【イベントレポート】社会的養育地域支援ネットワーク設立記念フォーラムでお福wapi出店 フリースクールの小中学生が幸せを“お福分け” 手作りクッキー80箱を完売

NPO法人キリンこども応援団

特定非営利活動法人キリンこども応援団(大阪府泉佐野市、代表 水取博隆)では、2024年9月27日(金)に日本財団ビルで開催された「社会的養育地域支援ネットワーク 設立記念フォーラム」において、フリースクール「キリンのとびら」に通う子ども達が子どもカフェ「お福wapi」(おふくわぴ)を一日限定で出店しました。

日本財団ビルにて、お福wapiを出店した子ども達とスタッフ
チラシ配りをしながら、お客様をご案内する子ども達

特定非営利活動法人キリンこども応援団は、安心できる居場所を通して子ども達が自らの希望を持ち未来に踏み出せるよう支援を行っており、子ども食堂「キリンの家」・フリースクール「キリンのとびら」・オンラインフリースクール「clulu」などの居場所を運営しています。

このたび、2024年9月27日(金)フリースクール「キリンのとびら」に通う子ども達が自主的に活動する体験型企画、子どもカフェ「お福wapi」を一日限定で出店しました。

出店場所は日本財団ビル(東京都港区)開催された「社会的養育地域支援ネットワーク 設立記念フォーラム」で、子ども達は分科会の休憩時間に手作りクッキーと温かいコーヒーや紅茶、コーンスープを販売しました。

顔をモチーフにしたクッキーは、食べてくださる方に元気や幸せをお福分け(お裾分け)したいとの想いを込めて「がんばる!」「おどろき!」「うれしい!」などの顔の表情を子ども達が考えました。

たくさんのお客様にご購入いただき、準備していたクッキー80箱を完売することが出来ました。

子ども達が考案した手作りクッキーと温かい飲み物

東京での出店は、今年2月に続き2度目となります。

今回初めてお福wapiに参加する子どももおり、お互いに助け合いながらチラシ配布や接客、ドリンクの準備などに挑戦しました。

ご購入くださった方の中には、「前回も買いに来たよ。頑張って!」と声を掛けてくださる方もいて、子ども達にとって大きな励みとなりました。

初参加の子ども達も加わり、助け合いながら活動する様子
たくさんのお客様に「ありがとう!」と声を掛けていただきました

また、分科会終了後に行われた交流会では、子ども達から参加者の皆様へ活動紹介のプレゼンテーションをさせていただきました。

今回、プレゼンテーションに初めて挑戦した子どももおり、この日のために何度も練習を重ねてきました。

練習の成果もあり堂々と発表することが出来た子ども達は、また一段と自信がついたようです。

お福wapiの活動についてプレゼンテーションを行う子ども達

<参加した子ども達のコメント>

・今回、初めてお福wapiに参加しました。これまで何度もお福wapiに参加してきた先輩と一緒にチラシ配りをしてみて、先輩のチラシ配りの丁寧さに驚きました。歩いてくる人に足を止めてもらうのは難しかったけれど、“正面に立って声を掛ける”などのアドバイスをもらって、僕もうまくできたと思います。

・プレゼンテーションに初めて挑戦しました。勇気を出して自ら手を挙げたのですが、チャレンジして本当に良かったと思っています。みんなからは「何度も練習してきて、本番のプレゼンが一番上手だったよ!」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。

・おつりを渡すのに手間取った時、お客様が「大丈夫だよ!」と声を掛けてくれたり、チラシ配りの時も受け取ってくれた方が「じゃあまた後で買いにいくね!」と声を掛けてくれました。たくさんの方々に元気や幸せをお福分け(お裾分け)したいと思って参加したけれど、お客様からも私達が元気や幸せを分けてもらえたと感じています。

<代表 水取のコメント>

今回、お福wapiにとって2回目となる東京出店の機会をいただけたことに、心より感謝申し上げます。

参加した子ども達の中には、お福wapiへの参加はもちろんのこと、宿泊を伴う体験事業への参加自体が初めてだった子どももおり、この挑戦は子ども達をひと回りもふた回りも成長させ、大きな自信へと繋がったと感じております。

不登校の子ども達は苦手なことで苦しんできた一方で、得意なことに関してはまさに“天才のたね”を持っています。子ども達が得意なことをキッカケに少しずつ自信を取り戻していけるよう、今後もさまざまな体験事業に取り組んでいきたいと思っています。

実施概要

イベント名:社会的養育地域支援ネットワーク 設立記念フォーラム

日時:2024年9月27日(金) 

12:30~13:40 受付・全体会

14:00~15:30 分科会1

15:50~17:20 分科会2

<*分科会の休憩時間に「お福wapi」出店>

17:50~19:20 交流会(任意参加)

<*交流会にて活動紹介>

場所:日本財団ビル(〒107-0052 東京都港区赤坂1-2-2)

主催:一般社団法人 社会的養育地域支援ネットワーク

共催:日本財団、認定NPO法人Learning for All

お福wapi出店者:フリースクールキリンのとびらに通う小中学生

イベント詳細:

https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2024/08/new_pr_20240827_01.pdf

お福wapi ~店名に込めた想い~

「今、笑顔で過ごしている自分たちの幸せをお福分け(お裾分け)したい」という思いから、子ども達が「お福wapi」と命名。

「wapi」とは、泉佐野市と友好提携都市を結んでいるウガンダ共和国で使用されているスワヒリ語で「居場所」という意味をもつ。

「お福wapi」の取り組みは、子ども家庭庁のウェブサイト内「こども・若者主体のアクション」で

紹介されています。

*子ども家庭庁URL:https://www.cfa.go.jp/policies/kodomo-mannaka/case/wakamono/

■特定非営利活動法人 キリンこども応援団について

キリンこども応援団は、大阪府泉佐野市において、子ども第三の居場所(コミュニティモデル)「キリンの家」を運営しています。キリンの家は、小学校低学年~高校生の子どもを対象として、課題を抱えた子ども一人ひとりに寄り添った支援を行う居場所です。子ども食堂やフリースクール、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)などを展開し、子ども達が子どもらしくいられる居場所です。キリンこども応援団は日本財団の助成を受けて運営しています。

■法人概要

法人名:特定非営利活動法人キリンこども応援団

代 表:代表理事 水取博隆

設 立:令和3年10月26日

事 業:子ども食堂事業(さのだい子ども食堂キリンの家)、フリースクール事業(フリースクールキリンのとびら、オンラインフリースクールclulu)、フードバンク事業(フードバンク泉佐野)、パントリー(食材配布)事業等

※キリンの家は、日本財団「子ども第三の居場所」の助成を受けて運営しています

住 所:〒598-0055 大阪府泉佐野市若宮町9番3号

URL :https://kirin-npo.com/

■「子ども第三の居場所」とは

「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に233ヵ所設置されています。(2024年7月末時点)

https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place

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会社概要

URL
https://kirin-npo.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
大阪府泉佐野市若宮町 9番3号
電話番号
072-429-9511
代表者名
水取博隆
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年10月