OrcaRouter、OpenAIの新モデル「GPT-6 Astra」のAIエージェント動作指示を取得・公開

OSS「OrcaReplay」で“見えない指示書”を可視化。GPT-6 Astra/GPT-5.6 Sol・Lunaの差分をGitHubで公開

FlashLabs株式会社

FlashLabs株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:細井洋一、以下「FlashLabs」)は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、当社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」(AIモデルへのアクセスを1つにまとめる中継サービス)の開発チームによる、AIエージェント実行記録ツール「OrcaReplay」が、OpenAIの新モデル「GPT-6 Astra」のAIエージェント動作指示(システムプロンプト)を2026年9月5日に取得し、GitHubで公開したことをお知らせします。

取得した動作指示は、AIエージェントがユーザーの指示に加えて毎回モデルへ送っている「動作のルール」であり、通常はユーザーから直接見ることができません。OrcaReplayはモデルとの通信を記録するツールであるため、実際に送信された動作指示をそのまま取り出すことができます。今回の公開により、GPT-6 Astraで刷新されたエージェントの設計思想を、直前世代のGPT-5.6 Sol/Lunaとの差分として誰でも確認・検証できるようになります。

主なポイント

  • OpenAIが2026年9月3日(米国時間)に発表した新モデル「GPT-6 Astra」※1の動作指示を、同年9月5日に取得しGitHubで公開※2

  • 「GPT-6 Astra」「GPT-5.6 Sol」「GPT-5.6 Luna」の3件を並べて公開し、エージェント設計の変化を差分で確認可能に※3

  • 動作指示の取得は1コマンドで完了。エージェント側の改造や特別な設定は不要

  • 公開リポジトリに収載されている動作指示は、Claude Code・Codex CLI・OpenCodeなど計20件(当社確認)※3

  • 取得した動作指示は、個人情報などを自動で伏せ字化してから公開。識別情報が残る生の実行記録は公開しない設計

  • コードはApache-2.0で公開されたオープンソース。インストールはnpm i -g orcareplay(Node.js 20以降)

開発の背景

AIコーディングエージェント(Claude Code、Codex CLI、OpenCodeなど)は、ユーザーからの指示に加えて「あなたはソフトウェア開発を支援するエージェントです」といった動作のルール(動作指示・システムプロンプト)を、やり取りのたびにモデルへ送信しています。この動作指示がエージェントのふるまい方、使えるツール、安全性への配慮を決めているため、エージェントを開発・検証・比較するうえで非常に重要です。

しかし、この動作指示は通常ユーザーからは見えません。「エージェントがなぜこの行動をとったのか」を調べるには、モデルが実際に受け取った指示を確認できることが不可欠です。OrcaRouter開発チームはこれまでにも、新モデルが発表されるたびに動作指示を取得・公開し、開発者コミュニティでの検証に役立ててきました(2026年9月時点で計20件を公開※3)。

今回の取り組み

OpenAIが2026年9月3日(米国時間)に発表した「GPT-6 Astra」※1は、これまでのGPT-5.6世代と比べて、エージェントの設計思想そのものが大きく変わったと注目されています。OrcaRouter開発チームは、OrcaReplayの「モデルとの通信を記録する」仕組みを応用し、Codex CLIが実際にモデルへ送信した動作指示を1コマンドで取得。2026年9月5日(日本時間18時42分)に「GPT-6 Astra」の動作指示の公開リポジトリへの収載を完了しました※2。あわせて、比較の対象となる「GPT-5.6 Sol」「GPT-5.6 Luna」の動作指示と合わせて3件を並べ、誰でも差分を確認できる形で公開しています※3。

実際に取得した動作指示からは、次のような設計思想の変化が読み取れます。

  • 許可と自律性が先に設計されている:「これを行ってよいですか」と確認する前に、承認済みの作業をレビュー可能な形まで進めてから確認するよう指示されている

  • 一度得た承認は会話をまたいで維持される:「すでに承認された作業について、再度の許可を求めてはいけない」と明記されている

  • 新しいメッセージが進行中の作業を方向づける:ユーザーの指示が、スキルや外部ファイルの記述よりも優先されることが明記されている

「GPT-5.6 Sol/Luna」がエージェントの「性格」と明確なタスク境界を重視していたのに対し、「GPT-6 Astra」では「許可」と「自律性」の扱いを軸に再設計されていることが、動作指示の差分から確認できます。

