シリアにおける医療施設への空爆に対する非難声明 ー 国際NGOセーブ・ザ・チルドレン
セーブ・ザ・チルドレンは、シリア国内で15日、複数の医療施設が攻撃を受けたことに対して、17日までに、以下の声明を発表しました。
セーブ・ザ・チルドレンは、医療施設、学校、民間施設が、シリア国内での非道な攻撃の対象となっていることを強く非難します。
月曜日の医療施設への攻撃は、過去6か月で最悪の被害をもたらしました。セーブ・ザ・チルドレンをはじめ複数の団体が新たに収集した情報によると、シリア国内のアレッポ、イドリブ、ダルアーなどの地域一帯で空爆が行われ、計7つの医療施設が被害を受けたと考えられています。
こうした攻撃によって、すでに紛争により破壊された地域に住む、何千もの傷ついた人々が、医療へのアクセスのない状態で紛争のただなかに取り残される結果となりました。当初の報告によると、月平均2万3000人以上の人々が、今回破壊された病院やクリニックを利用しており、550人の赤ちゃんが生まれていました。しかし、今後、医療施設がいつ再開されるのか、再開されたとしても医療施設としての機能が回復するのか全くわかりません。
シリアの医療関係者は、非常に困難で危険な状況においても勇敢に、多くの命を救おうと日々奮闘しています。たった一日で7つの医療施設を空爆するという行為は、地元住民にとってライフラインとなっている病院の破壊だけでなく、医療従事者や患者を殺すということにほかならず、これは断じて許されません。一般市民の保護は最優先されるべきです。私たちは、家族、とくに子どもたちが、安全であるべき場所で殺されることについて全く容認できません。
特に残念なのは、今回の空爆が、世界の指導者たちが、関係各国によるシリア和平協議において、シリア全土で戦闘を停止させることで合意したと公表した直後に起きたことです。紛争当事者は、一般市民に危害を加えないという義務を尊重していません。私たちは、すべての当事者が戦闘を中断し、直ちに和平協議を再開するよう求めます。
以上
月曜日の医療施設への攻撃は、過去6か月で最悪の被害をもたらしました。セーブ・ザ・チルドレンをはじめ複数の団体が新たに収集した情報によると、シリア国内のアレッポ、イドリブ、ダルアーなどの地域一帯で空爆が行われ、計7つの医療施設が被害を受けたと考えられています。
こうした攻撃によって、すでに紛争により破壊された地域に住む、何千もの傷ついた人々が、医療へのアクセスのない状態で紛争のただなかに取り残される結果となりました。当初の報告によると、月平均2万3000人以上の人々が、今回破壊された病院やクリニックを利用しており、550人の赤ちゃんが生まれていました。しかし、今後、医療施設がいつ再開されるのか、再開されたとしても医療施設としての機能が回復するのか全くわかりません。
シリアの医療関係者は、非常に困難で危険な状況においても勇敢に、多くの命を救おうと日々奮闘しています。たった一日で7つの医療施設を空爆するという行為は、地元住民にとってライフラインとなっている病院の破壊だけでなく、医療従事者や患者を殺すということにほかならず、これは断じて許されません。一般市民の保護は最優先されるべきです。私たちは、家族、とくに子どもたちが、安全であるべき場所で殺されることについて全く容認できません。
特に残念なのは、今回の空爆が、世界の指導者たちが、関係各国によるシリア和平協議において、シリア全土で戦闘を停止させることで合意したと公表した直後に起きたことです。紛争当事者は、一般市民に危害を加えないという義務を尊重していません。私たちは、すべての当事者が戦闘を中断し、直ちに和平協議を再開するよう求めます。
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