「さきめしいこま+プレミアムキャンペーン」による地域経済活性化の成功事例 プレミアムチケットキャンペーンをまちぐるみで展開し、1.1億円の需要創出
■「さきめしいこま+プレミアムキャンペーン」特設サイト
https://ikoma.sakimeshi.com/
生駒市は、自治体として全国初となる、地域の飲食店支援プロジェクト「さきめしいこま」を4月より開始。その後、「さきめしいこま+」として、対象店舗を物販店や理美容店などに拡大して取り組んでまいりました。8月7日より実施した「さきめしいこま+プレミアムキャンペーン」では、生駒市内のさきめし登録店で先払いする際、利用金額の30%分を上乗せしたお得なプレミアムチケットを数量限定販売。市内の174店舗が参加し、まちぐるみの取り組みとして盛り上がり、生駒市による拠出金を満額消費し、キャンペーンを終了いたしました。
参加店舗種別 参加店舗のうち、飲食店以外が45%を占める
人口11万9千人の生駒市内で、購入された金額は、1億1,180万円(プレミアム分を含む)。地域経済の活性化に大きな効果をもたらしています。この成果をどのように実現したのか、生駒市のキャンペーンにおける取り組みをご紹介したいと思います。
■「さきめしいこま+プレミアムキャンペーン」の取り組み
1.キャンペーンサイトをリニューアルして訴求力をアップ!
地元消費喚起を目的に、本キャンペーンを打ち出すにあたり、以前から運用していた「さきめしいこま+」のサイトをリニューアル。TOPページにプレミアム総額の残総額を表示し、消費を促す工夫を行いました。さらに検索窓を大きく配置。来訪者が応援したいお店を見つけやすく、応援しやすい導線に配慮しています。
プレミアム分の総額ではなく「残総額」を見せることで利用を喚起
2.参加店舗をサポートするため、コールセンターを設置
特筆すべき取り組みのひとつが、株式会社近畿日本ツーリスト関西と連携した、プレミアムキャンペーン専用のコールセンター設置です。参加を希望する店舗が「さきめし」の仕組み、登録、チケット利用時の対応など、つまづきそうなポイントに配慮したマニュアルを準備し、オンライン会議ツールZOOMを活用した事前説明会を実施しました。
3.参加申込にオンラインとFAX、2つの窓口を用意
生駒市の取り組みで特長的なのが、対象店舗を、飲食店に限らず市内で営業する幅広い業種に広げている点です。「さきめしいこま+」への参加には、オンラインでの店舗登録が必須となりますが、市内にはPCの操作を苦手とする店舗も多くありました。そうした店舗を支援の輪から取りこぼさないよう、申込をFAXで受け付ける窓口を設けました。
4.市役所の職員が積極的に店舗へ出向き、登録完了まで伴走
FAXで申込をした店舗や、対面での説明が必要な店舗へは、市の職員が直接出向いて登録完了までサポート。この取り組みをきっかけに市役所と商店主の方々との関係性を築けたこともあり、職員の方々が労を惜しまず動くことで、順調に参加店舗を増やすことができました。
5.ポスター、チラシを活用した広報活動で、キャンペーンをまちぐるみで盛り上げる
市役所が作成したポスター。「売切御免」の文字が消費者心理を刺激する
一番の応援者は、参加店舗それぞれの顧客。市のホームページでの告知などと並行して、生駒市では、店頭で配布できる独自のチラシを制作しました。店が顧客に対してお得なキャンペーンを直接ご案内できるようにしたのです。「行きつけのお店を、先払いで応援しよう」という「さきめし」のキャッチコピーのとおり、来店したお客さまが支援者となりました。各個店の経営実態を把握し、先払い支援を4月から運用してきた生駒市の知見を活かした施策といえます。
・「さきめしいこま+」生駒市担当者へのインタビュー
商工観光課長・奥田 様にお答えいただきました。
さきめし事務局(以下、事務局):終了した感想をお聞かせください。
商工観光課長 奥田様(以下、奥田):大好評の中で終了することができ、よかったと思っています。今後も次なる商工振興施策を推進していきたいと考えています。
事務局:4月からさきめしを運用いただいていましたが、大きな予算を組んでプレミアムキャンペーンを実施するに至った背景を教えてください。
奥田:新型コロナウイルス拡大を受けて大きな打撃を受けている市内の飲食店や小売店への支援が急務と考え、最も早く事業者の方の支援を行うことができる方法を検討した結果、本キャンぺーンを実施することとなりました。
事務局:1億円以上の需要を喚起できた要因として、何が決め手になったとお考えでしょうか。
奥田:やはり地元事業者の皆様のコロナ禍を乗り越えようという努力と、それを支えようとする市民の皆様の応援が決め手になったと思います。
事務局:キャンペーンを行うなかで地域店舗からはどんな反応がありましたか。
奥田:お店の方から、常連さんにお得に使っていただけるだけでなく、今回のキャンペーンがなければ訪れてもらえなかった新しいお客様の来店もあってよかった、とお喜びいただけたことが一番、今回のキャンペーンの成功を実感できました。
事務局:検討されている自治体にひとこといただけますか。
奥田:ピンチをチャンスに!このコロナ禍を一緒に乗り越えていきましょう!
