ラピュタロボティクス、鈴与の物流センターにて「ラピュタPA-AMR」が稼働開始
●背景と目的
物流業界は、生産年齢人口が減少することによる労働力不足が今後も継続することが予測されています。鈴与においては、労働力の確保に対する対策は急務であり、生産性を維持・向上させていくための施策が必要となっておりました。その中でも倉庫現場におけるピッキング作業の課題は、作業員確保に加えて、人員の入れ替わりによる生産性低下や、生産性向上のための教育実施や作業経験値を積ませるなど、人材育成を基本とした作業能力の引き上げに多くの時間を費やしています。
鈴与はこの課題に対してロボットを用いた人との協働作業を行うことで、ピッキング作業の生産性向上とともに、作業者のスキルに依存しない高い生産性を確保し、お客さまへの安定した作業品質の提供を模索しておりました。そのような状況下、ラピュタPA-AMRは汎用性と柔軟性が高く3PLの事業特性にマッチし、また、AMR導入に際して既存のレイアウト変更も必要ない点を評価いただけました。
ラピュタPA-AMRは作業スタッフと協働でピッキングを行い、荷物の搬送の代行とピッキングルートの最適化を図ることで、生産性向上とピッキングスタッフの歩行時間削減を可能とする最新のロボティクスソリューションです。導入においては、省人化に向けた新たな取り組みとして、完全自動化ではなく、人との協働を視野に入れていることが鈴与の狙いとマッチしていることも導入の決め手となりました。
■導入においてのポイント
1. 作業の効率化・標準化
作業者の熟練度によって変動する生産性を標準化し、作業者のレベルに依存せず平均的な生産性が向上。
2. 歩数削減による負担軽減
効率的に移動することで作業歩数が削減され、従来使用していた台車の押す/止める作業による肉体的疲労も低減。
3. 教育期間の短縮
新人作業者でも、ロボットのナビゲーションに従って直感的に作業を進めることが可能。
今後もラピュタロボティクスと鈴与は、ラピュタPA-AMRを活用し、物流におけるさまざまな課題解決に向けて取り組んでまいります。
■鈴与株式会社 取締役 前田弘賀様
ピッキング作業は倉庫オペレーションの中でも大きなウェイトを占めており、標準化の対象として、当社全体でデジタル化、自動化、機械化を進めています。今回のようなAMRの活用は、ピッキング作業の生産性向上だけでなく、作業員の負担軽減や庫内オペレーション全体のマネジメント力向上につながると期待しています。
■鈴与株式会社について
所在地: 静岡県静岡市清水区入船町11-1
代表者: 代表取締役社長 鈴木健一郎
事業内容:国内物流、国際物流などの各サービス、物流ソリューションの提供
URL: https://www.suzuyo.co.jp/
■ラピュタロボティクスについて
ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業です。「ロボットを便利で身近に」(Making robotics attainable and useful for anyone)をビジョンに掲げ、世界でも最先端の制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発と、「rapyuta.io」を弊社自身で活用した、ロボットソリューションの開発・導入・運用支援を行っています。世界20ヵ国以上から結集した、高い開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルでロボティクスに精通した営業チーム、カスタマーサクセスチームのタッグにより、お客様に最適なソリューションをご提案します。
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