業界初* 美容クリニック向けサイトコントローラー「らくらく予約マネージャーfor美容クリニック」がリリース

B4A(ビーフォーエー)・カンナムオンニの即時予約連携が可能に。

株式会社シアン

2024年11月11日 19時02分

株式会社シアン(本社：東京都渋谷区、代表取締役：籔本崇)が美容クリニック向けサイトコントローラー「らくらく予約マネージャーfor美容クリニック」をリリースしました。

「らくらく予約マネージャーfor美容クリニック」は、株式会社B4A Technologies(本社：東京都港区、代表取締役：植松正太郎)が開発する国内シェア最大級の自由診療クリニック特化型のDXツール「B4A(ビーフォーエー)」と、株式会社Healing Paper(日本法人代表取締役：加藤雄太)が運営する、韓国でNo.1の美容医療集客プラットフォーム「カンナムオンニ」と、11月6日に連携を開始します。

*日本国内における「美容クリニック向けサイトコントローラー」として 2024年11月自社調べ

美容クリニック業界でも即時予約が当たり前の世界を実現

らくらく予約マネージャーとは、予約管理業務を効率化する美容クリニック向けサイトコントローラーです。サイトコントローラーとは、予約アプリと予約システムを接続し、予約アプリ経由の予約管理を自動化するツールです。

今回の連携により、B4Aを利用している美容クリニックは、カンナムオンニ上で即時予約が可能になり、より良い予約体験をお客様に対して提供できます。

ユーザー側の課題：予約確定までスムーズに進まない

予約アプリ経由の予約は、今まで下記のフローでおこなわれていました。

ユーザーが予約アプリ内で予約希望日を提示
美容クリニックが予約の可否を確認
予約確定の連絡または再調整の連絡を送信

上記の予約フローでは予約体験に下記のような課題がありました。

その場で来院日が確定できない
希望日時に予約が取れない場合、再度調整が必要になる

ユーザーアンケートでは、現在の予約アプリの予約体験に対し様々な不便の声が集まりました。

引用：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000057964.html

また、予約アプリから仮予約をしたのにも関わらず、予約確定までスムーズに進まず、来院できなかった経験がある人は36.7%もいることもわかりました。

即時予約が可能になることで、ユーザーはカンナムオンニ上でクリニックの空き状況を確認し、希望の日時を選んでその場で予約を確定できます。

予約アプリでも即時予約が当たり前の世界にし、美容クリニックユーザーにスムーズで便利な予約体験を提供します。

クリニック側の課題：予約管理に手間がかかり、ダブルブッキングのリスクも

美容クリニックの悩みの一つに、予約アプリ経由の予約管理の非効率が挙げられます。

現状美容クリニックでは一部を除いて、予約アプリと予約システム間で予約情報の連携ができていないため、予約アプリ経由の予約管理に大きな非効率が発生しています。

▼非効率事例

予約アプリ管理画面と予約システムに二重で予約情報の記入が必要
予約の空き情報が予約アプリに反映されないため予約アプリの即時予約機能を効率的に運用できず、対応の手間やダブルブッキングが発生している

このような原因により、美容クリニックは予約アプリに掲載したり、掲載先を増やしたりすることが難しくなっており、予約アプリ経由の集患の機会を最大化できていません。

またこの状況が予約アプリの掲載数を伸ばす障壁となり、サービスの成長を妨げる要因にもなっています。

らくらく予約マネージャーにより、多大な連携コストを削減

予約アプリと予約システムの連携による効率化が進んでいない原因は、各システムの連携にかかる高いコストにあります。

予約アプリや予約システムは複数社存在しているため、各社が個別に連携しようとすると膨大な工数がかかってしまいます。

▼直接連携にかかる工数

接続の打診や交渉
仕様のすり合わせ (どちらの会社がどちらの仕様に合わせて実装するか)
システムのアップデートや変更があった際の取り決め/対応
各社接続先に合わせたAPIの接続/開発工数 等

上記のように、予約アプリや予約システムが連携するには多大な工数と費用がかかり、仕様のすり合わせも必要です。そのため、これまでは各社が個別に連携した場合の難易度が高く連携がなかなか進まなかったという背景があります。

多大な連携コストの問題をどう解決していくのか

らくらく予約マネージャーが予約アプリ・予約システム各社の間に入り、連携を行います。

予約アプリや予約システム各社は、らくらく予約マネージャーと連携するだけで、らくらく予約マネージャーと接続済みの他の予約アプリや予約システムとも自動的に連携できます。

個別に連携した場合、連携する企業ごとに工数がかかりますが、「らくらく予約マネージャー」と連携すれば一度に複数のサービスとの連携を実現できます。

これにより、美容医療業界全体で開発にかかる工数を減らし、迅速に予約アプリと予約システムを連携させることが可能です。結果として、各企業は自社サービスのUX向上により多くの開発リソースを割くことも可能になります。

