アイ工務店が建築現場の「冷房化」で職人の命と技術を守る 業界初!この夏、全国約3,000棟の工事着工住宅すべてにエアコン導入を決定
株式会社アイ工務店(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:坂井 達也)は、2026年夏季(6〜9月)に着工する全国約3,000棟の戸建建築現場へウインドウエアコン(窓用エアコン)を導入することを発表します。
建設業において50代以上の高年齢技能労働者(職人)の労働災害リスクが高水準にある中、2026年4月に事業者の努力義務として施行された「エイジフレンドリーガイドライン(高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン)」に即した職場環境改善の取り組みとして、業界初(※1)の全棟規模の住宅内エアコン設置による冷房環境整に踏み切ります。当社は、今後10,000棟引渡しの達成に向けた施工力の強化を経営課題に位置づけており、本取り組みが職人の確保・定着にもつながるものと期待しています。
(※1)自社調べ。2026年5月、工事着工現場全棟への冷房環境整備として。また現場に据え置く冷房休憩室ではない住宅内へのエアコン設置として。


<取り組みの背景> 建設業における高年齢労働者の安全と健康を確保
近年、建設業における高年齢労働者の割合は増加を続けており、現場を支える熟練技能者の多くが50代以上となっています。厚生労働省が公表している「エイジフレンドリーガイドライン(高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン)」のデータによれば、労働災害の発生率(休業4日以上死傷度数率)は50代から急騰し、60〜69歳では労災による休業が1か月以上に及ぶ割合が59.4%、70歳以上では67.1%にのぼり、過半数が長期離脱を強いられています。
■ 厚生労働省データ(令和5年)が示す高年齢労働者の労働災害リスク
*50代から労働災害発生率が急上昇
*60〜69歳での労災休業が1か月以上に及ぶ割合は59.4%と過半数を超える
*70歳以上では同休業割合が67.1%に達し、長期離脱リスクが顕著
*2026年4月施行の労働安全衛生法改正により、高年齢者の労働災害防止対策は事業者の「努力義務」に
※出典:厚生労働省「エイジフレンドリーガイドライン」(令和7年5月版)
業界初!夏の工事着工現場全棟へエアコン導入を決定 概要
今回の取り組みの核心は、2026年夏季(6〜9月)に着工する全国約3,000棟の建築現場それぞれに、ウインドウエアコン(窓用エアコン)を設置することです。対象は夏場に施工中の全現場とし、「特定のエリアや規模に限定しない全棟設置」と「現場に据え置く冷房休憩室ではない住宅へのエアコン設置」はどちらも業界初(※1)となります。
採用機種はコロナ製ウインドウエアコン(冷房専用)で、空調工事が不要で設置場所の変更も柔軟に行える点が選定の決め手となりました。壁掛けエアコンは都度の空調工事と配管設置が必要で内装仕上げ前には撤去しなければならないこと、スポットエアコンは外部への排熱処理が必要で効果が限定的なことから、使用面・費用面ともに最も現実的な選択肢としてウインドウエアコンを採用しています。当社の高断熱仕様住宅では10〜12畳程度の空間を十分に冷却できる能力を有しており、工事中の建物内部でも効果的に機能することが確認されています。
(※1)自社調べ。2026年5月、工事着工現場全棟への冷房環境整備として。また現場に据え置く冷房休憩室ではない住宅内へのエアコン設置として。
■ 「一現場使い切り」とリユースで費用を抑制
運用上の特徴として、エアコンは「一現場使い切り」を基本とし、夏が終わった後はリサイクルショップへ送付・買取してもらう体制を構築しています。使用後は適切にクリーニングし、故障品を含め全国一律での買取を交渉中で、廃棄せず再活用することにより費用の抑制と環境負荷の低減を両立します。
■ 職人の確保・定着と将来の成長基盤へ
今回の取り組みには、職場環境の改善という直接的な効果に加え、経営上の中長期的な意図も込められています。現在、年間8,000棟超のお引渡しを実現していますが、数年内に10,000棟達成を目指しており、施工力の強化が重点課題の一つです。「職人がアイ工務店の現場で働きたいと思える環境をつくることが、長期的な施工基盤の安定につながる」との考えから、今回の施策が職方の確保・定着にもつながるものと期待しています。
<株式会社アイ工務店 建設推進本部 専務取締役 殿垣 和男 コメント>
建設現場で働いていただく大工さんをはじめ、職方の皆さんのおかげでアイ工務店の住宅は建ち上がります。今年の夏も酷暑が予測されており、少しでも良い職場環境を整え、職方の皆さんがより安全に働ける現場をつくりたいとの思いで、今回の取り組みを決断しました。ナフサショックに端を発した各種建設資材の高騰により、経営環境は決して容易ではありません。弊社では6月契約分まで価格転嫁を行わないことも決定しており、それに加えての投資となりますが、現場の職方の皆さんの安全を守ることへの投資は最優先と考えています。元請け会社としての責務を果たしてまいります。
<現場担当 北田 征也 大工 コメント>
近年の夏場における建設現場の過酷さに対して、空調服等だけでは熱中症を防ぐことは難しいと肌で感じていました。現場の声をアイ工務店が汲み取っていただいたことに、現場の大工として、とても有難い限りです。これまで以上に、熱中症に限らず、現場の安全管理に努め、お客様により良い住まいを提供していきたいと思います。
今後の展望
アイ工務店は、2026年夏の全国約3,000棟規模への展開を皮切りに、建築現場の「冷房化」を継続的に推進していく方針です。建設業界では、現場環境の改善が長年の課題として挙げられてきましたが、「エアコンのある現場」の実現は、若い世代や多様な人材が安心して建設業に参入するための基盤整備にもつながります。
当社は2010年の創業以来、お客様の理想の家づくりを追求してきました。その礎を支える職人・技能者の働く環境を守ることは、「良い家をつくる」という企業理念と表裏一体であると考えており、今後も安全で持続可能な建築現場の実現に向けた取り組みを継続してまいります。
■会社概要

アイ工務店は、2010年に創業し、2011年1月、兵庫県姫路市に第一号のモデルハウスをオープンして以来、大阪、兵庫をはじめ、47都道府県330ヶ所に住宅展示場(アイスタジオ含む)を拡大した結果、延べ3.8万件を超えるお客様とのご縁を紡ぐことに。また、2025年10月に住宅展示場「アイパーク米子」オープンにより全47都道府県に営業展開を行うこととなりました。前期は8,500棟を超えるご依頼をいただき、2024年度の着工戸数ランキングでは全国5位(2025年9月住宅産業研究所調べ)を達成するなど、確かな経営基盤を確立し、全国各地に新モデルハウスを続々と誕生させております。創業以来、お客様のご要望に応えるだけでなく、「自分が住むなら・・・」という思いを込めてご提案し、ご満足いただいた結果が3.8万件を超えるお客様とのご縁をいただきました。これからもお客様とのご縁を大切にし、皆様の理想の家づくりにおけるベストパートナーを目指して、さらなる事業展開に取り組んで参ります。
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