難渋症例に向き合う医師の先生方に感謝と敬意を込めて「Medii Eコンサル Award 2024」

患者と家族に希望を差し伸べ、誰も取り残さない医療を届けた医師を表彰

株式会社Medii（東京都新宿区、代表取締役医師 山田裕揮、読み：メディ、以下Medii）は、難渋する症例に向き合い、多くの患者さんとそのご家族に希望をもたらす未来を切り開くため尽力した医師を表彰する「Medii Eコンサル Award 2024」を実施しました。

Medii Eコンサル Awardは2021年に始まり、今回で4回目を迎えました。本アワードは、医師向け専門医相談サービス「Medii Eコンサル」に寄せられる主治医からの相談に対して、卓越したご知見を持って解決の道筋を見出したエキスパート専門医を表彰するものです。各専門領域に加え、疾患領域ごとのグループを含めた119名の先生方を選出しました。

また、今回からはご回答いただいているエキスパート専門医だけではなく、日々の診療で患者さんに真摯に向き合い、Medii Eコンサルを通じてエキスパート専門医と連携・相談することで、患者さんにとってより良い医療を提供した主治医側の先生方にも敬意を表し、表彰させていただきました。

「Medii Eコンサル Award」実施 の背景

医療現場では、日々多くの医師が困難な症例に立ち向かいながら、患者さんとそのご家族に最善の医療を届けようと尽力しています。それは、難病や希少疾患、がんという難しい病態の患者対応を含めて、複雑化する臨床現場において重要な支えとなっています。特に、特定の領域や疾患に深い知見を持つエキスパート専門医は、多くの主治医や患者さんにとって希望となる道を切り拓いてきました。しかし、その尽力や医療に対する貢献が十分に評価される機会が今まで限られていました。

Mediiは、医師向け専門医相談サービス「Medii Eコンサル」を通じて、主治医とエキスパート専門医が連携し、患者さんにとってより良い医療を届ける仕組みを提供しています。このアワードは、卓越した知見で難渋症例の解決を支援するエキスパート専門医の価値を顕在化し、その功績を称え感謝をお示しするものとして設立されました。

また今回からは、患者さんに真摯に向き合い、エキスパート専門医と連携して課題解決に挑んだ主治医にも敬意を表し、表彰の対象に加えました。

「Medii Eコンサル Award」は、Mediiの目指す「誰も取り残さない医療を」を体現されている医師の先生方に、敬意と感謝の思いを込めて贈られる賞です。これからも、Medii Eコンサルを通じた医師同士の連携が、全国の患者さんとそのご家族に希望を届けるための支えとなる場として、その意義を広げてまいります。

厳正な選考により、119名の専門医と49名の主治医を表彰

2024年度の集計データに基づき、相談件数が多かった診療科でのマッチング型1on1コンサルや、疾患別・地域別の専門医チームによるグループコンサルにおいて、一定数以上の回答実績があり、相談した主治医の先生から高い評価を得たエキスパート専門医を対象に選出しました。1,500名を超えるMedii Eコンサルのエキスパート専門医の中から、Medii内外の医師を含む厳正な総合評価を経て、総合グランプリ、各診療科部門、各専門医グループ部門で総勢119名のエキスパート専門医が受賞され、記念品と表彰盾を贈呈し、その功績を称えました。

（左）総合グランプリ受賞トロフィー、（中）記念品のスクラブ、（右）表彰盾内の賞状イメージ

また、主治医の表彰については、診断追求部門、治療追求部門、医療連携促進部門の3部門を新設しました。利用後のアンケートから、Medii Eコンサルを通じて診断や治療方針を見直し、次のステップへ進めることで患者のアウトカムに貢献した医師49名を選出し、それぞれの功績を称え、感謝の意を表しました。

受賞者の一覧は以下のリンクよりご覧ください。

◾️受賞者一覧

https://medii.jp/magazine/eConsultAward_20250304

◾️受賞部門

【エキスパート専門医】

総合グランプリ

大阪大学大学院医学系研究科 変革的感染制御システム開発学（日本財団）寄附講座 感染症内科 寄附講座准教授　

佐田 竜一 先生

各診療科の表彰部門

総合内科・感染症内科・リウマチ膠原病内科・血液内科・腫瘍内科・脳神経内科・呼吸器内科・循環器内科・糖尿病内科・内分泌内科・消化器外科・脳神経外科・整形外科・皮膚科・耳鼻咽喉科・泌尿器科・産婦人科・眼科・小児科・精神科・麻酔科・ICU/集中治療科・放射線診断科