OrcaReplayについて

OrcaReplayは、AIエージェントの実行を「録画」し、あとから「再生」「分岐」「比較」できるオープンソースのコマンドラインツールです。AIモデルはそれまでの会話を覚えていないため、エージェントはやり取りのたびに会話全体をモデルへ送り返します。OrcaReplayはモデルとの通信経路に小さな中継プログラム(ローカルプロキシ)を挟み、モデルへの質問・返答・ツールの利用・その結果のすべてを記録します。エージェント自体の改造は不要で、設定を2つ追加するだけで記録を開始できます(例:orca record claude)。

記録した実行は、orca replayでネットワークを遮断したまま、内容を変えずに再現できます。AIモデルへの問い合わせも課金も発生しないため、何度でもやり直せます。また、実行の途中の任意の時点から別のモデルへ切り替え、同じファイル・同じ会話の前半で複数のモデルを比較するorca compareにも対応しています。実行記録はプロジェクト内の.orca/runs/フォルダにローカル保存され、パスワードやAPIキーなどの秘密情報は記録時に自動で除外されます。

インストールはnpm i -g orcareplay(Node.js 20以降)で、GitHubアカウントやAPIキーは不要です。コードはApache-2.0、実行記録の仕様はCC BY 4.0で公開されており、誰でも再実装・拡張できます。

今後の展望

OrcaReplayは現在v0(初期版)として公開されており、今後は新モデルが発表されるたびに動作指示の取得を継続し、コレクションを更新してまいります。あわせて、対応エージェントの拡充や実行記録形式の進化をコミュニティとともに進めます。OrcaRouterは引き続き、AIエージェント開発の生産性向上と透明性の向上に貢献するツール群の提供に取り組みます。

OrcaRouterについて

OrcaRouterは、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、FlashLabs株式会社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ(AIモデルへのアクセスを1つにまとめる中継サービス)です。OpenAI互換のAPIを備え、Anthropic、OpenAI、Google Gemini、DeepSeek、Grok、Qwenなど200以上のLLM・生成AIモデルを単一のゲートウェイから利用できます。直近では、GPT-6 AstraClaude Opus 5Gemini 3.8 FlashGrok 4.6Muse Spark 1.2など、各社の最新モデルが公開後まもなくカタログに追加されています。OrcaRouterAIモデル一覧からすべてのモデルを確認できます。

会社概要

FlashLabs株式会社

  • 本社所在地:東京都千代田区一番町10番8号

  • 代表取締役:細井洋一

  • 設立:2023年7月

  • 事業内容:AI応用研究所(Human-AI Hybridで営業・CXの自動化・自律化。OSS音声モデルChromaの開発元)

  • URL:https://www.flashlabs.ai/

Continuum AI

  • 「次の10年の知能システムを支える基盤インフラを開発する研究機関(米国)」

  • OrcaRouterの開発・提供

  • URL:https://www.continuum01.ai/

本件に関するお問い合わせ

FlashLabs株式会社 マーケティング部 小林光喜

E-mail:koki.kobayashi@myflashcloud.com

※1 「GPT-6 Astra」の発表日時・概要は、OpenAIの公式発表(ブログ記事「Introducing GPT-6 Astra」・2026年9月3日・米国時間)に基づきます。 

※2 動作指示の取得日時は、OrcaRouter開発チームの公開リポジトリ(GitHub: Continuum-AI-Corp/OrcaReplay)の記録(2026年9月5日18時42分・日本時間)に基づきます。 

※3 公開済み動作指示の一覧・収載数は、同リポジトリ(2026年9月8日時点・当社確認)に基づきます。GPT-6 Astraの動作指示はこちら、GPT-5.6 Solはこちら、GPT-5.6 Lunaはこちらで閲覧できます。 

※4 動作指示の公開は、エージェントを利用するユーザー自身の環境で実際に送信された内容を記録・整理したものであり、特定の事業者の見解や許諾を示すものではありません。

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会社概要

FlashLabs株式会社

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URL
https://www.flashintel.ai/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区一番町10番8号
電話番号
-
代表者名
細井洋一
上場
海外市場
資本金
-
設立
2023年07月