〜 障がい者の自立した生活を支援するために 〜NPO法人全国就労移行支援事業所連絡協議会と業務提携契約を締結

社会課題解決スタートアップ企業「Lean on Me」と中度・軽度の知的障がい者向け就労支援コンテンツを共同制作

株式会社Lean on Me

インクルTech* (インクルテック)で社会課題を解決するスタートアップ企業・株式会社Lean on Me(本社:大阪府高槻市、代表取締役:志村駿介、以下「リーンオンミー」)は、NPO法人全国就労移行支援事業所連絡協議会と業務提携契約を締結したことをお知らせ致します。
※インクルTechとは、インクルージョン(Inclusion)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、SDGsに関心が高まる今、ソーシャルな課題の中でも、多様性の包摂を実現するテクノロジーを意味しております。

【背景】

日本の民間企業における障がい者の平均実雇用率は、法定雇用率制度の下に上昇を続けています。しかしながら、障がい者雇用の本質は、法定雇用率の数値目標達成のためにあるのではなく、障がいのある方が自分の持っている力を十分に発揮して適切な報酬と社会的評価を得ることができるように、QOLの向上を社会全体で支えることにあると考えています。

そこで、障がいのある方との向き合い方が学べるeラーニングシステム・コンテンツを提供してきたリーンオンミーが同協議会と業務提携契約を締結、中度・軽度の知的障がい者向け就労支援コンテンツを共同制作することになりました。

【業務提携契約における取り組み概要】

同協議会との中度・軽度の知的障がい者向け就労支援コンテンツの共同制作

「就労移行支援事業 基礎研修コンテンツ」

就労を希望する障がいのある方に対して、働くために必要な知識や訓練などを提供し、相談や支援まで行う就労移行支援事業。障がいのある方の社会的自立を支えるだけではなく、社会参加の機会も増加させ、共生社会の実現に寄与できるというすばらしい仕事です。この研修では、就労移行支援に必要となるアセスメントや面談技法・就活支援などの基礎的な知識を学ぶことができます。障がいのある方と社会を結ぶ架け橋となる、就労移行支援のエキスパートを目指していきましょう!


(コンテンツ紹介動画)


(コンテンツ紹介)

  • 01_アセスメント

    講師:社会福祉法人ほっと福祉記念会 小林尚人 氏

    就労移行支援におけるアセスメントは、一般就労の促進を目的とした「働く、働き続ける」という視点で行います。利用者への行動観察を行いながら、就労する上での課題となる行動を記録することがポイント。さらに、シートの具体的な記入法も紹介します!

  • 02_面談技法

    講師:社会福祉法人北摂杉の子会 星明聡志 氏

    利用者と向き合う第一歩は面談です。本人の思いや考えを知るために、まず、みなさんは「聞き上手」になりましょう。この動画では、アクティブリスニングの方法や自己理解支援の進め方など、細やかで具体的なワザを伝授します!

  • 03_企業訪問

    講師:特定非営利活動法人ラシーネ 川内崇司 氏

    企業訪問は、電話対応のビジネスマナーを確認することから始めます。そして、実際に訪問をする時には、企業のアセスメントをしっかりと行いましょう。訪問先は情報の宝庫です。利用者の視点に立ち、本人とマッチする企業であるかを見極めましょう。

  • 04_実習支援

    講師:NPO法人リエゾン 中山肇 氏

    実習支援のポイントは大きく2つ。利用者の苦手なことや適正などを見つけられる「体験実習」と、将来的に働き続けることができるのかを見極める「雇用前実習」です。もし、就労につながらなかったとしても、この実習体験はその後の就職活動への焦りを減らし、柔軟な選択ができる肥やしとなります。

  • 05_就活支援

    講師:社会福祉法人つつじ 芋岡高志 氏

    事前準備が要となる就活支援。履歴書などの関係書類は本人自身が説明できるように作成しましょう。また、作成するときに戸惑いがちな合理的配慮の書き方や、面接練習のアレンジ法を解説します!

  • 06_定着支援

    講師:社会福祉法人加島友愛会 玉城由美子 氏

    働き始めた後、利用者へどういうフォローやチェックが必要になるかを見ていきましょ

    う。利用者本人の仕事の自立を支援することはもちろん、職場への支援も定着には欠かせません。職場担当者と密に関わりを持つことも重要です。また、利用者本人の生活面にも目を配りましょう。

  • 07_支援者として大切にしてほしいこと

    講師:NPO法人全国就労移行支援事業所連絡協議会 酒井大介 氏

    就労支援事業は多岐にわたる業務とスキルが求められます。みなさんはその「専門家」として、就労移行支援や障がい者雇用の質にこだわっていきましょう。そして、利用者を信じて「絶対に就職できる!」と願い取り組み続けることが、社会を共生へと導く着実な一歩となるはずです。