各専門医グループの表彰部門

irAE（肝細胞がん、肺がん）専門医

PNH 専門医

TMA/TTP/aHUS 専門医

非ホジキン性B細胞リンパ腫 専門医

MS/NMOSD/MOGAD 専門医

重症筋無力症（MG）専門医

日本神経免疫学会員限定 重症筋無力症（MG）/ランバート・イートン筋無力症候群（LEMS）

日本神経免疫学会員限定 多発性硬化症（MS）/視神経脊髄炎（NMOSD）

MS 地域連携（兵庫MS医療連携ネットワーク）

重症喘息 専門医

全国 ILD実践トレーニング

全国 心ファブリー病専門医
心不全/心筋症/心アミロイドーシス 専門医（関西地方）

心不全/心筋症/心アミロイドーシス 専門医（関東・中部・東北地方）

骨系統疾患専門医

低ホスファターゼ症（HPP） 専門医

脈管腫瘍・脈管奇形 専門医

神経線維腫症I型（NF1） 専門医

膿疱性乾癬 専門医

眼科/神経眼科 専門医

全国 遺伝性網膜ジストロフィー（IRD）専門医
くる病・骨軟化症 専門医

ミトコンドリア病 専門医

先天代謝異常 相談窓口

がんサポーティブケア（呼吸器）専門医

がんサポーティブケア（消化器）専門医

【主治医】

診断追求部門

治療追求部門

医療連携促進部門

Medii代表取締役医師　山田裕揮からの感謝の言葉

株式会社Mediiを代表し、Medii Eコンサル Award 2024の実施にあたり、日頃よりMedii Eコンサルをご活用いただくことで、対応が難しい患者の診療に尽力いただいている先生方に心より感謝申し上げます。

Mediiは「誰も取り残さない医療を」という理念のもと、全国の専門医と主治医をつなぐオンライン相談プラットフォーム「Medii Eコンサル」を運営してまいりました。本アワードは今回で第4回目となりますが、歩みを振り返ると、Medii Eコンサルを通じて印象的なエピソードが数多く生まれています。

例えば、ある総合病院で原因不明の症状に苦しむ患者さんが、近隣に該当分野の専門医がいないため診断に難渋していたケースがありました。主治医の先生はMedii Eコンサルを通じて当該分野のエキスパート専門医に相談を行い、厚生労働省指定難病に該当する希少疾患の可能性が示唆されました。その結果、早期に適切な診断と治療方針が明確になり、患者さんは然るべき治療を早いタイミングで受けることができ、快方に向かいました。

Medii Eコンサルでの症例相談が万単位で行われている現在、このように未来が変わる患者の数もそれに近くあると考えております。その観点では社会全体として医療の質と患者さんの健康に直結する大きな意義を持つものと考えております。

今回の受賞は、臨床でのご貢献が可視化されにくい中で、医療界における先生方のご尽力を称えるものです。今後も先生方がより良い医療提供を行うための体制作りの一助となれることを願っております。

最後になりますが、日々の診療に尽力されている先生方、そしてMediiを支えてくださる全ての関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。Mediiは、引き続き皆様と共に「誰も取り残さない医療を」実現していくため、真摯に先生方に寄り添い進んで参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

株式会社Medii 代表取締役医師・医学博士

日本リウマチ学会専門医・指導医

山田裕揮

Medii Eコンサルについて

Medii Eコンサルは、医師が診断や治療方針などの臨床疑問を、近くにいない各専門領域のエキスパートに匿名でチャット相談できる、完全無料のサービスです。1,500名以上のエキスパート専門医の協力により全ての専門領域をカバーし、厚生労働省の指定難病341疾患のうち、患者数の99%を占める疾患にも対応しています。相談内容に応じて最適なエキスパート専門医がマッチングされる1対1の形式と、複数のエキスパート専門医とのグループディスカッション形式（特許取得済）のどちらでも相談できます。
詳細：https://medii.jp/e-consult

Mediiについて

Mediiは「誰も取り残さない医療を」をミッションに掲げ、希少疾患やがんなど診断技術や治療法が高度に進化する領域を中心に、医療課題の解決に取り組んでいます。主治医が適切なエキスパート専門医に迅速に相談できる「Medii Eコンサル」を提供し、医師でも対応が難しい患者の早期診断と治療の最適化に貢献しています。また、製薬企業との協業プロジェクトを展開することで、主治医・エキスパート専門医・製薬企業・患者それぞれに価値をもたらす四方良しで持続可能な新しい医療インフラを構築しています。

会社名：株式会社Medii（メディ）

所在地：東京都新宿区新宿1-24-12 THE GATE 新宿御苑 2F

設立：2020年2月20日

資本金：1億円

代表者：代表取締役医師 山田 裕揮

URL：https://medii.jp