当社では、自治体向けに決済機能と店舗情報を活かしたまちぐるみでの地域支援プランをご提供しております。
〈プレミアム付きチケット販売で地域活性化〉「さきめし」プラットフォーム
自治体独自で地域経済を活性化できる、「さきめし」プラットフォームを無償で提供しております。プレミアムチケットの発行・利用・精算・支払などの運用の手間を「さきめし」が代行し、事業運営の手間をかけずキャンペーンを行うことが可能です。
・〈飲食店を起点としたまちぐるみでの地域支援〉「こども食堂」
商店街や地域の飲食店を起点に、こどもの居場所をつくり、まちの未来を育みます。ふるさと納税(ガバメント・クラウドファンディング)と連携しての運営も可能です。
・〈まちの飲食店がどこでも’社食’になる〉「社食システム」(2020年11月テスト開始)
企業が提供する「社食」を「社内常設型の社食」ではなく、「地域の飲食店参加型の開かれたまちの社食」として活用します。企業側としても、地域経済の発展および店舗付近に住むオフィスワーカーにとっての利便性を両立させることができると考えました。
・〈飲食イベントに活用できる未来型のチケット制度〉「回数券機能」(2020年11月リリース)
5枚つづりを買うと1枚無料、あるいは特典がつくなど、回数券利用の際に必要となる機能をオールインワンで提供します。飲食店のリピーター獲得を主として開発中ですが、フードフェスや街バルなど、地域の店舗が複数参加する飲食イベントなどでも有効活用いただけます。
お問い合わせ
メール:bizdev@gochimeshi.com(事業開発部宛て)
フォーム:https://customform.jp/form/input/48277/
■生駒市 概要
自治体名:生駒市
市長:小紫雅史
役場所在地:奈良県生駒市東新町8番38号
役場ホームページ:https://www.city.ikoma.lg.jp/
■「さきめし」について
さきめしは、「ごちそうさまの先払い」。
また行きたい「あのお店」で、また「ごちそうさま」を伝えるために。
応援したい飲食店へ「また食べにいくからね」、「がんばって乗り越えようね」という想いをこめて食事代を先払いし、後日お店を訪れてもらうサービスです。
■さきめし特設ページ
https://www.sakimeshi.com/
■「ごちめし」について
「アプリを通じて・人さまに・お食事をごちそうできる」サービスです。
様々な思いやりを手軽に「ごちる」という形に変え、
人から人へ「ありがとう」「頑張ってね」「応援しているよ」などの気持ちを届けることができます。
<ダウンロード>
AppStore https://itunes.apple.com/jp/app/id1466582992?mt=8
Google Play Store https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gcmsapp
<公式ウェブサイト/アカウント>
「ごちめし」公式サイト:https://www.gochimeshi.com/
プロモーション動画 :
サービス紹介動画 :
Twitter:https://twitter.com/gochi_meshi
Facebook :https://www.facebook.com/gochimeshi.official
■Gigi株式会社 会社概要
代表取締役:今井了介
本社所在地:福岡県福岡市中央区大名2-6-11
設立:2018年9月13日
事業内容:インターネットサービス事業
ホームページ:https://www.gigi.tokyo/
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