グロービス経営大学院 動画とAIで学べるMBA単位「ナノ単科」、2025年1月期より「デザイン思考入門」科目を新設! AIラーニングシステム「GAiL」がChatGPT導入で進化
グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は、動画とAIで学ぶMBA単位「ナノ単科」で「デザイン思考入門」を2025年1月期に新たに開講します。
「デザイン思考入門」は、デザイン思考の手法とビジネスへの生かし方を学ぶカリキュラムを、「動画×AIによる実践演習×ライブ授業×グループワーク」という新たな方法で、6週間の短期集中で学べる講座です。
また、「ナノ単科」提供中のAIラーニングシステム「GAiL」において、一部科目(2024年10月時点では「アカウンティング入門」)でのAIからのフィードバックにChatGPTを導入。科目の拡充とともに、ナノ単科での学習体験がさらに進化しました。
近年、消費者ニーズの多様化や価値観の変容、そして新しいテクノロジーの台頭がもたらすビジネスの変革は、過去にないスピードで進行しています。こうした中、企業は従来の枠組みを超えた柔軟かつ迅速な問題解決と、新しい価値創出が求められており、デザイン思考の重要性がかつてないほど高まっています。本科目は、このような背景を踏まえ、未来を見据えたクリエイティブな問題解決スキルを習得する機会として開発されました。
製品やサービスが市場でリアルタイムに評価される現代においては、ユーザーの視点に立ち、潜在的な課題を深く掘り下げて解決策をデザインする能力が強く求められています。
これに対し本科目では、デザイン思考の基礎的なプロセスと手法を学ぶことができます。受講生は、フィールドワークやインタビューを通じてユーザーへの深い理解を得る「共感」フェーズから始まり、「課題定義」「発想」「試作」「テスト」までの一連のデザインプロセスを体験します。
■2025年1月期 新設科目詳細
デザイン思考入門:https://info.nano.globis.ac.jp/courses/ndt
本科目では、実在する企業事例を通じて、デザイン思考の基礎的なプロセスと手法、汎用的なフレームワークを習得します。ビジネスにおける人間中心デザインの役割と重要性を学び、デザイン思考の実践を通じて、複雑なビジネス課題に創造的な解決策を提示する能力を高めます。
「新しいサービスや価値を提供したい」「アイデアを具現化する手法を身に付け、問題解決の質を高めたい」とお考えの方などを対象にした内容となっています。本科目が、次世代のリーダーに求められる共感力や創造力を育むきっかけとなることを目指しています。
● 開講日: 2025年2月3日
● 応募締め切り: 2025年1月12日
● 期間: 2025年2月3日-3月16日(6週間)
● 場所: オンライン
● 取得単位: 0.5単位
● 入学金: 無料 受講料: ¥40,000
科目担当教員からのコメント
難波美帆
グロービス経営大学院 教員
大学卒業後、講談社に入社。その後、フリーランスとなり主に科学や医療記事の編集・記事執筆を行う。2005年より北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット特任准教授、早稲田大学大学院政治学研究科准教授、北海道大学URAステーション特任准教授、同高等教育推進機構大学院教育部特任准教授を経て、2016年よりグロービス経営大学院。日本医療政策機構、JST、サイエンス・メディア・センターなどで新規事業の立ち上げを行う。科学技術コミュニケーション、対話によるイノベーション創発のデザインを研究・実践。
顧客起点で製品やプロダクトを生み出す「デザイン思考」は、イノベーションの創出に力を発揮し、今やスタートアップや企業内での新規事業創出にとって当たり前となりつつある思考法です。一方で、実践的な体験学習を必要とすることや創造的でオープンエンドなプロセスを取ることにより、場所や時間的な制約がある教育プログラムの中で学ぶことに難しさがありました。このたびグロービスでは、オリジナルの動画教材やAIラーニングシステム「GAiL」を使って、より短い時間でオンデマンドで学習していただけるプログラムを開発。デザイン思考をどう経験的に教えるのかという壁や「デザイン思考は抽象的でわかりにくい」「デザイン思考は時間がかかる」といった難所を、AIやテクノロジーにより克服しました。プログラムの最初と最後はリアルでディスカッション可能なライブ授業を取り入れ、オンデマンドでも効率良く知識を得ながら、受講生の方全員に初期のプロトタイピングを行っていただきます。自らのアイデアにワクワクしながら、今までにない画期的な製品を生み出してください。
