【中小企業の採用管理システム導入に関する実態調査】採用管理システム導入を断念した担当者の7割以上が導入を再検討。稟議やコストで「あと一歩」が踏み出せない実態が明らかに

〜なぜ中小企業は採用DXに踏み出せないのか?導入課題は”意欲の低さ”ではなかった!調査で浮かび上がった”突破口”とは〜

株式会社ミツモア

 株式会社ミツモア(本社:東京都中央区、代表取締役:石川彩子)は、従業員50~299名の中小企業に勤めており、採用管理システムを導入検討に携わったが、システム導入を諦めた方109名を対象に、中小企業の採用管理システム導入に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

01|採用担当者の7割以上が、採用管理システムを「導入を再検討したい」と回答

02|導入断念の理由、第1位「導入・運用コストが高すぎた」(28.4%)、第2位「現場の理解が得られなかった」(18.3%)

03|約半数が、「効果試算の具体的サポート」があれば導入検討がスムーズになったと回答

本調査のダウンロードはこちら:https://forms.gle/PzCJHtvisyJiS9q17

■調査概要

  • 調査名称:中小企業の採用管理システム導入に関する実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2025年9月12日~同年9月16日

  • 有効回答:従業員50~299名の中小企業に勤めており、採用管理システムを導入検討に携わったが、システム導入を諦めた方109名

※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「ミツモア」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://meetsmore.com/product-services

■ 56.9%が、Excel・紙で「面接スケジュール調整」を行っていると判明

「Q1.現在、Excelや紙で行っている採用関連業務を教えてください。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「面接スケジュール調整」が56.9%、「選考進捗状況の管理」が44.0%という回答となりました。

入力や更新に手間がかかる面接スケジュール調整や進捗管理を紙やExcelで行っている企業が半数を超えており、未導入企業の多くがシステム化して負担を減らすことができる業務を抱えていることが分かりました。

・面接スケジュール調整:56.9%

・選考進捗状況の管理:44.0%

・応募者情報の管理・整理:43.1%

・応募者との連絡・メール対応:43.1%

・求人票・採用資料の作成:37.6%

・内定者フォロー・管理:31.2%

・採用予算・コスト管理:24.8%

・採用実績・データの集計分析:22.0%

・その他:0.9%

 -記録

・該当するものはない:4.6%

・わからない/答えられない:2.8%

■ Excel・紙運用の課題は「同じ情報を複数箇所に入力する」「進捗の把握に時間がかかる」といったシステム化で解決できるものが上位に

 Q1で「該当するものはない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.Excel・紙運用の課題として当てはまるものを教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=101)と質問したところ、「同じ情報を複数箇所に入力する必要がある」が44.6%、「選考進捗の把握・管理に時間がかかる」が42.6%、「応募者とのやり取り履歴が分散してしまう」が30.7%という回答となりました。

システム化による情報の一元管理で解決、短縮できる「同じ情報を複数箇所に入力する」「進捗の把握に時間がかかる」といった課題が上位に来ていることがわかりました。

・同じ情報を複数箇所に入力する必要がある:44.6%

・選考進捗の把握・管理に時間がかかる:42.6%

・応募者とのやり取り履歴が分散してしまう:30.7%

・採用データの分析・レポート作成が困難:24.8%

・応募者情報の入力・更新ミスが発生しやすい:18.8%

・採用活動の全体像が見えにくい:12.9%

・応募者への連絡漏れ・遅延が発生しやすい:11.9%

・面接官同士での情報共有が非効率:10.9%

・その他:0.0%

・特に課題は感じていない:5.9%

・わからない/答えられない:1.0%

■ 44.1%が、自社の採用業務デジタル化が「他社より遅れている」と認識

「Q3.あなたは、同業他社・同規模企業と比較して、お勤め先の採用業務デジタル化はどの程度進んでいると思いますか。」(n=109)と質問したところ、「他社よりやや遅れていると思う」が29.4%、「他社より大幅に遅れていると思う」が14.7%と、約半数が「他社より遅れている」と自社の遅れを認識しているということがわかりました。

採用市場でのスピードや効率に差が出ていると感じる状況は、担当者にとって不安要素になります。競争力を保つためには、自社の遅れを認識した段階でデジタル化に着手することが重要です。

・他社より大幅に遅れていると思う:14.7%

・他社よりやや遅れていると思う:29.4%

・他社と同程度だと思う:31.2%

・他社よりやや進んでいると思う:19.3%

・他社より大幅に進んでいると思う:3.7%

・わからない/答えられない:1.8%

■ 採用管理システム導入を検討した理由は「採用にかかる時間を短縮したかった」が40.4%で最多

「Q4.採用管理システムを導入しようとした理由を全て教えてください。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「採用にかかる時間を短縮したかった」が40.4%と、システム化によって担当者の作業時間を減らし、より戦略的な業務に集中できる環境を作りたかったことが分かりました。さらに、「採用データを分析して採用活動を改善したかった」が33.0%、「選考プロセスでのミスや漏れを減らしたかった」が27.5%という選考改善や候補者体験の向上につながる回答が次点となりました。

