皮相電力を最大30%低減し、高圧ナトリウムランプ270W相当の高出力形を新規追加
「レディオック ロード LEDランプユニット」をモデルチェンジ・品種拡大
岩崎電気株式会社は、2022年12月より発売している道路灯用LEDランプユニット「LEDioc ROAD LED LAMP UNIT」のリニューアルを行い、現行商品のVA(皮相電力)を最大約30%低減するとともに、高出力のNH(高圧ナトリウムランプ)270W相当品をラインアップに追加しました。2025年8月以降、順次切り替えを行い全国で販売展開しています。
「道路脱炭素化基本方針」(令和7年10月策定)の対応にも有効な本商品は、既存の道路灯器具「パズー(KSH2、KSH3)」にランプユニット部のみを交換して使用できるため、既設器具を有効活用しながらLED化と大幅な省エネルギー化を実現します。

開発背景と目的
令和7年10月に策定された国の「道路脱炭素化基本方針」に基づき、道路照明のLED化(2030年度目標、国・高速道路100%、自治体80%)が急務となっています。
LED化は、「器具ごと交換」と「既設器具をそのまま活用したランプユニット交換」の両面で進んでいます。
当該商品はLEDランプユニットの光学レンズの最適化により電力コスト削減効果を最大化するとともに、高出力NH270W相当が求められる主要幹線道路など、さまざまな照明ニーズに対応できるよう、リニューアルを行いました。

新仕様の主な特長
VAの大幅削減と高出力化を実現
光学レンズの最適化により、従来品と比較してVA値を大幅に低減しました。
これにより、ランニングコストの大幅な削減に貢献します。
また、これまで対応できなかったNH270W相当(KCE150相当:110VA)をラインアップに追加。
高照度が必要な主要幹線道路や交差点など、幅広い道路への適用が可能となりました。
希望小売価格:オープン価格
適合器具:道路灯パズー(KSH2、KSH3)専用
※上記以外の器具適合については営業所までお問合せください。


現場に合わせた柔軟な配光設定(3可変機能)
LEDユニットが「2車線用配光」「3車線用配光」「直下配光」の3つの配光パターンに可変できる機能を搭載。
道路幅や車線数、設置状況に応じた最適な照明環境を提供します。
初期光束補正を標準装備
電源装置に内蔵したマイコン電流制御により、点灯開始から寿命末期まで一定の光束を保ち、点灯初期の過剰な明るさを抑えることでエネルギー消費量を削減します。
橋梁部にも安心の優れた耐振性
取付板の形状変更を行い、NEXCO疲労耐久性試験に適合。
橋梁部や風の影響を受けやすい箇所など振動が激しい環境においても安心して使用可能です。
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