【教育・福祉関係者必読】身近なヤングケアラーに気づき、こころの負担を軽減するサポートツールをくわしく解説
家族の介護や家事を担うヤングケアラーは、中学生で17人に1人、高校生で24人に1人いるといわれています。
友人と話す時間がない、家でも気持ちが休まらない、進学や就職を諦めざるを得ないなど、ケアが与える影響は多岐にわたります。しかし、誰にも悩みを相談できないケアラーは少なくありません。
「誰かに相談するほどではない」「相談しても状況が変わらない」と孤立してしまうケアラーには、深刻な状態になってしまう前に大人の支援が必要です。
本書は、身近なヤングケアラーに気づき、信頼関係を構築しながらこころのケア負担を軽減する方法をわかりやすくまとめました。
本書が紹介する【N式ケアラーサポートツール】(通称:【N式ツール】)は、ケアラーと話しながら進めるメンタルサポートをマニュアル化したものです。ケアラーが自分のケアの傾向を知り、ケアとの適切な距離感や気持ちのコントロールを身につけることを目指します。
子どもと関わる、教育・福祉関係者必読の1冊です。
第1章では、さまざまな背景を持つ、ヤングケアラー当事者の事例を紹介。
第2章では、ヤングケアラーの特徴や国内の支援動向、身近なケアラーに気づくポイントなどを解説。
第3章では、【N式ツール】の使い方を4つのステップごとにくわしく解説。
巻末には、ケアラーを見つけるアセスメントや、【N式ツール】のスケールを掲載。
コピーしてご利用いただけます!
著者プロフィール/メッセージ
【著者】永山 唯(ながやま・ゆい)
医療法人社団創知会 臨床心理士
2014年、志學館大学大学院心理臨床学研究科心理臨床学専攻修了。同年、京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学研究補助員として入職。同病院精神科の他、地域の基幹病院精神科や高齢者施設でのカウンセリングを経験。2016年より京都府立医科大学認知症疾患医療センター専任心理士として主に認知症介護者の支援に力を入れる。2020年より現職。
臨床心理士、公認心理師、老年精神医学会上級専門心理士。日本心理学会認定心理士。一般社団法人日本認知症ケア学会平成29年度石崎賞受賞。
著者メッセージ
本書で紹介したのは、介護者カウンセリングで用いてきたメンタルケアのためのツール(【N式ケアラーサポートツール】)です。私自身がヤングケアラーだった経験、多くのケアラーとのカウンセリングから学んだからこそ、つくり上げることができたツールです。精神疾患やがん、慢性疾患、さまざまな障害を抱える親やきょうだいのケアをするヤングケアラーの子どもたちには、そのゴールは遠く果てしなく感じられることでしょう。そんな子どもたちができるだけ早い段階で、ケアラーとしてだけでない、自分自身の人生を生きるために、本書が少しでも助けになることを願っています。ーー前書きより
目次
読者のみなさまへ
第1章 あなたのまわりにいるヤングケアラー
第2章 ヤングケアラーを見つける
第3章 ヤングケアラーのメンタルサポート
第4章 周囲ができるサポート・対処法
巻末付録① ヤングケアラーを見つけるアセスメントシート
巻末付録② メンタルサポート【N式ツール】STEP1 ケアをアセスメントするスケール
巻末付録③ メンタルサポート【N式ツール】STEP4 24時間を見える化するスケール
巻末付録④ 相談窓口
書誌情報
『ヤングケアラーに気づき支援する メンタルサポート【N式ツール】の使い方』
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b628180.html
□定価=本体2,200円+税
□A5/128ページ
□ISBN:978-4-7726-1526-6
Amazon:
楽天ブックス:
https://books.rakuten.co.jp/search?sv=30&v=2&oid=000&f=A&g=001&p=0&s=0&e=0&sitem=9784772615266
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像