サイトコントローラーらくらく予約マネージャーの主要機能

「らくらく予約マネージャー」を導入することで、美容クリニックでは以下の機能が利用可能になります。

▼主要機能

予約アプリ経由の予約情報を自動で予約システムに反映
予約のキャンセルや変更を自動で反映
予約アプリ側にリアルタイムの空き状況を表示し、即時予約機能を自動で運用

これにより、従来の予約管理にかかっていた月40〜100時間の業務を削減でき、人件費の削減や、お客様対応などのより本質的な業務に時間を充てることが可能になります。

また、即時予約機能を導入することで、予約率の向上や予約リクエスト後の離脱率の低下にも繋がり、予約アプリ経由の売上UPにも繋がります。

さらに、予約管理の負担が軽減されることで、予約アプリ導入のハードルが下がり、予約アプリを活用する美容クリニックが増えることが見込まれます。

連携企業紹介

国内シェア最大級の自由診療クリニック特化型DXツール B4Aの概要

B4A(ビーフォーエー)は、リアルタイム予約や予約システムの機能をそなえた、自由診療クリニックのDXを実現するクラウドツールです。

予約～決済まで、クリニック運営に必要な機能が網羅的に備わっています。新規集客・リピート率向上、業務効率改善につなげ、売上アップをかなえます。

美容外科、美容皮膚科、AGAクリニック、各種オンライン診療、サブスク型クリニック、脱毛クリニック、審美歯科など、大手から個人院まで国内最大級である500院以上で導入いただいております(※2024年11月時点、運用準備中含む)。

韓国No.1*集客プラットフォームカンナムオンニの概要

美容医療情報アプリ「カンナムオンニ」は韓国で2015年に誕生し、21年には韓国でNo.1*の「美容医療・美容整形アプリプラットフォーム」に選定されました。20年10月より日本展開を開始し約2年半、クリニック様とカスタマーの間に立ち、事業を邁進して参りました。

*韓国・日本の掲載クリニック数(3,500院)、口コミ数(190万件)

近年、美容医療がより身近なものになりつつある中、「カンナムオンニ」は今後も美容医療に関⼼を持つカスタマーに寄り添い、信頼を第⼀に、サービス開発を進めてまいります。「ITの⼒で美容医療市場の情報不均衡課題を解消する」という理念を体現すべく、クリニック・カスタマー双⽅に常に誠実な姿勢をもって事業を推進いたします。

代表者コメント

株式会社B4A Technologies 代表取締役CEO 植松正太郎

B4Aは国内最大級の自由診療特化型DXツールとして、多くの医療機関に基幹システムとしてご利用いただいております。

一方で、送客プラットフォームとは分断された運用がなされており、医療機関のスタッフ様においては、複数サービスで異なる管理画面を行き来する手間が生じてしまっておりました。

これを解決すべく、すでにカンナムオンニ様とB4Aにて連携を進めて参りました。

ここで「らくらく予約マネージャー」を介することで、よりスピーディーな開発・連携を実現するとともに、複数の他送客プラットフォーム様との連携も推進されることを期待しております。

株式会社Healing Paper 日本法人代表取締役加藤雄太

美容医療プラットフォーム「カンナムオンニ」は、日本のユーザーへの即時予約サービス提供に向け、この度らくらく予約マネージャーとの協業を開始することとなり、大きな期待を寄せております。

カンナムオンニはこれまで、韓国において予約システムの利便性向上に取り組んでまいりました。特に即時予約の拡大により、ユーザーの予約体験における課題を大きく改善してまいりました。

今回、日本市場においても同様のサービス展開を進める中で、らくらく予約マネージャーのサイトコントローラーが提供する拡張性に大きな関心を持つに至りました。本提携により、当社の開発リソースを大きく投入することなく、より多くのユーザーへの良質なサービス体験を提供することが可能となりました。両社は今後も協力し、より良いユーザー体験の創出に努めてまいります。

株式会社シアン代表取締役CEO 籔本崇

美容と健康で前向きに生きる人を増やすというミッションのもと、美容医療業界の発展に貢献するべく、この事業を立ち上げました。

多くのクリニックから熱望されていた連携ですが、他の業界と違って連携に関する課題が多く残っており、ユーザーやクリニックが結果として不便や非効率を被る形になっていました。サイトコントローラーにより連携時の課題を解決することで、各事業者はより本質的なサービス開発にリソースを割くことができます。

また本連携に際して、B4A様とカンナムオンニ様が前述の連携課題を認識していたことが、本連携の大きなきっかけとなりました。このように、日本でも美容医療業界が一丸となって、より多くの方により良い美容医療を届けることができるよう協力していければと思っております。