サイバーセキュリティの専門家を育成する「CySec」に新プログラムを開設 CySec新プログラム「CySec Expert」を2025年度に開設し、新講座「サイバーオフェンスコース」を開講
~“「モノづくり」のサイバーセキュリティ”を支える高度な専門人材を育成~
東京電機大学(学長:射場本忠彦)は、サイバーセキュリティの専門家を育成する「国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec)」の新プログラムとして、「CySec Expert」を2025年度に開設するとともに、同プログラムに新講座「サイバーオフェンスコース」を開講します。
■「モノづくり」の現場に対するサイバー攻撃を適切かつ体系的に学べるプログラム
近年、サプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が脅威となっており、企業も対応の強化が求められています。このような背景から本学では、サプライチェーンセキュリティの起点となる「モノづくり」に目を向け、「モノづくり」の現場におけるサイバーセキュリティ対策の前提知識として、サイバー攻撃を適切かつ体系的に学べる場の整備が必要であると考え、「CySec Expert」の新設、および「サイバーオフェンスコース」の開講に至りました。
■製造業の技術責任者ら開発エンジニア向けのリスキリング講座
「サイバーオフェンスコース」は、“「モノづくり」のサイバーセキュリティ”を支える高度な専門人材の育成を目指し、社会人向けのリスキリング講座に位置付け、製造業の現場で技術責任者などを務める開発エンジニア、具体的には製品開発の上級エンジニアや、PSIRT※1の上級チームリーダーを目指す技術者などが受講対象者です。また本講座は、米国EC-Council※2の日本総代理店であるグローバルセキュリティエキスパート株式会社※3とアカデミック契約を締結し、トレーニングコースEC-Council CEH※4に準拠した形で提供します。
本学は2015年4月、グローバル化するサイバー攻撃に対応できる高度な専門人材を育成する「CySec」を開講し、経営者などを対象にサイバーセキュリティ対策を防御側の視点から学ぶプログラムを提供してきました。「CySec」開講10周年を機に、人材育成の一端を担う学術機関として、「CySec Expert」の開設をはじめ、これからのサイバーセキュリティに必要とされる人材育成にさまざまな観点から先導し、具現化していきます。
※1 PSIRT:Product Security Incident Response Teamの略。製品やサービスのセキュリティインシデントに対応する専門チームを指す。
※2 EC-Council:ニューメキシコ州アルバカーキに拠点を置くサイバーセキュリティ認定、教育、トレーニング、およびサービスの企業。
※3 グローバルセキュリティエキスパート株式会社:サイバーセキュリティ教育カンパニー。情報セキュリティ・サイバーセキュリティに特化した専門会社であり、セキュリティコンサルティング、脆弱性診断、サイバーセキュリティソリューションをはじめ、日本初のセキュリティ全般を網羅した教育サービスを提供している。
※4 CEH:Certified Ethical Hackerの略。EC-Council認定の国際的な情報セキュリティ資格で、知識‧スキルを組み合わせた攻撃側の視点でのサイバーセキュリティ対策の習得を⽬的としている。
<「サイバーオフェンスコース」の概要>
[講座概要]
○分野特化型高度サイバーセキュリティ専門家を養成する新プログラム「CySec Expert」の新講座
○“「モノづくり」のサイバーセキュリティ”を支える高度な専門人材を育成するコース
「モノづくり」サイバーセキュリティを考える上で前提知識となるサイバー攻撃を俯瞰的に習得することで、セキュアバイデザイン、セキュアバイデフォルトを先導できる高度サイバーセキュリティ「モノづくり」専門家を養成する。
[受講者像]
○製造業の現場で技術責任者などを務める開発エンジニア
製品開発の上級エンジニア、PSIRTの上級エンジニアチームリーダーを目指す技術者 など
[特徴]
(1)「モノづくり」を意識した開講科目
(2) 産学教育機関連携(グローバルセキュリティエキスパート株式会社)による教育体制
(3) サイバー攻撃手法を適切かつ体系的に学べる場
(4) EC-Council教育機関向けプログラムの活用
(5) 資格CEH取得につながる講座構成
<参考情報>
○東京電機大学 CySec 国際化サイバーセキュリティ学特別コース 公式サイト
<「CySec Expert」に関するお問い合わせ先>
○東京電機大学リスキリング事務局
CySec Expert担当:吉田/E-mail:cs-jimu@cysec.dendai.ac.jp
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