【受注】JFEスチール(株) 西日本製鉄所福山地区向けコークス乾式消火設備
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、このたびJFEスチール株式会社(代表取締役社長:広瀬政之、本社:東京都千代田区)より西日本製鉄所福山地区向けコークス乾式消火設備(CDQ※)1基(処理能力:144㌧/h、以下「本設備」)の設計・製作・施工を受注しましたのでお知らせいたします。
本設備は、西日本製鉄所福山地区にて第6コークス炉が新設されることに伴い、コークス炉で生産されるコークスを乾式消火処理するために新設するものです。当社は2022年に同社東日本製鉄所千葉地区向けのCDQも納入しており、計画工程を前倒しした円滑な設備稼働を実現した対応力をご評価いただいたことから、このたびの大型プロジェクト連続受注に繋がりました。
なお、製鉄プロセスにおけるエネルギー利用の効率改善に寄与する本設備の導入は、一般社団法人環境共創イニシアチブによる省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金の対象となっております。
当社グループのCDQ納入実績は、このたびの受注により累計170基となります。いずれも高い稼働率と高効率な発電を達成しており、省エネ性能やCO2排出量の削減など環境に大きく貢献する技術優位性と信頼できるプロジェクト実行管理は、これまで国内外のお客様から高い評価をいただいております。今後もCDQの拡販を通じてグローバルな製鉄業の発展とカーボンニュートラルの実現へ貢献してまいります。
※ コークス乾式消火設備(CDQは「Coke Dry Quenching」の略)は、コークス炉で乾留された赤熱コークスを、冷却塔内で不活性ガスを用いて冷却するとともに、従来は放散していた赤熱コークスの顕熱をボイラーで蒸気として回収する設備です。コークスを冷却する際のダスト発生の抑制、蒸気による発電を通じたCO2排出の抑制、高炉での使用に適したコークス品質の改善、という3つの効果が期待されるため、近年益々注目されております。
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