■ナノ単科の特徴
動画やAIによる実践演習・ライブ授業・グループワークを組み合わせ、オンラインで6週間、MBAの基礎知識を習得できるカリキュラムです。
ナノ単科プログラムを通して修得した単位は、グロービス経営大学院の卒業に必要な単位として認められ、単科・MBAへと継続学習ができます(ただしMBA入学時には入学審査が必要)。 学生は、ナノ単科1科目修了につき、大学院の単位0.5単位を取得することが可能です。
グロービス経営大学院では、2017年2月にグロービスAI経営教育研究所(略称GAiMERi)を開設。GAiMERiの研究を活かし、AIやテクノロジーを使った創造と変革、すなわちテクノベート*1を担う次世代ビジネスリーダーの育成を推進、最先端の技術や手法を取り入れた教育プログラムを提供しています。ナノ単科の学習サイクルにおける「AIによる実践演習」には、GAiMERi開発のAIラーニングシステム「GAiL」を活用し、AIによるフィードバックをもとに学習を進めることを可能としています。さらに2023年3月には、「ChatGPT」を活用した対話型の学習システム「GLOBIS AI Chat Learning(略称GAiChaL、ガイチャル)」を開発し、世界に先駆けて「ナノ単科」に実装。また2023年6月から提供開始した「AIコーチング機能」は、OpenAI社から発表された最新モデル「GPT-4o」に対応し、より高精度な対話の実現につなげています。
*1 テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語
ビジネス環境の変化が加速する中、グロービス経営大学院は、新時代に必須の経営知とビジネススキルを学ぶ機会を拡充していきます。
■AIラーニングシステム「GAiL」がChatGPT導入でさらに進化 「アカウンティング入門」から本格展開
ナノ単科では、すべての科目において、AIラーニングシステム「GAiL」を活用した実践演習がプログラムに組み込まれています。この度、「アカウンティング入門」科目における「GAiL」のフィードバックに、新たにChatGPTを導入。「GAiL」は「GAiL-2.0」としてアップグレードされ、受講生の個々の回答に対して個別性の高い具体的なフィードバックを返すことが可能となりました。
2022年4月に特許を取得したAIラーニングシステム「GAiL」は、AIを活用したGAiMERi開発の記述式学習システムであり、AIによるフィードバックをもとに学習を進める仕組みです。
従来の「GAiL」では、受講生の回答をAIで判別をし、受講生の回答に沿ったフィードバックを返していますが、個々の回答に対して個別性の高い具体的なフィードバックを返すことができないことが課題でした。
今回、ChatGPTを導入し、プロンプトにグロービス経営大学院に蓄積されたこれまでの知見を織り込むことで、受講生の回答を理解し、優れた点と改善点を具体的に指摘することが可能となりました。これにより、受講生の回答内容を引用しながら、適切なフィードバックを生成し、受講生一人ひとりの理解度に応じて適切なアドバイスが提供されます。
「GAiL-2.0」により、受講生は自分の理解度に応じたフィードバックを受け取り、実践的なスキルをより効果的に習得できるようになりました。
■2025年冬開講!ナノ単科提供科目
「ナノ単科」では、「デザイン思考入門」に加え、リーダーシップ・キャリアビジョン、戦略思考、アカウンティング、クリティカルシンキング、マーケティング、データ・アナリティクスなど7科目開講予定で、より多くの人の学びの一歩を後押し、学ぶ楽しさを広げていきます。
1. リーダーシップ・キャリアビジョン入門
リーダーシップを発揮して組織・メンバーを動かすための基本的な考え方を学ぶとともに、リーダーとしての自分自身のキャリアについて考えを深めていきます。
2. 戦略思考入門
戦略的に意思決定をするための思考法を身に付けるとともに、自身のキャリアを戦略的に考え、必要な能力開発を構想していきます。
3. アカウンティング入門
ビジネス活動とアカウンティングのつながりを理解するとともに、身近な場面でのアカウンティングの活用イメージを具体化させていきます。
4. クリティカルシンキング入門
問題解決力やコミュニケーション力、意思決定力など、多くのビジネススキルのベースとなる論理思考力の基礎を学び、「正しい問いを立てる力」を身につけることができます。
5. マーケティング入門