・採用にかかる時間を短縮したかった:40.4%

・採用データを分析して採用活動を改善したかった:33.0%

・選考プロセスでのミスや漏れを減らしたかった:27.5%

・他部署や面接官との情報共有を効率化したかった:23.9%

・採用コストを削減したかった:21.1%

・応募者への対応スピードを上げたかった:19.3%

・応募者数の増加で手作業での管理が限界になった:11.9%

・経営層から業務効率化の指示があった:9.2%

・採用担当者の残業時間を減らしたかった:9.2%

・同業他社が導入していて遅れを感じた:7.3%

・リモートワークでも採用業務を進められるようにしたかった:5.5%

・その他:0.0%

・特にない:4.6%

・わからない/答えられない:3.7%

■ システム導入で期待する効果、「採用スピード向上」(43.1%)、「ミス削減」(36.7%)と業務効率化に関する項目が上位

「Q5.お勤め先に採用管理システムを導入するとして、期待する効果を教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=109)と質問したところ、「採用スピード向上」が43.1%、「ミス削減」が36.7%、「応募者体験向上」が28.4%と、現場が日々感じている課題と、システム導入によって改善したいポイントが重なっていることがわかる回答となりました。

現場が日々感じている課題と、システム導入によって改善したいポイントが重なっていることが見て取れます。

・採用スピード向上:43.1%

・ミス削減:36.7%

・応募者体験向上:28.4%

・コスト削減:26.6%

・データ分析の精度向上:19.3%

・採用担当者の負担軽減・ストレス減少:18.3%

・工数削減:16.5%

・面接官や他部署との連携強化:10.1%

・採用の公平性・一貫性向上:9.2%

・内定辞退率の低下:3.7%

・その他:0.0%

・特にない:3.7%

・わからない/答えられない:0.9%

■ 採用管理システム導入を断念した理由、「導入・運用コストが高すぎた」が28.4%で最多

「Q6.採用管理システムの導入を断念した1番の理由を教えてください。」(n=109)と質問したところ、「導入・運用コストが高すぎた」が28.4%、「現場の理解が得られなかった」が18.3%、「導入作業が大変そうだった」が17.4%という回答となりました。

コスト負担への不安が大きく、効果が見えにくい点が導入を止めた主因でした。加えて現場の理解や導入作業のハードルもあり、意欲よりも「体制が整わないこと」が決断を妨げているとわかります。

・導入・運用コストが高すぎた:28.4%

・現場の理解が得られなかった:18.3%

・導入作業が大変そうだった:17.4%

・稟議が通らなかった:11.0%

・どのシステムを選べばよいか分からなかった:8.3%

・社内IT人材が不足していた:8.3%

・既存システムとの連携が難しかった:1.8%

・その他:0.0%

・特にない:5.5%

・わからない/答えられない:0.9%

■ 一度導入を断念した担当者のうち70.7%が「条件が整えば採用管理システムを導入したい」と回答

「Q7.現在の採用管理システムの導入意向について、最も近いものを教えてください。」(n=109)と質問したところ、「非常に導入したいと思う」が4.6%、「条件が整えば導入したいと思う」が66.1%と、7割以上が一度は断念したが、コストや体制といった障壁さえ解消されれば、導入を前向きに考えている企業が多いことがわかりました。

・非常に導入したいと思う:4.6%

・条件が整えば導入したいと思う:66.1%

・あまり導入したいと思わない:22.9%

・全く導入したいと思わない:4.6%

・わからない/答えられない:1.8%

■ 検討・導入をスムーズにするサポート、「効果試算の具体的サポート」が45.0%で最多

「Q8.採用管理システムを検討・導入する上で、『これがあればもっと検討や導入がスムーズになった』と思うサポートや情報をすべて教えてください。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「効果試算の具体的サポート」が45.0%、「導入・運用コストの透明性確保」が37.6%、「同規模企業での成功事例の共有」が25.7%という回答となりました。

