リカバリー(休養・抗疲労)行動トレンド2025 15のTOPICSを発表 体温管理やリカバリーウェアで"質"を重視する新習慣へ
~「リカバリー(休養・抗疲労)白書2025レポート」 Vol.2~
一般社団法人日本リカバリー協会(事務局:神奈川県厚木市、代表理事:片野秀樹)は、一般社団法人日本疲労学会、株式会社ベネクスと共同で、2017 年から全国10万人(20~79 歳 、男女各5万人)に対して行っている健康及び生活状況に関するインターネット大規模調査「ココロの体力測定」を、2025 年4 月25日から5 月25日に実施。その結果から「休養・抗疲労(疲労解消)行動の実施率」を2024年、2023年と比較分析し、最新トレンド2025の15のTOPICSをまとめました。

図表1:リカバリー(休養・抗疲労)行動トレンド2025 15のTOPICS
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【調査サマリー】
■笑うなど気分転換に関するものが上昇!静的な休養行動は減少している
■2024年からは、ヘアケアやスキンケアなど自分磨きが上昇!
■2023年からは、冷感グッズやリカバリーウェアなど新しいソリューションが急上昇!
■元気な人は軽い運動と趣味の園芸が2024と同様に人気!
■健康への投資意識が高い人は「家事代行」「AI搭載の家電を使用する」など新しいソリューションを積極採用
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■笑うなど気分転換に関するものが上昇!静的な休養行動は減少している
2025年の休養・抗疲労行動の実施率調査によると、TOP5は「入浴する」が43.7%でトップとなり、以下「寝る」40.0%、「コーヒーを飲む」35.7%、「YouTubeなどの無料動画を見る」32.4%、「テレビを見る」32.3%と続きました。日常生活に密着した基本的な行動が上位を占める結果となっています。2024年からの上位30位から変化を見ると、「笑う」が1.17倍、「フルーツを食べる」が1.16倍と大きく伸び、「スナック菓子を食べる」(1.14倍)や「旅行に行く」「家族と外食」(ともに1.13倍)が続きます。特に気分転換やコミュニケーションに関連する行動の上昇が目立ち、同時に「歯みがきをする」(1.12倍)や「顔や手を洗う」(1.11倍)など、健康に関連する行動も増加傾向にあることが分かりました。一方で、「寝転んだり、リラックスした姿勢をとる」(0.82倍)や「仮眠をとる」(0.81倍)など、静的な休養行動は減少していることが特徴的です。これは、より積極的で活動的な疲労回復方法が好まれています。
図表2:リカバリー(休養・抗疲労)行動の実施率 単位:%、倍

■2024年からは、ヘアケアやスキンケアなど自分磨きが上昇!
2024年と比較した休養・抗疲労行動の実施上昇率TOP5を見ると、1位は「ヘアケア(頭皮ケア)をする」(1.48倍)、2位「冷感グッズを利用する」(1.43倍)、3位「占いを受ける」(1.42倍)、4位「推し活(アーティスト、アイドル、声優の応援)」(1.38倍)、5位「遊園地、テーマパークなどに行く」(1.36倍)という結果になりました。
特に注目すべき点は、自分磨きに関連する行動の伸びで、「ヘアケア」に加え、「メイク直しをする」(1.29倍)なども上位に入っています。また、「リカバリーウェア(疲労回復)を着る」(1.29倍)といった新しいソリューションの採用や、「同性の友人と外出」(1.26倍)などのコミュニケーション活動も増加傾向にあります。
図表3:リカバリー(休養・抗疲労)行動の実施上昇率上位20位(2024-25年比較)単位:%、倍

■2023年からは、冷感グッズやリカバリーウェアなど新しいソリューションが急上昇!
2023年からの2年間で比較すると、1位は「冷感グッズを利用する」(1.97倍)、2位「リカバリーウェア(疲労回復)を着る」(1.70倍)、3位「e-SPORTSをする」(1.69倍)、4位「ヘアケア(頭皮ケア)をする」(1.53倍)、5位は同率で「推し活(アーティスト、アイドル、声優の応援)」と「クロスワードパズル・ナンプレなど」(ともに1.44倍)という結果になりました。特に注目すべき点は、暑さ対策や疲労回復に関する新しいソリューションの大幅な伸びです。また、「ガーデニング」(1.39倍)や「脳トレをする」(1.37倍)など、趣味や知的活動も上位に入っています。さらに「フルーツを食べる」(1.33倍)といった健康志向の行動も増加傾向にあり、より多様で積極的な休養・抗疲労行動が選択されるようになってきていることが分かります。
図表4:リカバリー(休養・抗疲労)行動の実施上昇率上位20位(2023-25年比較)単位:%、倍

