Solvvy、「公共水道インフラのAI老朽化診断」の実証実験を開始
~ ハイクリと業務提携、診断結果を活用した革新的なメンテナンス手法の確立へ ~
Solvvy株式会社(本社:東京都、代表取締役:安達慶高、以下「Solvvy」)および自社グループの最先端技術研究機関「Solvvy LAB.(ソルヴィーラボ)」は、株式会社ハイクリ(本社:東京都、代表取締役:兼松 洋輔、以下「ハイクリ」)と共同で、5月23日より公共水道インフラに対するAI老朽化診断の社会実装に向けた実証実験を開始いたします。

開発背景
今年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管が原因とみられる大規模な道路陥没を受け、国は専門家委員会を設置し、全国の下水道管を対象に一斉調査を行う方針が確認されました。
調査の実施は国が自治体などに要請する見通しで、調査対象や調査手法については各地方自治体に検討が求められることが想定されています。
調査手法は、下水道管の中から周囲に空洞がないかを確認する技術や超音波を使った非破壊検査などの技術の活用も検討されていますが、老朽化が進む水道インフラは日本全国に亘り、その調査はもちろん、調査後のメンテナンスに関する負担は各地方自治体にとって大きな影響を与えることが懸念されている状況です。
そのような状況に対し、ハイクリがこれまで研究を続けてきた「公共水道のAI故障予測モデル」と、Solvvyが得意とする保証や検査点検などを活用した「アフターメンテナンススキーム構築」を組み合わせた新たなサービス開発に向け、「公共水道インフラのAI老朽化診断」の実証実験を開始する運びとなりました。
新たな取組みの概要
地方自治体が保有する水道管データをAIモデルを用いて分析し、故障リスクを予測、劣化の進行状況を可視化し、適切な維持管理計画の策定をサポートします。データ整理、診断、レポーティングを一貫して提供し、インフラ管理の効率化とコスト削減を実現します。

強みと競争優位性
本実証実験では、ハイクリが開発した水道管網特化の高度な深層学習モデルを用いたAIを活用しており、以下の特長を有します。
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過去の故障データ、管路接続関係、環境要因を考慮可能でありつつ、限られたデータでも高精度な予測を実現
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ビッグデータ解析を活用し、予測精度を継続的に向上
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データ整理から故障予測までの一連のプロセスをハイクリが担当し、低コストで高性能な分析を実施
さらに、Solvvyや地方自治体が保有するデータを組み合わせることで、地方自治体の労働力不足を解消する革新的なメンテナンス手法を提供します。
Solvvyの今後の展望
Solvvyは当実証実験を通じて、今後住宅(戸建て・マンション)の水道設備に関する故障予知モデルへの応用を見据えており、得意とする保証やメンテナンスと組み合わせることで、住宅水道設備の長寿命化や、新たなメンテナンスモデルの確立を目指します。
また、今後もAI・DeepTechの可能性を最大限に活用し、ストックビジネスコンサルティングのさらなる進化を目指します。本サービスの展開を皮切りに、AI・DeepTechを活用した業界をリードする技術開発を推進し、クライアント企業の課題解決に貢献してまいります。
会社概要
【Solvvy株式会社】
本社 : 東京都新宿区西新宿4-33-4
設立 : 2009年 3月
代表者 : 代表取締役社長 安達慶高
事業内容 : HomeworthTech事業 / ExtendTech事業 / LifeTech事業 / FinTech事業
会社HP : https://solvvy.co.jp
【株式会社ハイクリ】
本社 : 東京都中野区中央4-4-2
設立 : 2024年 5月
代表者 : 代表取締役社長 兼松洋輔
事業内容 : AIシステム受託開発・研修事業
Jクレジット申請代行・コンサルティング事業
ファッション事業者向けSaaS事業
会社HP : https://www.hicrea.co.jp/
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