視聴者向けに利便性の高いコンテンツ融合を可能にする3D対応のSTB用ICを発表

STマイクロエレクトロニクス

STi7108 は性能と機能の飛躍的な向上により、
次世代3Dグラフィックス/TVの映像体験を実現すると共に、
STBの機能性、汎用性、および使いやすさを強化
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セット・トップ・ボックス(STB)用ICの主要サプライヤであるSTマイクロ
エレクトロニクス(NYSE: STM、以下ST)は、インターネット/TV放送用の
ハイブリッド型STBを実現する新世代デコーダICを発表しました。このICにより、
視聴者はユーザ体験の向上と共に、いつでも簡単にTV番組、インターネット、
もしくは個人用コンテンツを楽しむことが可能になります。STの実績あるSTi710x
ビデオ・デコーダ・ファミリの製品であるSTi7108は、3Dグラフィックス・ユーザ・
インタフェース、3D TV、コンテンツ保護、および外部機器への接続をサポート
する機能を搭載しています。

STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 ホーム・エンターテインメント &
ディスプレイ製品グループ ジェネラル・マネージャであるPhilippe Lambinetは、
次の様にコメントしています。「STi7108は、STの第3世代の高解像度チップとして、
初めてスムーズなWeb処理を可能にする今までにないCPU性能に基づき、
エキサイティングな3D HDTV体験を視聴者に提供します。また、低消費電力設定
が可能なアーキテクチャと低消費電力製品用の製造プロセスを採用しているため、
市場においてトップクラスのエネルギー効率を実現しています。」

STi7108は、256KのL2キャッシュにリンクした2つのST40-300 CPUホスト・
プロセッサを備え、最大各2000DMIPS、合計4000DMIPSの性能を発揮し、AV・
セキュリティ・ネットワーク接続アプリケーションの厳しい要求を柔軟にサポート
します。3Dグラフィックス・エンジンが、全く新しいユーザ・インタフェースを
実現し、3D電子番組ガイド(EPG)のような技術革新をサポートすると同時に、
STB上で先進的なインターネット・コンテンツや高性能ゲームの実行を可能に
します。STi7108は、3Dグラフィックス、イーサネット、USB、およびe-SATA
インタフェースを兼ね備え、インターネット機器、DVRストレージ、外付け
FlashやHDDに接続可能な、市場初のSTB用ICです。

STi7108は、HD(高解像度)でKhronos OpenGL ES 2.0規格への準拠性が実証
されている唯一の組込みグラフィックス・プロセッサ「ARM(R) Mali-400(TM)
グラフィックス・プロセッサ」を採用することにより、
強力な3D環境を実現しています。

ARM社のバイスプレジデント 兼 メディア・プロセッシング事業部 ジェネラル・
マネージャであるLance Howarth氏は、次の様にコメントしています。「STi7108は、
STとARMの高性能グラフィックス・プロセッサのアーキテクチャに関する広範な
協業に基づき構築されています。ARM Mali-400グラフィックス・プロセッサは、
かつてない水準のユーザ体験を可能にするため、STは魅力的な3Dゲームや充実した
3Dユーザ・インタフェースを1080p解像度で提供すると共に、Webベースの次世代
双方向サービスに対応したグラフィックスとビデオのシームレスな合成を実現
できます。」

STi7108は、H.264/MPEG2/VC-1/WMV9インターネット・ビデオ/MPEG4 part2といった
業界標準形式のビデオ信号を、1080i/720pのピクチャ・イン・ピクチャまたは
モザイク形式と同時に最大1080p 50/60の高解像度まで復号化できます。また、
同製品は、32bit/16bit LMI DDR2/DDR3(1066MHz)の2つのオプションからメモリ・
インタフェースを柔軟に選択できます。さらに、最大6つの伝送ストリームに
入力を提供し、HDCPコピー防止機能付きHDMI 1.3上でのフル・モーションHD 3DTV
を提供します。またDLNA(Digital Living Network Alliance)規格に基づいた
コンテンツ共有に対応しているため、次世代Blu-rayおよびHDメディア・プレーヤ
での使用も可能です。

STi7108は、音声処理サブシステムや2Dグラフィックス処理等、他の内蔵
プロセッサと合わせて使用することで、現在量産中の製品よりもパフォーマンス
を飛躍的に向上させることができます。その結果、STB設計者の自由度が広がり、
付加価値のあるマルチメディア機能やサービスを創出し、市場における自社製品
の差別化が可能になります。

STは、2010年1月7~10日に米国ラスベガスで開催されたCES2010の会場近辺の
プライベート・ブースにおいてSTi7108のデモを行いました。STi7108は、
2010年上半期に量産を開始する予定です。

本プレスリリースは以下のURLでもご覧いただけます。
http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2460h.html

ARMは、ARM Limitedの登録商標です。Maliは、ARM Limitedの商標です。他のすべ
てのブランド名または商品名は、各所有者の財産です。

STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体
ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力
と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、
戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・
コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さない
リーダーとなることを目指しています。2008年の売上は98.4億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語):http://www.st.com

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
Consumerセグメント
TEL: 03-5783-8340 FAX: 03-5783-8216

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会社概要

STマイクロエレクトロニクス

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URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
-
設立
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