ビジネスの価値を創造するための、実践で活用できるマーケティング的視点(モノの見方・考え方)を身につけるとともに、顧客体験価値の重要性を学びます。
6.データ・アナリティクス入門
データを分析するために必要なフレームワークや考え方を理解するとともに、データに基づく意思決定の基礎を身に付けることができます。
7. デザイン思考入門
実在する企業事例を通じて、デザイン思考の基礎的なプロセスと手法を習得します。
【詳細とお申込みはこちら】
https://info.nano.globis.ac.jp/
【お問い合わせ】
グロービス経営大学院 ナノ単科事務局 E-MAIL:support@nano-mba.zendesk.com
◇グロービス サービス展開
グロービスでは、一人ひとりの課題や学習スタイルに合った方法で学び始めて、段階的にビジネスの実践力を身に付けていただけるようにサービスを展開しています。オウンドメディア「GLOBIS学び放題×知見録」と定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」で知識の習得を、AIと動画で学ぶグロービス経営大学院「ナノ単科」で実践への助走を、クラスでのディスカッションを通して学ぶ3カ月のグロービス経営大学院「単科」、2年間のグロービス経営大学院「本科」で本格的な実践力を身に付けることができます。
◆グロービス経営大学院(日本語プログラム|英語プログラム )
グロービス経営大学院は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。
グロービス経営大学院は、国内では東京・大阪・名古屋・福岡・オンラインの5キャンパスおよび仙台・水戸・横浜の特設キャンパスを開設。さらに海外ではシンガポール・バンコク・サンフランシスコ・ブリュッセル・マニラの開講拠点があります。
2006年開学当初78名だった入学者数は、2024年4月には日本語MBAプログラムで977名に達しました。在校生・卒業生は合計1万2,000人を超え、日本最大のビジネススクール*に成長を遂げています。英語MBAプログラムは、パートタイム&オンラインMBAプログラム、フルタイムMBAプログラムを展開し、世界各国から多様な学生が集まっています。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーを育成し、テクノベート時代の世界No.1MBAを目指していきます。
*参考:文部科学省「令和5年度専門職大学院一覧」
◆グロービス (https://www.globis.co.jp)
グロービスは1992年の設立来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびにオウンドメディア「GLOBIS 学び放題×知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。
グロービス:
学校法人 グロービス経営大学院
・日本語(東京、大阪、名古屋、仙台、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)
株式会社 グロービス
・グロービス・エグゼクティブ・スクール
・グロービス・マネジメント・スクール
・企業内研修
・出版/電子出版
・「GLOBIS 学び放題×知見録」/「GLOBIS Insights」
・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」
グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社
顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司
GLOBIS Asia Pacific Pte. Ltd.
GLOBIS Asia Campus Pte. Ltd.
GLOBIS Thailand Co. Ltd.
GLOBIS USA, Inc.
GLOBIS Europe BV
GLOBIS Manila Inc.
その他の活動:
・一般社団法人G1
・一般財団法人KIBOW
・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント
・株式会社LuckyFM茨城放送
【取材に関するお問い合わせ先】
グロービス 広報室 担当:土橋涼
E-MAIL: pr-info@globis.com
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