■NPO法人全国就労移行支援事業所連絡協議会 酒井大介 会長よりメッセージをいただきました

障害者雇用率が現行の2.3%から来年は2.5%に引き上げられ、その2年後には2.7%に引き上げられることが打ち出されており、障害のある人にとっては企業で働くチャンスが広がっていくことになるでしょう。一方、デジタル化の加速や働き方の変化等で障害者雇用を取り巻く環境も大きく変わろうとしている昨今です。そのため、事前に就労移行支援事業所等で丁寧にアセスメントを行い、障害のある人への自己理解を促すと共に働く環境を想定した訓練など就労支援がますます重要になります。今回、Lean on Me様と共同制作したコンテンツは、これら就労支援を担う入職後間もない方々の受講を想定し、その方々の職場の先輩になったつもりで、理論と経験談を交えて作成したコンテンツです。

日々、忙しくされている支援現場の皆さんにとって、今回の内容がより身近で実践に役立つことを願っています。


■NPO法人全国就労移行支援事業所連絡協議会について

会長:酒井大介 氏(社会福祉法人加島友愛会 専務理事)

副会長:小園真起子 氏(NPO法人福岡ジョブサポート)

副会長:稲葉健太郎 氏(社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団)
事務局長:松本真悟 氏(社会福祉法人電機神奈川福祉センター 常務理事)

NPO法人全国就労移行支援事業所連絡協議会ホームページ

http://voccouncil.org


私たちは、全国の就労移行支援事業所の有志の集まりです。みなさんは、障害のある人たちが企業等で働いている姿をご覧になったことがありますか?障害のある人が企業等で働き、いきいきと生活している姿をぜひ見てください。本物の職場で、自分の能力を精一杯発揮し、周囲から認められることで、社会人として大きく成長した人が、本当にたくさんいるのです。ここ10年の間に、企業等で働く障害のある人は急激に増えました。新たに就職した人のうち、就労移行支援事業を終了した人もたくさんいます。今では、特別支援学校から就職する人より、就労移行支援事業から就職した人の方が多いのです。そして、就職してから10年、20年、30年と長期間仕事を続けている人もたくさんいます。働き続けることで、多くの人たちとつながりをもち、経済的な自立を実現しています。私たちは、一人でも多く、障害のある人たちが企業等で働きつづけられる、制度や支援の方法を、就労移行支援事業を通して考え、提案したいと考えて、この全国就労移行支援事業所連絡協議会を設立しました。

(NPO法人全国就労移行支援事業所連絡協議会ホームページより一部抜粋)


■弊社代表 志村駿介のコメント

株式会社Lean on Me 代表取締役 志村駿介

僕には知的障がいのある弟がいます(添付写真)。

リーンオンミーは、障がいのある⽅とその家族が、将来のライフプランについて希望を持ち、⾒通しを⽴てることができる社会を構築するために生まれた会社です。僕たちが実現したい社会のなかには、障がいのある方に“経済的な自立ができる選択肢”を構築することも含まれています。今回、全国就労移行支援事業所連絡協議会と一緒に制作させていただいたコンテンツを通じて、就労支援現場の皆さんと企業の皆さんとの間で共通言語が生まれ、障がいのある方が活躍できる職場環境を構築する一助になれば嬉しいです。

いつしか弟のように知的障がいの重い方も納税者になる選択肢がある社会にしていきたいです。


■メディア掲載・出演実績(一部)

【TV】TOKIOテラス~MBS(2022年5月22日)

https://www.mbs.jp/TOKIO_terrace/company/leanonme.shtml


【TV】Fresh Faces 〜アタラシイヒト〜BS朝日(2021年7月24日)

https://www.bs-asahi.co.jp/fresh-faces/lineup/prg_325/


【Web】日経ビジネス「1分でわかる「起業家たち」のリンカク」(2021年5月7日)

https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00073/042800084/


【TV】25歳~情熱の原点~テレビ朝日(2022年6月1日)


【新聞】日本経済新聞(朝刊)@EDGE(2021年6月2日)


【新聞】日本経済新聞(2021年4月6日)


■「スペシャル ラーニング」について

社会福祉法人など障がい福祉サービスに従事される職員様、障がいのある方を積極的に雇用する一般企業の従業員様、障がいのあるお客様の対応をされる従業員様を対象に、知的障がいや発達障がい、精神障がいといった外見からは気づきづらい障がいのある方と接する上で必要となる知識を動画で学ぶことができるオンライン研修サービスです。日常の支援でつまずいた時、自分がいま必要とする知識(コンテンツ)を自ら選択して学ぶ(視聴する)ことで、障がいのある方への不適切な対応を事前に防止できるサポートツールです。

「スペシャル ラーニング」の詳細については、以下URLよりご覧ください。

https://special-l.link/ 


■リーンオンミーについて

社名:株式会社Lean on Me

所在地:(本社) 〒569-0093 大阪府高槻市萩之庄5-1-1-502

    (大阪支社)〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目9番20号 新中島ビル8階GH

TEL:072-648-4438

設立:2014年4月1日

資本金:2億9,180万円(準備金を含む)

代表者:代表取締役 志村 駿介

URL: https://leanonme.co.jp

事業内容:障がいのある方への理解を深めるeラーニング「Special Learning」

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会社概要

株式会社Lean on Me

13フォロワー

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URL
https://leanonme.co.jp
業種
サービス業
本社所在地
大阪府高槻市高槻町11-7-217
電話番号
072-648-4438
代表者名
志村 駿介
上場
未上場
資本金
3億1380万円
設立
2014年04月