ブーツな見た目だけど、スニーカーの履き心地。ブルーオーバーから新作「MARK」がリリース
ソール交換が容易な、落ち着きある大人仕様のスニーカーが登場
国産スニーカーブランド「blueover(ブルーオーバー)」は、ブーツタイプのミッドカットスニーカー「MARK(マーク)」を発売する。(12月16日発売予定)
MARK
MARKはトレッキングシューズから着想し設計されたミッドカットタイプのスニーカー。
アッパーデザインをクラシックなトレッキングシューズをモチーフにシンプルにまとめ上げながら、アッパー素材を上質な厚口ベロアを全面に使用。ソールはマッケイ仕様のオリジナルユニットソールを搭載、タウンユース用にモダナイズされたデザインとなっている。
■ブーツながらも、軽快なはき心地のスニーカー
クラシックフェイスなアッパーデザインに厚口ベロア、ボリュームあるソール。一見すると重厚感あるブーツのようだが、足を入れて歩行するとスニーカーのはき心地を実感できる。それは型紙設計にブランドが培ったスニーカーのノウハウを落としこんでいる為。ミッドカットのトップラインもくるぶしにあたる部分にスポンジを配置し、高さも抑え圧迫感を軽減、そして履き口部も通常のブーツよりも広く設計しているので足入れが容易となっている。ソールは職人の手加工から生み出されたのソールユニット。クラシックな佇まいながらも、軽量でクッション性が高く、長時間の着用でも快適に着用することができる。見た目に反して、スニーカーらしいフィッティングと快適な歩きやすさを提供する。
■ソール交換ができるスニーカー
スニーカーの多くはセメンテッド製法で、アッパーとソールを接着材で張り合わせるのが一般的とされている。その場合、ソールが削れていくと破棄しなければならない(ソールを交換しようとすると、接着をはがすときにアッパーが破損して履けなくなることがある)。しかしこのモデルは、紳士靴などに見られるマッケイ製法を採用。これはアッパーとソールを接着材で張り合わせるのではなく、「アイナカ」と呼ばれる板状のパーツをアッパーと縫い合わせ、そこにソールを張り合わせるという手法です。この場合、ソールが削れたとき、「アイナカ」とソールをはがしさえすれば、アッパーにダメージを与えずに済むので、アイナカが破損しない限り、ソール交換ができるということになります。ですがこの手法はセメンテッド製法にくらべて、生産性も悪く、コストも高くなってしまう為、スニーカーでは採用されていません。
■オリジナル設計のソールユニット
ソールユニットはラバーやEVAのシートを裁断、積層して作り上げる加工底と呼ばれるもの。加工底は昔からある製法であり、今でも職人が機械を使い手で削りながら作り上げていきます。このソールユニットはソール交換の為にブランド独自で開発。その特徴はミッドソール上部のコバにピースをまくことで、アイナカを外観から見ないようしていること(アイナカの破損防止)、そしてソール交換時においてのアイナカとソールとの接合の簡易化として設計されています。
blueoverのモノづくりの考え方
ブルーオーバーは大規模の工場では生産せず、地域の工場で昔ながらの製造方法で職人による少量生産を行っています。ですが、現在国内製造体制には課題が多く存在しています。ブルーオーバーはその解決に向けて、持続可能な製靴産業の体制を見つけていくことを目標に活動しています。
■長く履き続けられること
スニーカーは消耗品として認知されており、ソールの交換に関しては「出来る」という考え方はありませんでした。また、量産品の観点からみても、ソール交換は非効率な作業となります。ですがお客様からの要望、そしてサスティナブルの面からも破棄ではなく、長く履き続けられることを大事としているブランド理念からも、ソールが交換できるスニーカーは必要だと考えています。スニーカーも革靴やブーツのように「履きこむ、なじむ、育てる」といった、手沢を重ね、味わえるようなスニーカーを作り上げたいと我々は考えています。
■日本人の為に、日本で作るスニーカー
使われているラストは日本人の足の形に合わせた「幅広甲中」で設計されています。そして「立つ、歩く」動作をするときに快適であるために、前足部分はゆったりと、甲と踵はしっかりホールドするという考えで靴を作り続けています。blueoverは日本人の為に、日本で作りあげています。
製品情報
モデル名:MARK
価格:33,000円(税込)
素材:ベロア
サイズ:24.5cm 25.5cm 26.5cm 27.5cm
色展開:2色(ベージュ/ブラック)
MARK ベージュ(12月16日発売予定)
製品ページ:https://blueover.jp/products/mark_be
MARK ブラック(12月16日発売予定)
製品ページ:https://blueover.jp/products/mark_bk
■blueoverについて
2011年スタート。プロダクトデザイナーである渡利ヒトシが、国内の蓄積されてきた地域産業としてある製靴技術の継承のため、活動しているスニーカーブランド。そのためblueoverは可能な限り、すべての素材調達、加工、生産を国内で行ってる。突出した機能的スニーカーではなく、当たり前に歩きやすく、履きやすいことを大事とし、時代を問わず履き続けられるような普遍性あるデザインを追求している。そして靴も長く履き続けられるように素材を厳選している。
ブランドストーリー
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