CoeFont、オリジナルのAI音声を5分の収録で作成できる機能を無料で提供開始
収録時間を従来から“99.6%削減”に成功した新しいAI音声を作成し、病気で声を無くされる方々の負担軽減にも貢献
従来まで、約450分の収録と約18日間程度の機械学習に要していた時間を、”99.6%”の圧縮に成功したことで、病気等で声を無くされる可能性の高い方々が負担なく、自分の声をAI音声として残すことが可能となります。また、これまでに作成いただいた既存のAIモデルは、2024年春以降に新バージョンへ移行を予定しています。
新AI学習システム開発の背景
AI音声プラットフォーム「CoeFont」は、2021年7月のサービス提供開始から、最先端のAI音声技術を活用し、人の声を再現した自然な発声を提供してまいりました。
これまで、2,000社以上の法人や500名以上の病気で声を失う可能性のある方や吃音症などで発声に痛みを伴う方々にAI音声を活用していただいています。
これまで実施した実証実験や医療機関の方々からの意見で、声を失う可能性の方々にとって、オリジナルAI音声作成に係る収録時間の負担への懸念がありました。また、AI音声を作成される方々からも、収録時間および音声の学習時間への要望をいただいておりました。
大幅な時間短縮によりオリジナルAI音声の作成を無料で提供開始
これまで、オリジナルのAI音声の作成には、収録時間に応じて、サーバー稼働実費である550円〜55,000円の料金をいただいておりました。しかし、このたびの新AI学習システムによって、学習時間が短縮されることから、これらの料金をいただかずに、AI音声の作成を提供することが可能となりました。また、自分のAI音声は、無料で試すことができ、他のユーザーにも公開することで、利用された分だけ収益を得ることができます。この機会にぜひ、オリジナルAI音声収録をお試しください。また、これまでに作成いただいた既存のAIモデルは、2024年春以降に新バージョンへ移行を予定しています。
慶應義塾大学病院 富里 周太 先生のコメント
「吃音のある方がAI合成音声を使用するときに、声の学習のため収録するのが大変という声が聞かれます。コエフォントの収録時間が縮小し負担が減ることで、吃音のある方により使いやすいものになると期待されます。また、吃音以外にも声を出すのが大変な疾患をお持ちの方にとっても同様で、コエフォントが多く方に使いやすくなることで、コエフォントを介してコミュニケーションがスムーズになると思います。」
AI音声プラットフォーム「CoeFont」とは
AI音声プラットフォーム「CoeFont( https://CoeFont.cloud )」は、最新のAI技術を活用し、「声」を表現力豊かな「フォント」に変換することで、だれもが、簡単に利用できるAI音声サービスです。
10,000種類以上のAI音声を利用できる「Text to Speech(文章読み上げ)」やリアルタイムで声を変換する「ボイスチェンジャー」、日本語などの母国語で収録・作成したAI音声を、英語や中国語を含む多言語のAI音声に声質をそのままに変換する「Cross-Lingual TTS」などの機能を、世界中のすべての国・地域に提供しています。
株式会社CoeFontについて
株式会社CoeFontは、AIを利用したサービスの開発、提供を行っています。2020年に設立し、東工大ベンチャーに登録されています。現在、AI音声の研究を行っており、すべての国・地域でAI音声プラットフォーム『CoeFont( https://CoeFont.cloud )』を提供しています。
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