貢献しており、島のコミュニティとの協力によって実現したさまざまな体験は、まさに生涯一度の機会となりました。『Work for Humankind』プロジェクトは、離島コミュニティにプラスの変化をもたらす基礎を構築しました。そして、レノボのレガシーが存続し、新たなスキルと人々の情熱が加わることで、私たちのコミュニティは今後も大きな前進を継続できると確信しています。」

永続的なレガシーの存続
レノボは、Island Conservationおよびロビンソン・クルーソー島のコミュニティとのパートナーシップのもと、今後もテクノロジーを通じて、島の課題解決に貢献していきます。これに伴いレノボは、テクノロジー・ステーションのメンテナンス、現在進行中のプロジェクトのサポート、継続的なインターネットアクセスなど、医療・教育を向上につながる事柄において10万米ドルを寄付します。また島のコミュニティと環境保全チーム向けに100台以上のテクノロジー機器を寄付します。一過性な影響だけでなく、永続的なレガシーの存続も約束します。

レノボのインテリジェント・デバイス・グループ、バイスプレジデント兼CMOであるEmily Ketchenは、次のように述べています。「高度なテクノロジー、情熱的な人々、そしてこの島のコミュニティを結びつけてから数カ月が経ちましたが、ロビンソン・クルーソー島には、テクノロジーによる大きな影響がすでに見られており、環境保全作業は間違いなく効率化しました。これは『Smarter Technology for All』のパワーです。しかし、私たちの活動はこれで終わりではありません。プロジェクトの恩恵を今後も感じていただけるよう、レノボは引き続きサポートしていきます。」

<ロビンソン・クルーソー島について>
ロビンソン・クルーソー島(Isla Robinson Crusoe)は、ファン・フェルナンデス諸島の中で2番目に大きい島で、チリのサンアントニオの西、南太平洋上に位置しています。諸島の有人島の中では人口が多く、島の北岸のカンバーランド湾にある町サン・ファン・バウティスタに大部分の住人が住んでいます。チリ政府は1966年に、ダニエル・デフォーの小説「ロビンソン・クルーソー」のモチーフとなったこの島を「ロビンソン・クルーソー島」と改名しました。

<ファン・フェルナンデスのコミュニティについて>
ロビンソン・クルーソー島のサン・ファン・バウティスタには、およそ900人が住んでいます。これは、ラテンアメリカで最も人里離れた場所にある田舎のコミュニティです。この地域の経済は、ロブスター漁業に大きく依存していますが、世界でも有数の持続可能な方法で管理がされています。1995年には国立公園、1977年にはユネスコ生物圏保存地域、そして28万6千平方キロメートルに及ぶ保護区からなるフアン・フェルナンデス海海洋公園を設立し、地域機関の支援を受けながら自然遺産の保護に努めています。地元の観光は、島の多様な自然の美しさ、文化、ダイビング、乗馬、バードウォッチング、釣り、そしてもちろん、ダニエル・デフォーの有名な小説「ロビンソン・クルーソー」の物語と場所を含んでいます。

<Island Conservationについて>
Island Conservationは、種の絶滅を防ぎ、島々の環境を復元させることを目的とした世界的な非営利自然保護団体です。私たちが活動するのは、生物多様性と種の絶滅の両方が最も集中している場所、つまり島々です。最も大きな脅威である外来脊椎動物を取り除くことは、絶滅の危機に瀕した動植物を救うためにも重要な介入のひとつです。島に自生する種や生態系は、ほとんど追加の介入をしなくても回復することが多く、動物が局地的に絶滅してしまった場合は、再導入します。Island Conservationは、土地管理者や地域コミュニティがビジョンを実現するための支援を行っています。現在までに、世界中で65の島の復元に成功し、504の種と亜種の1,218の個体群の保全に貢献しました。詳細は https://www.islandconservation.org/をご覧ください。

<レノボ・ジャパン ホームページ>
トップページ : https://www.lenovo.com/jp/ja 
プレスリリース : https://www.lenovo.com/jp/ja/news

<レノボについて>
レノボ(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、売上高700億米ドルの世界的なテクノロジー企業であり、Fortune Global 500の159位にランクされています。世界中で7万5000人の従業員を抱え、180市場で毎日数百万人の顧客にサービスを提供しています。レノボは、すべての人にスマートなテクノロジーを提供するというビジョン「Smarter Technology for All」を掲げ、世界有数のPCメーカーとしての成功を収めるだけでなく、ITインフラ、モバイル、ソリューション、サービスといった新たな成長分野へも進出しています。世界を変革するテクノロジーを提供することで世界中のあらゆる場所のすべての人のためのサステナブルで信頼できるデジタル化社会を創出します。詳しくは、https://www.lenovo.com/jp/jaでご覧いただけます。

Lenovo、ThinkPad、ThinkBook、Yoga、IdeaCentre、Lenovo Legion、ThinkReality、 ThinkSmartは、Lenovoの商標です。Motorolaは、Motorola Trademark Holdings, LLC. の商標です。 その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

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会社概要

レノボ・ジャパン合同会社

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URL
https://www.lenovo.com/jp/ja/
業種
製造業
本社所在地
東京都千代田区外神田 秋葉原UDX 北ウイング10階
電話番号
0120-030-984
代表者名
檜山太郎
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2005年05月