費用対効果に関する数字やコストの透明性、同規模企業の成功事例など、実際の比較検討や稟議を進めるための情報が求められていることがわかりました。

・効果試算の具体的サポート:45.0%

・導入・運用コストの透明性確保:37.6%

・同規模企業での成功事例の共有:25.7%

・無料お試し・デモ体験期間の充実:22.9%

・専門家による選定基準アドバイス:20.2%

・現場スタッフ向けの説明資料や説得用資料の提供:15.6%

・導入後の手厚いサポート体制保証:14.7%

・費用対効果(ROI)試算ツールの提供:13.8%

・無料トライアルを複数比較できる機会:12.8%

・失敗リスクを回避するためのガイドや注意点共有:11.9%

・その他:0.0%

・特にない:2.8%

・わからない/答えられない:1.8%

■ システム比較に役立つ情報、「各システムの料金比較」と「導入事例・口コミ情報」が42.2%で同率1位

「Q9.採用管理システムを選定する際、複数のシステムを比較する上で役立つ情報・機能を3つまで教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=109)と質問したところ、「各システムの料金比較」と「導入事例・口コミ情報」が同率で42.2%と、検討段階では、具体的な金額と、実際に導入した企業の声が参考にされやすいことが数字から明らかになりました。次点で「無料相談・専門家のアドバイス」が31.2%という回答となりました。

・各システムの料金比較:42.2%

・導入事例・口コミ情報:42.2%

・無料相談・専門家のアドバイス:31.2%

・自社に合ったシステムの提案:30.3%

・ROI試算ツールの提供:17.4%

・一括資料請求・デモ申込:16.5%

・段階的導入プランの提案:12.8%

・その他:0.0%

・特にない:3.7%

・わからない/答えられない:0.9%

■まとめ

 今回は、従業員50〜299名の中小企業に勤めており、採用管理システム導入検討に携わったが、システム導入を諦めた方109名を対象に、中小企業の採用管理システム導入に関する実態調査を実施しました。
 まず、現在の採用業務において、56.9%が「面接スケジュール調整」をExcel・紙で行っており、Excel・紙運用の課題として「同じ情報を複数箇所に入力する必要がある」(44.6%)、「選考進捗の把握・管理に時間がかかる」(42.6%)などが挙げられました。また、44.1%の企業が採用業務デジタル化について「他社より遅れている」と実感しており、競争力の格差を認識していることが分かりました。採用管理システムの導入を断念した1番の理由としては、「導入・運用コストが高すぎた」(28.4%)、「現場の理解が得られなかった」(18.3%)、「導入作業が大変そうだった」(17.4%)の3つで全体の64.1%を占め、これらが主要な障壁となっていることが明らかになりました。しかし、66.1%が「条件が整えば導入したい」と回答しており、諦めた企業の多くが実は導入意向を持ち続けていることが判明しました。さらに、導入検討をスムーズにするサポートとして、「効果試算の具体的サポート」(45.0%)、「導入・運用コストの透明性確保」(37.6%)、「同規模企業での成功事例の共有」(25.7%)が求められており、システム比較においては「各システムの料金比較」と「導入事例・口コミ情報」(各42.2%)が重視されています。
 今回の調査では、中小企業が採用管理システムの導入を断念した背景には、明確な障壁が存在することが明らかになりました。しかし、7割もの企業が依然として導入意向を持っており、適切な支援があれば導入は可能であることが示されています。中小企業のDX推進において重要なのは、費用対効果の可視化、成功事例の共有、そして比較検討を容易にする情報提供です。SaaS選定プラットフォームには、これらの課題を解決し、導入を諦めた企業を成功に導く役割が期待されるでしょう。

本調査のダウンロードはこちら:https://forms.gle/PzCJHtvisyJiS9q17

オンライン比較サービス「ミツモア」について

「ミツモア」は、自社に最適なビジネス製品・サービスを簡単に比較・選定できる、日本最大級のオンライン比較サービスです。

業種や求める機能を画面上で選択するだけで、最短1分で最大5つの最適な製品・サービスを自動で絞り込み、比較表で機能や料金を一覧化できます。ビジネス向けには会計ソフト、業務管理ツール、IT導入支援、マーケティング支援など、300を超えるサービスにおいて、3,500以上の製品、2,700以上の事業者を比較検討することが可能です。

製品理解から比較、そして依頼・導入までをスムーズに進めることができ、ビジネスのDX推進やコスト最適化をサポートします。

「ミツモア」サービスサイト:https://meetsmore.com/product-services

株式会社ミツモアについて

サービス産業の生産性向上を通じて、ミッションである「日本のGDPを増やし 明日がもっといい日になる と思える社会に」の達成を目指すスタートアップ企業です。2017年2月創業以来、オンラインで見積もり比較から受発注までワンストップで完結するサービス「ミツモア」や、現場業界特化のオールインワンSaasサービス「プロワン」を開発・提供をしています。経済産業省主催の「日本スタートアップ大賞2023」にて経済産業大臣賞(ダイバーシティ賞)を受賞。また週刊東洋経済が主催する「すごいベンチャー100」2023年版にも選出されました。

ミツモア会社概要:https://meetsmore.com/company

「プロワン」サービスサイト:https://pro-one-cloud.com/

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会社概要

株式会社ミツモア

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URL
https://meetsmore.com/company
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区銀座7丁目16-12 G-7ビルディング8階
電話番号
-
代表者名
石川彩子
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2017年02月