■元気な人は軽い運動と趣味の園芸が2024と同様に人気!
元気な人の、疲れている人(高頻度)と比較した休養・抗疲労行動の実施上昇率TOP5を見ると、1位「ラジオ体操をする」(2.18倍)、2位「脳トレをする」(2.14倍)、3位「ガーデニング」(2.10倍)、4位「クロスワードパズル・ナンプレなど」(2.07倍)、5位「家庭菜園」(2.01倍)という結果になりました。
特に注目すべき点は、実施率の高さです。「ウォーキング、ジョギングをする」が最も高く25.2%、次いで「フルーツを食べる」17.0%、「ナッツ類を食べる」14.9%、「スポーツ観戦」14.1%と続きます。元気な人は軽い運動や園芸活動を好む傾向が強く、健康的な食生活も実践していることが分かります。
図表5:リカバリー(休養・抗疲労)行動の実施上昇率上位20位(疲労度合別)単位:%、倍

■健康への投資意識が高い人は「家事代行」「AI搭載の家電を使用する」など新しいソリューションを積極採用
ヘルスケアイ・ノベーターとラガードのリカバリー行動の実施率を比較すると、上昇率TOP5は1位「家事代行などを頼む」(11.51倍)、2位「ホットヨガ」(10.67倍)、3位「AI搭載の家電を使用する」(10.66倍)、4位「アミノ酸系の飲料や食品」(10.45倍)、5位「リカバリーウェア」(10.15倍)という結果になりました。健康への投資意識が高い層は、最新のテクノロジーや科学的アプローチを取り入れた休養・抗疲労行動を実践する傾向が顕著に表れています。
図表6:リカバリー(休養・抗疲労)行動の実施上昇率上位20位(健康投資別)単位:%、倍

【ココロの体力測定 2025調査概要】
調査名: 「ココロの体力測定 2025」
期間: 2025年 4月25日~5月25日
SCR調査対象: 全国の20~79歳の10万人(男女各5万人)
方法: インターネット調査
SCR調査項目: 15問
※疲労度合項目:厚生労働省「ストレスチェック」B項目を基に独自加工して、点数化
※サンプル数は男女各5万人で、各都道府県500サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正した。
【休養ガイド2025】
「休養ガイド2025」は、休養学の観点から日本独自のウェルネス資産を再発見し、休養の啓発と最新の休養トレンドを発信するイベントです。日本の伝統的な休養文化と最新の休養テクノロジーを国内外に紹介しながら、休養に関するリテラシーを高め、社会全体の活力向上を目指します。

◆キャンペーン内容
1. リカバリー行動トレンド2025の発表
2. 休養ガイドwebサイトでの情報発信
https://www.recovery.or.jp/recovery2025/
3. SNSキャンペーン
テーマ:「人に薦めたいあなたの休養 #休養Guide2025」
https://x.com/venex_jp/status/1964977854057439374
実施期間:2025年9月8日(月) ~ 9月30日(火)
参画企業:株式会社ベネクス、アサヒ飲料株式会社、味の素株式会社
休養ガイド大賞、企業賞の選定・表彰
◆X応募方法
1.VENEX公式 @VENEX_jp をフォロー
2.「#休養Guide2025」をつけて人に薦めたい #休養スポット or #休養サービス or #休養グッズの
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◆運営体制
主催:一般社団法人日本リカバリー協会
協賛:株式会社ベネクス、アサヒ飲料株式会社、味の素株式会社
本キャンペーンを通じて、現代社会における休養の重要性を再認識し、心身の健康増進に寄与する新たな休養文化の創造を目指してまいります。
【一般社団法人日本リカバリー協会 概要】
所在地:神奈川県厚木市中町4-4-13 浅岡ビル4階
会 長:渡辺恭良(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科特命教授、理化学研究所生命機能科学研究センター名誉研究員/客員主管研究員、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター顧問、大阪市立大学名誉教授、一般社団法人日本疲労学会理事⾧、一般社団法人脳体力振興協会理事⾧)
副会長:水野敬(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授、理化学研究所生命機能科学研究センター 客員主管研究員、大阪公立大学健康科学イノベーションセンター 特任教授/センター副所長、一般社団法人日本疲労学会 理事)
顧 問:大谷泰夫(神奈川県立保健福祉大学 理事長、元内閣官房参与)
松木秀明(東海大学 名誉教授、健康評価施設査定機構 理事)
田爪正気(東海大学 健康科学部元教授)
代表理事:片野秀樹 博士(医学)(博慈会老人病研究所客員研究員、Genki Vital Academy 顧問)
提携:ゲンキ・バイタルアカデミー(ドイツ)
URL:https://www.recovery.or.jp/
【リカバリーの定義】
心身の活動能力の減退した機能を回復し、休養をもって生理的・心理的資本である活力を蓄えて次に備えることである。
<報道関係者お問い合わせ先>
一般社団法人日本リカバリー協会
メール:info@recovery.or.jp
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