「ROOOJI 大森中」が2025年度グッドデザイン賞を受賞
「路地のようにひらかれた住まい」というコンセプトが、デザインとコミュニティの両面から高く評価
「不動産業界における属人知の超克を礎として、産業社会に革命をもたらす」をミッションに掲げるトグルホールディングス株式会社(東京都港区、代表取締役CEO 伊藤嘉盛)のグループ会社、つくる地所株式会社(東京都港区、代表取締役 山﨑聡史、以下「当社」)は、このたび、当社が企画・設計・開発を手がけた集合住宅 「ROOOJI 大森中」 が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の2025年度グッドデザイン賞(GOOD DESIGN AWARD 2025) を受賞したことをお知らせいたします。
本プロジェクトは、「路地のようにひらかれた住まい」というテーマのもと、居住者どうし、地域どうしのゆるやかなつながりを生み出す設計がなされており、まちの暮らしとの関係性・建築デザインの両面から高い評価をいただきました。

受賞対象物件概要
物件名:ROOOJI 大森中
所在地:東京都大田区大森中
構造・規模:木造2階建+屋上テラス付き、総戸数5戸(延床面積 約120 ㎡)
敷地面積:150.03㎡
竣工:2025年2月
企画・開発:つくる地所株式会社
設計デザイナー:NPO法人CHAr 連勇太朗+GANEMAR 小金丸信光
コンセプト:「まちなかにある“路地”のように、建物・通路・階段・テラスが開かれた構成となることで、住まう人、通りすがる人、地域との“ゆるやかなつながり”を生み出す住まい」をテーマに設計を進めました。
本物件では、建物中央を貫く外部階段とテラス空間を「路地」に見立て、まちのスケール感を残しながらも、住戸間・地域間の交流を促す動線を構成しています。また、敷地と建物の隙間・外部空間を通じて、入居者の暮らしや地域の視線・通りすがりの人との“ゆるやかな接点”を生み出す設計意図があります。
プロジェクトの特徴
“路地”的動線設計
建物中央部分に外部の階段・通路を設け、住戸へのアプローチを「まちなかの小径/路地」のような体験として設計しています。
開放性とプライバシーの両立
建物を敷地の中に収めつつ、外階段からテラスへとつながる外部空間を確保することで、住戸がまちとつながる一方で、居住者のプライバシーにも配慮。
地域とのゆるやかな交流
エントランスや通路を“外部に開いた”デザインとすることで、住まいと地域を隔てず、通りすがりにもまちを感じる住環境を実現。
デザイン性・居住性の両立
建築素材、階段の手すり構成、屋上テラス、各住戸の専用外部空間など、デザイン性と居住快適性を兼ね備えた仕様としています。
審査員コメント
東京都大田区大森中の地域に多く見られる町工場の鉄骨階段を、集合住宅にも連続させた点や、ワンルームだけでなく多様な暮らしの拡張性を可能にしたチューブを評価した。 街並みのリサーチから得た気づきを活かし、この場所だからこそ生まれる魅力的な風景を意識している点が大変素晴らしい。今後も、地域への丁寧なリサーチや小さな気づきを大切にした街づくりへの姿勢が期待される。
ROOOJIについて
ROOOJIは、まちなかで“路地のようにひらかれた集合住宅”を提案する、つくる地所の住宅シリーズです。都市部の密集した住宅街において、住まいやまちとの関係を再考し、住む人、通る人、地域が“すれ違いながらもつながる”デザインを目指しています。『ROOOJI 大森中』はその第一弾として、まちと人、暮らしと地域をつなぐ新しい住まいのかたちを提示しました。
本受賞を契機に、「ROOOJI」シリーズのさらなる展開を進めるとともに、地域の特性を活かした設計や、住人・地域が参加できる住まいづくりに取り組んでまいります。また、今後のプロジェクトにおいても、「路地」「通り」「つながり」をキーワードに、住まいとまちの関係を再構築する住空間を提案していきます。
会社概要
社名 :つくる地所株式会社
所在地 :東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー 36階
創業 :1978年2月
代表者 :代表取締役 山﨑 聡史
事業内容:不動産開発、不動産投資
HP :https://tsukuru-jisho.co.jp/
社名 :トグルホールディングス株式会社
所在地 :東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー 36階
設立 :2020年6月
代表者 :代表取締役CEO 伊藤 嘉盛
事業内容:不動産開発のデジタルインフラ事業
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