セブンイレブン関連X投稿を分析:もっとも使われた単語は「食べる」「美味しい」—グルメ系投稿が高ENG率傾向に
ユーザーの“食”への関心が可視化、レビュー調投稿がエンゲージメントを牽引

2025年春に投稿されたセブンイレブン関連のSNS投稿を分析した結果、もっとも多く使われた単語は「食べる」「美味しい」「パン」であり、食に関するワードが頻出していることが分かりました。また、投稿タイプ別のエンゲージメント率(ENG率)分析では、画像や動画を含む投稿がテキスト投稿よりも高い傾向が見られました。
調査概要
調査対象期間:2025年3月〜4月上旬
対象投稿件数: 約1,000件
対象SNS:X(旧Twitter)
分析テーマ:「セブンイレブン」に関連するユーザー投稿の傾向分析
頻出単語ランキング(上位10)
ユーザー投稿で頻繁に使われた単語を抽出し、上位20語をランキング形式でまとめました。上位には「食べる」「美味しい」「パン」など、グルメ関連の語が多く並びました。

単語 |
出現回数 |
---|---|
食べる |
228 |
美味しい |
224 |
パン |
220 |
今日 |
178 |
買う |
148 |
商品 |
128 |
ない |
124 |
グルメ |
117 |
メロン |
111 |
ごはん |
104 |
投稿タイプ別エンゲージメント率(ENG率)
投稿タイプ別にENG率(エンゲージメント率)の平均を集計した結果、画像付き投稿や動画投稿がテキスト投稿に比べて高いENG率を示しました。

投稿タイプ |
ENG率 |
---|---|
画像動画投稿 |
平均 ENG率 22.1% |
テキスト投稿 |
平均ENG率 0〜2% |
注目傾向
グルメ関連ワード(例:「パン」「メロン」「ごはん」) が含まれる投稿は、平均的にENG率が高く、リポストやいいね数が多い傾向にあります。
ブログ・詳細・リンクなどのワードは、情報発信色が強く、クリック目的で使用されるが、インプレッション数に対してエンゲージメント率はやや控えめ。
リリース系キーワード(「発売」「新商品」など)の投稿は引用リポストが多く、広がりやすい傾向があります。
分析からわかる投稿の傾向
2025年春に投稿された「#セブンイレブン」に関するSNS投稿を分析したところ、単なる商品の紹介や報告に留まらず、“レビュー調”のツイートが数多く見受けられました。本稿では、投稿傾向や共通フレーズに着目し、ユーザーの行動や興味を読み解いていきます。
注目傾向:「レビュー調ツイート」が多数派
X上で「#セブンイレブン」が含まれる投稿には、以下のような特徴が見られます
★具体的な商品名+感想
例:「セブンのサクふわメロンパン、美味しすぎてリピ確定」「○○と△△の組み合わせ、意外に合う!」
食感や味を表現する語彙
「サクッと」「ふわふわ」「しっとり」「濃厚」「甘すぎない」など、レビューサイトのような用語が頻出
評価コメント+ハッシュタグ
「これはリピあり! #セブンイレブン #今日のおやつ」など、レビュー+タグ構成が多い
ポイント:広告ではなくユーザー自身が「自発的に商品の魅力を伝えたい」という心理が背景にあると考えられます。
★なぜ“レビュー調”が多いのか?
身近な商品で感想が書きやすい
フォロワーとの共感やリアクションが得やすい
購買行動に結びつくため、「発信する価値」があると感じている
このような要素が組み合わさり、「セブンで買った〇〇が美味しかった」という投稿がちょっとしたレビューコンテンツ化しているのです。
マーケティング活用のヒント
このレビュー調ツイートの傾向は、企業にとっても活用可能な資産です。

活用視点具体策 |
|
---|---|
ユーザー投稿分析 |
商品名と「美味しい」「サクふわ」などの感想ワードの組み合わせ頻度を可視化する |
ハッシュタグ設計 |
「#今日のご褒美」など、感想+記録系ハッシュタグを推奨 |
PR設計 |
“レビューっぽく紹介してもらう”ことを前提に、体験や共感に寄せたキャンペーン構成を |
「セブンイレブン」のSNS投稿から見える“レビュー調ツイート”の存在は、今やユーザーとのコミュニケーション設計において無視できない要素となっています。自然な発信が商品価値を高める時代、UGC(ユーザー生成コンテンツ)をいかに活かすかが鍵になりそうです。



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サービスページ:https://postoru.com/
本分析レポートは、SNSデータ分析サービス「ポスとる(https://postoru.com/)」を用いて作成しています。
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【株式会社hashout(ハッシュアウト)について】
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を理念に事業運営をしております。特にSNSの効果測定や分析の分野において知見を備えており、社名でもあるSNS効果測定サービス「hashout」を運営。
社名であるhashout(ハッシュアウト)とは、 “徹底的に対話し、決める、解決する”という意味があります。 この時間があるからこそ、よりよい新たな創造ができると考えており、 私たちが最も注力すべき大切な時間だと考えています。
社名:株式会社hashout
代表者:代表取締役 落合 匠
所在地:170-0013東京都豊島区東池袋2-60-2池袋パークハイツ2F
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設立:2017年6月7日
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