京町家まちづくりファンド～寄附促進のための情報発信コンテンツを新たに制作～WEBメディアによる発信について

京都市

2021年9月28日 10時00分

　公益財団法人京都市景観・まちづくりセンターが運営する，京町家まちづくりファンド（以下，当ファンドという。）では，市民の皆さま及び企業からの御寄附を募り，京町家の保全・継承に向けた外観改修助成や普及啓発の活動を実施しています。
　この度，京町家を次の時代へ守り継ぐことの大切さを，より広く多くの皆さまへお伝えできるよう，京町家の継承を支え，暮らす人々の声を届ける情報発信コンテンツ（特設WEBサイト）を制作しましたので，下記のとおりお知らせします。

特設WEBサイト開設の目的

TOP ページイメージ

　京町家は，京都のくらし，空間，まちづくりの文化が息づく，千年の歴史をもつ都市住宅です。新規に開設する特設WEBサイトを通じて，国内外の企業や個人の方に，京町家を保全・継承することの意義を発信し，京町家の価値を共有することで，より，一層の当ファンドへの寄附促進につなげることを目的としています。

情報発信コンテンツの内容

（１）京町家まちづくりファンドの紹介及びオンラインシステムによる寄附ページ
＜ア＞　くらし，移住などの視点から，当ファンドの助成により改修された京町家の所有者・居住者へのインタビューを行い，京町家の魅力を伝えるライターによるエッセイ記事を特別企画として連載します。

＜イ＞　寄附者の御芳名や一部の寄附者による応援の声を掲載します。寄附控除の対象となることを御案内し，新たに導入したオンライン決済システムにより御寄附を募ります。

＜ウ＞　寄附者向け行事，改修助成事業の募集等を御案内します。

▲ 改修した京町家での取材写真

（２）京町家まちづくりファンド改修助成事業の実績紹介
　平成１８年度から令和２年度にかけて支援した９１件の京町家の改修と通り景観の修景をギャラリービューで一挙に御紹介します。改修された京町家は住居を中心に，町会所，店舗，ギャラリー，工房，宿泊施設など多様な京町家のくらし，営みの場として住み継がれています。近年は町内会で景観保全に取り組む通り景観の修景へも支援をしています。

改修後の外観

（３）外部WEBメディアとのタイアップ記事の公開

取材の様子

　移住，仕事，文化，社会，地域医療，家族のかたち。変容する暮らしの中で，心身で感じた違和感で立ち止まり，観察することから，暮らしを考えるライフジャーナル・マガジン「雛形」（https://www.hinagata-mag.com/）に当ファンドの活動に関する記事を掲載し，外部メディアと連携した発信を行うことにより，当ファンドの特設WEBサイトへの誘導を図ります。記事には改修工事を手掛ける大工さん，京町家へ移住された御家族のインタビューを公開します。